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緊急事態宣言解除から1か月…人々は何しに公園へ?【ドキュメント72時間】

「井の頭公園 池のほとりに引き寄せられて」20.07.31放送

コロナ禍が始まってから再放送が続いていたドキュメント72時間に待望の新作!がスタート。

その舞台は、緊急事態宣言解除から1ヶ月たった6月末の井の頭公園。吉祥寺駅から徒歩で行ける距離にある。私と同じような中年男性であれば、週刊少年ジャンプで連載していた「ろくでなしBLUES」を思い出す人も多いのでは。

公園は、外出自粛が解除されたとはいえ密を避けたい、でも外で遊びたい人が行く場所としては最適だ。でも公園って具体的には何しに行ってるんでしょうね。

私なんかはまだ子どもが小さいので、子どもを外で遊ばせるために公園にはけっこう行く。でも、子どもいないときに公園っていったか?と思うと…たぶんほぼ行くことはなかったように思う。

ということで…
「公園って何しに行くんだろう?」
という事に注目して観察した。

番組に登場した人たちを並べてみたのがこれ。

1日目 (金)晴れ
・老女2人 おしゃべり
・大学生 写真撮影
・中年女性 野鳥の写真撮影
・中年男性 読書(自粛疲れを癒しに)
・女子高生 勉強やる気なくて
(子どもころの遊び場)
・中年男性 絵描き

2日目 (土)晴れ
・年寄り集団 ラジオ体操
・夫婦と子ども二人 遊び
・子ども集団 川遊び
・芸人の若者2人 芸の練習
・中年男性 ギターの練習

3日目 (日)雨のち晴れ
・じいさん 不明(撮影班に絡む)
・じいさん 散歩(歩かないと寝れない)

4日目 (月)晴れ
・年寄り集団 太極拳
・老夫婦 医者の帰り

公園じゃなければできないので…ということも多いですね。写真撮影、絵描き、ギターの練習、集団でのラジオ体操に太極拳などなど。まぁ体育館とか公共施設とか貸し部屋みたいな屋内施設でもできるっちゃできますが。

それと散歩とかおしゃべりとか、特に強い目的なく過ごす場所としても使われている。デートといえば公園というのは間違いなくに、「目的」ではなく「過ごす」ためには最適だからだ。これはカフェとかとも一緒だ。こっちの方が公園の使い方としてはしっくり来る。

公園に来る理由…そこにはやっぱり公園という場所の独特の特徴があるのだ。それがなんとなくわかった。そして外、自然に囲まれているということは前提として。入場するのに入り口はあるが、屋内施設と違って予約の必要もないし、カフェなどのお店とちがって「いらっしゃいませ」とも「ありがとうございました」とも言われない、お金もかからない、開店閉店時間がない、とても自由な場所であるということだ。

多くの人にとって、入口で「おっ誰か入ってきたな」とは誰も見ていないので、より匿名性の高い存在として、その場で過ごすことができること、予約や混雑など気にせずふらっと行けることというのは大きなメリットなんじゃないかな。もちろんカフェなどと一緒で頻繁に通う人同士はどんどん顔見知りになってきたりはするんだろうけど。そして匿名性が高い場所だから悪いことも行われたり、密会が行われたりするんだろうけど。

コロナ禍の中出かける場所としては、匿名性高いけど、密を避けることができる、自粛で家に籠りがちな中で外で過ごすことができる、そんなところから公園はより重宝される場所になってくるのかと思う。

あなたは何しに公園に行きますか?

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