家をなくして気づいたこと、5選

2019年4月、僕は家をなくした。

と言っても、生活が苦しくなってホームレスになったわけではない。定住にこだわらず、 移動を暮らしの中心において各地を転々としながら生活するスタイルを実践してみている。

僕はもともと移動することが好きだ。

気がつけば、直近の10年で14回も引越ししていた...

初めて引っ越ししたのは、10年前の大学2年の時。
アルバイトをしていたBARの常連客の紹介で家賃6,000円という破格の風呂なしアパートに友人と2人で、隣同士に部屋を借りた。そこは二ヵ月住んだ。

最短で1ヶ月で引っ越したこともあった。2年間の更新を待つどころか、1年以上住み続けたことがほぼない。笑

直近の10年では、3年間一人暮らしをしていたが、その他7年間は誰かと一緒に住むルームシェアで過ごした。

はじめて同じところに1年住んだ。その時の1周年記念写真。テンションが上がり謎に1周年を祝った。笑

住まいが"変わる"ということ自体が好き、だった

住まいを変えることで新しい発見が毎回あった。近所のお店も、通勤の電車も、地域が変われば方言も、食べるものも、接する人も変わる。"変わる"ということ自体が好きなのだ。新鮮に感じられる。こういう世界があったんだ、と知らないことを知れる。

もっとこのスピードをあげたい、もっと"変わる"ことを日常にしたい、と思い、賃貸で借りてた家を解約して、2019年4月から、日本全国住み放題の「ADDress(アドレス)」というサービスを利用して、移動を暮らしの中心とした生活をしている。

その中で、気づいたこと、5つをご紹介しようと思う。



1.モノを持ちすぎないことで「モノを大切にする」

移動する生活なので、持ち物は最小限。普段使いのリュックに3~4日分の服装や、仕事道具、その他生活に必要なものしか持たないようになった。

普段使わないモノはレンタルスペースに預けている。大切な人にもらった手紙や思い出の品、冬服などをダンボール2箱程度。

最小限の持ち物で暮らすことによって、「本当に必要なモノは何か?」を考え、常に必要なモノ、好きなモノだけを身の回りにおくことができる。似合わない服を着る日がなくなったし、不必要なモノを買うという無駄遣いをすることが少なくなった。

小さなことだが、拠点の中にはすごく田舎にあったりして近所に「コンビニがない」ということがある。

そこで、「小腹が空いたら庭になっている蜜柑を食べて良いよ」と言われ衝撃を受けた。

もぎってむいて食べてみたら、予想をはるか上回るレベルで、うまかった。

都心にいると「コンビニ」にすぐよってしまう。いたるところにあるから、便利だ。お腹が空いてなくても、好きなものを選んで買い食いができてしまう。果たして、その買い食いは必要だったのか、考えるようになった。

田舎において、ふらっと「コンビニ」に寄る行為は、レジの近くにあるチョコレートを欲しいかどうかわからないままに反応的に買ってしまうその心理に近いような感覚になった。あるから行く、あるから使う、ではなく、本当に必要かを考えて、必要な時だけ利用しよう!と、そう思うようになった。

2.「移動が苦でなくなる」は良い

常日頃から移動するので、移動が苦では無くなった。

以前は、東京の三件茶屋という渋谷から二駅のところに住んでいたが、友人と飲む時に、渋谷の山手線の反対側の駅に移動することすら「遠いなぁ...」と感じてしまっていた。千葉や神奈川にはいく機会も少なかった。

3ヶ月たってLCCや普段使わなかったバス、自転車なども駆使して、いろんなところに移動しまくっている。拠点が鎌倉にあり、オフィスまでの通勤時間が1時間半。その1時間半でさえ、近いと感じるようになってきた。移動中は読書をし、仕事をし、映画をみる。移動中の有効活用もだいぶできるようになってきた

移動することが当たり前になった時、心理的に“場所に囚われない自由”を獲得したような気分になっている。大切な人がピンチなとき、ふらっと思い立った時、どんな時でも何処へでもいける、と思えている。移動を普通にすることで、変わった変化だ。

今年からサーフィンをはじめた。海が近い田舎にいる時に朝早く起きてサーフィンしてから仕事してみた。サーファー達がこぞって綺麗な海の近くに移住する理由が少しだけわかったような気がした。


3.「引越し」がない

13回引越ししてきた僕でも、「引越しは疲れる」そういう認識だった。

引越しする度に発生する、契約書関連の提出、大量の服や読み終えた本などの荷造り、運び出し作業、家にあった家具の部分的な買い替え、引越しにまつわる支払い、、、が結構大変。なかなかに、引越しに資金的・時間的コストをかけてきてしまっていた。暮らしの環境は変えたい、でも、引越しは疲れる。この引越しがなくなった、というのは僕にとって大きなことだなぁと思う。より身軽に生きれる。

Live wherever you love. だ!遠いと思っていたところは、実はもっと近い!



4.「出会う人が変わる」ことは良い

家をなくしてADDressを利用してから、出会う人が変わった。

出会う人が変わったのは、ADDressコミュニティの人たちとの出会いだ。会員の中には、某有名な海外サービスのエバンジェリストをしている人、会社員をしながらという人も、いろんなところに旅しながら暮らしている人、子育てしながら移動する人もいる。

共通していることは、みんなフットワークが軽く、好奇心旺盛、そして、すごく優しい。同じような価値観の人が周りにたくさんできたのはとても嬉しいことだ。「まさか子育てしながらこういう生活ができるなんて!」そんなことは、この生活をはじめる前は思っていなかった。選択肢や色んなアイディアが広がる。

会員コミュニティでは、こんなところに行ってこんな経験した、これが美味かった、とユニークな情報共有がされていて、それを眺めているだけでも面白い。

この時は6人が同じ拠点に集まった。普段は2-3人たが、複数人集まって少しワイワイするのも楽しい。


5.「会い方が変わった」ことは良い

会い方が変わったというのは、自分自身がその人のところまで会いに行ける、ということだ。以前僕はシェアハウスに住んでいたが、そのシェアハウスに色んな人をよんでいた。が、今は逆で、その人の家まで、あるいは近くまで、ヒュッと遊びに行く。

わざわざ会いに行くと「こんなところまで来てくれて...」と喜んでくれる人が多い。多くの人が定住しているから、移動しない人も多い。だからこそ、今まで会えなかったかもしれない。そういう人には会いに行けばよい。フットワーク軽く会いにいける、というのは価値だなぁと思う。

札幌で友人と食べた牡蠣はめちゃ美味しかった。この日は4軒はしごしたなぁ。また札幌行きたい。


以上、つらつらと書いてみたが、総じて、僕は身も心も少しだけ軽くなった。そして、大事なものを少しだけ大事にできるようになったと思う。

今感じていることは、滞在している地域にもっと貢献できないか、ということだ。国をあげて、関係人口(移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々)を増やす取り組みを行なっている。

地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。

総務省 地域への新しい入り口『関係人口』ポータルサイトより引用

そこの地域に行ってお金を使う、だけではなく、僕ももっと変化を生み出す人材になりたいし、そういうアクションを起こしていきたい。

こらからが挑戦だっ!!

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コープクン・クラッ❤️
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細川哲星

日本全国のユニークな地域交流イベントが探せるTABICAのFounder。約7000人のホストがあなたをディープな世界にみちびいてくれます。月間30万人が地域交流イベントを探しています。総務省地域情報化アドバイザー。内閣官房シェアリングエコノミー伝道師。アドレスホッパー。
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