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静岡に211系6両(3+3)編成が復活

2024年3月16日、JRグループではダイヤ改正が行われました。
北陸新幹線の福井、敦賀延伸や、山形新幹線に新型車両「E8系」の投入など、明るい話題が多かった印象を受けます。

この流れに漏れず、JR東海の静岡地区でもダイヤ改正が行われました。
目新しい新型車両の投入は今のところないものの、いわゆる白紙ダイヤ改正(従来のダイヤをいったん白紙とし、新たに組みなおしたと思わせるほどに大規模な改正)となりました。

運用共通化と編成固定化の恩恵

今回のダイヤ改正により、これまで運用が分かれていた211系3両(LL編成、SS編成)の運用が共通となり、これを2編成を連結した6両編成での運用が中心となりました。
静岡地区での211系3連同士の併結運用は、2022年以来、代走時限定の光景だったため、久しぶりに編成が揃った懐かしい姿を拝むことができます。

▲2024-03 211系シスSS10編成+211系シスLL13編成

なお、ダイヤ改正の直後、211系SS編成5本(SS2,SS3,SS7,SS8,SS11編成)が、関西本線の富田駅(三重県)まで回送されています。
到着後の動きから、JR東海で不要になった211系を三岐鉄道が譲り受けたと見られ、こちらも今後の進展に注目が集まりそうです。


新型車両の足音

交通新聞の報道によると、今年度中にも静岡地区へ、新型車両315系の投入が始まる模様です。(“JR東海 315系投入 年内に東海道、武豊、御殿場、身延線へ”.交通新聞.公開:2024/1/25.参照:2024/3/29.

静岡地区に投入される315系は4両編成と見込まれており、投入に向けた準備のためか、東海道線では4両編成の列車が多数設定されました。
本数として改正前は下り8本程度だったものが、改正後は20本以上にもなっており、まるで別の路線になったかのような印象すらも受けます。

▲2024-04 313系シスW7編成+211系シスGG7編成
ダイヤ改正により、日中の4両編成が多く登場

2006年の313系3次車投入以来、約20年ぶりの大きな変化を迎える東海道線静岡地区。できる限り悔いの残らないよう、日々の姿を記録していきたいと思います。

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