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締め切りまでスパンがあると全然集中できない

フリーランスやクリエイターが最も嫌な単語は何か。それは間違いなく「締め切り」だ。締め切りという単語を聞くだけで、ストレスフルになってしまうこともある。

「締め切りまで時間あるじゃん!」とか思っていると痛い目を見る。それすらも理解しているはずなのに、なぜか締め切り直前まで仕事を放置してしまう。人間はよく分からない生き物で、頭が良いはずなのに全然合理的に動けない。

僕もWebライターを始めた当初は、締め切り直前まで仕事を放置してきた。そして締め切り直前の日になると、10時間ぐらい仕事する感じ。これはかなりマシな方だろうが、1日10時間労働は僕にとって相当なストレスだ。
しかし、Webライターを始めて1年になる頃には、流石にタイムマネジメント能力が向上した。締め切り直前に慌てて作業することはほとんどないし、徹夜も全然してない。それなりに成長したものだなぁと思う。

だが、締め切りにおける悩みは尽きない。
一番厄介なのは、締め切りまでのスパンがある時だ。例えば、フルで集中できれば1時間で終わる「作業A」があるとする。この作業Aは、1時間で終わらせることができるのだが、その条件は「フル集中」。締め切り直前であれば、「もうやるしかない!」という状況なので、無条件でフル集中できる。だが、締め切りまで1週間ある状態だと、「今日やらなくてもいいか」という選択肢が出てしまい、中々集中できない。でも一応1時間半ぐらいで作業Aを終わらせることができる…。
ここで厄介なのは、どちらのパターンでも締め切りまでに納品できるということ。しかし、締め切り直前に比べて、締め切りまでスパンがある時に作業する方が、30分のタイムロスをすることになる。残念なことに、締め切り効果は実際に存在していて、締め切り直前に集中力が増すのは、ほぼ間違いない事実なのだ。だから僕の頭の中に「じゃあ締め切り直前まで、"あえて"仕事を放置しよう!」という謎の選択肢が生まれる。実際に締め切り直前まで仕事を放置することはないのだけれども(偉い!)、その謎の選択肢の登場が、僕にとってストレスになってしまっている。

特に今はゴールデンウィーク。今、僕が抱えている案件の多くは、ゴールデンウィーク明けが締め切りとなっている。つまり、まだ1週間ぐらいの時間があるのだ。

世の中には数多くの時間管理術が存在するが、結局のところ、タイムマネジメントの答えは出ている。「やるかやらないか」の選択肢を生まないように工夫することだ。考えたってしょうがないので、とにかく手を動かすしかない。
例えばブログ投稿だったら、「毎日投稿」というルールを作ることで、「やらない」という選択肢を考えないようにする。

僕にとっては、「やるかやらないか」の選択を考えること自体がストレスフルで、とても不幸なことだ。


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