机上の空論

【机上の空論】 
頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考え。

私は机上の空論という言葉が好きだ。

上の説明にもある通り、会議などでこの言葉が使われてしまうときはネガティブな意味になってしまうのだが私が言いたいのはそうではなく、この言葉そのものが好きだということだ。

「お前が意味のない妄想や思考をするときって大体机の上で膨らませてるんだろ?俺っち知ってるZE」

というメッセージ性を強く感じるし、この言葉を考えた本人も絶対に妄想ばかりしていたんだろうなという親近感もある。

私自身、今までに何度机の上で空に論じたものか。

それは大人になった自分に対する無茶な妄想だったり、学校を襲うテロリストから好きな人を守るためにはどうすればいいかと奮闘する自分の姿であったり、
迫っているテストへのやり遂げもしない無謀な計画だったり、、、

妄想や想像では何者にでもなりうるその「無駄」な妄想を巡らすことは私にとって今も一つの娯楽である。

無駄なことを考えるのはどうあがこうと無駄であるし何かの為になることはまずない。
しかし困ったことに地球上に存在している数々の「無駄」は考えてみると案外楽しいものだったりする。

この文を読んでいるあなたのその時間も私は無駄にしているのかもしれない。

それでもこの文章が少しでも暇をつぶす時間になっていたり、何かを考える材料になっていればと、

私は今日も机の上から空に向かって想っていたりしている。

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