セブで二度目です。視覚障害者のマッサージを受けてきました。体をほぐしてもらいたかったのはもちろんですが、セブの視覚障害者のナマの情報を得たかったからです。

フィリピンには視覚障害者がマサージを提供するお店が結構あります。ショッピングモールに行けば必ずあるので、その点は日本よりも進んでいると思います。日本で言うなら、イオンモールに行けば必ずあるような感じです。お店には、受付などのサポートをしている女性が一人いて、その女性は晴眼者か弱視だと思います。マッサージを提供している人は多くを男性が占めていて、全盲か弱視のようです。

フィリピンではそもそもマッサージの値段が安いのですが、視覚障害者が提供している場合はさらに安いです。一般で1時間400～500ペソ（約1,000円）ぐらいですが、僕が今回受けたマッサージは1時間200ペソでした。

今回僕に提供してくれた方は、50歳の男性でした。椅子に座ったまま全身のマッサージを受けました。腰以外をまんべんなくほぐしてくれました。肩、背中、首、頭、腕、足、背中という順番でした。彼は、25歳のときからマッサージをしているそうです。子供が二人居るらしく、家からはタクシーで移動していると言っていました。

僕の折りたたみの白杖を見せたら、彼の使っている折りたたみの白杖を見せてくれました。僕のよりも細めで、彼の身長からすると短そうでした。値段を聞いたら、750ペソとのこと。僕のは5,500円です。白杖を売っているお店を教えてもらったので、今度行ってみるつもりです。