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晴明の占いの解釈

安倍晴明が残した占いとして占事略決があります。

そこでは注意が書かれています。

・旺気では仕事問題に注意。
・相気では金銭問題に注意。
・死気では死亡問題に注意。
・囚気では刑罰問題に注意。
・老気では病気問題に注意。

旺気というのは春の木のように活気付いている状態です。
こういう時は勢いが強いため、何事もやりすぎてしまい、仕事に問題が起こってしまいます。

相気というのは春の木が旺盛な事で、それが燃える燃料に将来になるわけですから、火の勢いを助けている様な状態です。
つまり、木の気が火に漏れているというような状態です。
そのために、お金が漏れていて金銭の問題とされるのです。

死気というのは、春の木が旺盛なせいで、土の養分はどんどん吸い上げられてしまうようなことです。
春の木は土にとって死神の様になってしまっているかもしれません。
そのため、死気が強い場合は死亡の問題に気をつける必要があるのです。

囚気というのは死気とは逆の立場です。
自分がやられてしまう側ですね。
春の木で言えば、斧で切られてしまうため、獲物というわけです。
そのため、獲物として捕えられてしまうため、刑罰に注意するのです。

老気は相気と逆の立場でサポートされる側です。
春の木は成長しますから、どんどん水を必要とします。
水は木を支援して衰えていきますから、その様が病気に注意という事なのでしょう。

占いの背景にある理論は自然哲学です。
自然の観察のもとそれが人を占える様、応用されていきました。
ロジックによって相手を知ることができるというわけです。
その様なことに関心のある方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。