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宝徳寺の床もみじ

2023年11月28日(火)、フリーバカンス3日目…。
前日に長男が、群馬県桐生市の宝徳寺で公開されている床もみじを一人で観に行くという話をしていた。

宝徳寺の床もみじというのは知らなかったのだが、最近はよく知られているらしく、家人も長女も知っていて行きたいと思っていたという。
しかしながら家人は仕事、長女は大学に行かなければならないらしく、二人には申し訳ないが、長男と二人で桐生までドライブしていくことになった。

9:30くらいに自宅を出発し、練馬ICから関越自動車道に入り、北関東自動車道の太田薮塚ICで下りた。ちょうどお昼時になったので途中のお蕎麦屋さんによって昼食を摂ってから宝徳寺に向かった。

平日だがお寺近くの駐車場は満車。2kmくらい離れた駐車場からシャトルバスが出ていると案内板が出ている。シャトルバスも満席で、かなりの客で賑わっている。

宝徳寺の入口

今年の紅葉は遅いらしく、12月3日(日)まで床もみじの公開は延長されるとのこと。入場料は1,200円、結構な値段である。

全体はこんな感じ

本堂には脱いだ靴をビニール袋に入れて上がる。かなりの人である。
本堂の畳の上に巨大な漆塗りの床が設置されている。ここに境内の紅葉が反射して映るようになっている。

床もみじ

漆塗りの床の前には人が殺到していて、屈みこんでデジカメやスマホで一心不乱に床もみじを撮影している。大勢の人が似たようなアングルで似たような写真を大量生産していて滑稽であるが、自分もその中の一人である。
順番を待って、短い時間で必死に撮影する。後ろで待っている人のプレッシャーを感じながら、焦りつつカメラの水平を取るのが大変だ。

別方向から

何とか頑張って数枚撮影をしてから、後ろの人に場所を譲る。
平日でこれでは、土日はとんでもないことになっていると思われる。

何だかなぁと思う光景であるが、そこに加わっている

長男もスマホでいいショットが撮れたようだ…。

床もみじの先にある庭

この庭だけでも十分美しいが…。

境内の紅葉

紅葉が逆光で美しく輝いている…。

本堂を外から

暗くて見えづらいが、床もみじを撮影する人々で本堂の中は混雑している。

可愛いお地蔵さん

境内のいたるところに帽子を被った可愛いお地蔵さんが散在している。

傘がたくさん飾られていた。

仮面ライダー

仮面ライダーのお地蔵さん、可愛いので思わず撮影する。

撮影が終わった後は、御朱印をいただく。御朱印が数十種類あり、何だか商魂が逞し過ぎると思いつつ、新しい御朱印帳を購入し、通常の御朱印と床もみじの御朱印をいただいた。ただしこの時期は書置きのみ、残念であるが仕方がない。

夜の床もみじが美しいとのことなので、それまでの時間はカフェでプリンをいただくことにする。

何とかプリンをいただき、再び宝徳寺に戻った。昼間の公開は16:00に終了し、夜の公開は17:00スタート。あらかじめ駐車場のお兄さんに確認しておいたのだが、16:00過ぎに来ればお寺近くの駐車場に車を駐められるので、17:00まで車内で待機するのがいいとのことだった。
16:00過ぎに駐車場に到着し、17:00まで待った。

向かいの山に夕日が当たっている

この時期は日が暮れるのが早い。待っている間に暗くなった。

夜の宝徳寺入口

17:00前にお寺に向かうとすでに行列となっている。
再び1,200円を支払い入場する。お昼と夜で1,200円×2人で4,800円、全くいい商売である。

夜の境内の紅葉

昼間は混んでいる時に本堂に入ってしまったため、床もみじを撮影するのが大変であったが、今回はちょっと学習したので、まずは庭を散策する。夜の公開が始まったばかりなので、本堂は混んでいるはずだ。

夜の境内の紅葉

最初から庭を散策する人はあまりいないので、空いている。

夜の傘

人の写り込みをあまり気にせず写真を撮影することができた。

本堂を見下ろす

そろそろ床もみじを観終わった人で庭が混雑してきたので、本堂に向かう。

夜の床もみじ

本堂に入ってみると、予想通り床もみじを観終わった人々が庭に出ていったため、かなり空いている状況でゆっくりと写真を撮影することができた。
漆塗りの床と照明に照らされた紅葉という、言わば人工的に作り出された光景ではあるが、それにしても美しい。

別方向から

これは、人気が出るのも頷ける。
床もみじといえば、京都の瑠璃光院が思い浮かぶが、関東にもこんなところがあったとは、という感じだ…。

床もみじの先にある庭

美しい紅葉を堪能できたのもよかったが、行き帰りのドライブで長男といろいろ話ができたのが、よかったと思うのであった…。

カメラ / レンズ:EOS R / EF17-40mmF4L, SIGMA fp / 45mm F2.8 DG DN

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