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お手本、木南晴夏さん(きなみはるか)

木南晴夏さんは主役の友人としてのキャリアが有名。
そんなキャリアってあるのかと思いますが、主役だけでは全ての世界は成り立ちません。ルパンにとっての次元大介、ちびまる子ちゃんにとってのたまちゃん。主役とは違う確かな輝きを持った存在です。


木南晴夏さんとは

日本の俳優
・第1回ホリプロオーディション「NEWSTAR AUDITION」グランプリ受賞

・ドラマ「せいせいするほど、愛してる」コンフィデンスアワード・ドラマ賞・助演女優賞を受賞

大阪府出身、162㎝、A型

玉木宏さん(俳優)の妻
木南清香さん(舞台俳優)の妹
相武紗季さん(俳優)の友人


木南晴夏さんのここが凄い

木南晴夏さんが関わってきた作品はドラマ、映画、舞台など100を軽く超えます。
ざっと出演作品を調べましたが、かなりの量で、忙しい生活をしていることは、想像できます。さらに、食生活アドバイザー3級、パンシェルジュ検定2級。英会話や韓国語も得意とされています。
働きすぎではないかと思ってしまいますが、好んでやっていることは仕事という感覚から離れつつあるそうです。

資格を取ったり、仕事のために韓国語を勉強したりと、一見遠い世界に感じる俳優業ですが、一般人と変わらない部分もあり仕事に打ち込むリアルな温度を感じます。

参考:Oggi.jp(オッジ)
おしゃれもキャリアも働く女性のWebメディア
「木南晴夏インタビュー」

インタビューでは、がむしゃらに働いた俳優業に1年間の休息と、子育てについて取り上げています。ルールブックよりも正確な回答に普通の人なら、出来なさそうと思ってしまいますが、「木南晴夏さんなら出来るかも」と、パワーをもらえます。


キャスティング

「20世紀少年」

ドラマにはキャスティングのシステムがあります。どの役を誰がやるのかを選定するしくみで、人気俳優はオーディションではなく、制作側からオファー(申し出)する仕組みになっています。

木南晴夏さんは、ヒロイン役オーディションに参加して何度も落とされています。その代わりにヒロインの友人役を何度も得ています。
ヒロインになりたかった俳優が、ヒロインの友人を演じる気持ちは、恐らく複雑なものだと思います。しかし、木南晴夏さんは与えられた役で評価されることになります。
映画「20世紀少年」で原作のキャラにそっくりと評判になり、オーディションではなくオファーに繋がったそうです。

この出来事で、主役以外の役に対して前向きな気持ちの変化があったそうです。見習いたいのは心の柔軟さです。


脚本と演技で作られる面白さ

「勇者ヨシヒコシリーズ」


木南晴夏さんは、勇者ヨシヒコシリーズで面白い演技をしていますが、アドリブはほとんどなく、脚本の面白さを活かすやり方をしているようです。作品の世界観を正確に把握しているからこそできることですが、本人がどこまで意識しているかは分かりません。


「ブラッシュアップライフ」


ブラッシュアップライフでは、雑談のような会話も全てセリフであると語っています。
演じることと、自然な振る舞いが近くなっていくと、演技なのか素なのか分からないレベルへ行くのかもしれません。


まとめ(おそらくこんな人物)

オーディションに落ち続けても、成功のチャンスが、どこかにあると思わせてくれる人物。友達だけでなく姉妹、仲間、先輩、上司、どんな役もこなし、どんな人にもなれると思わせてくれる人物。不安や失敗談をインタビューで隠さず、困ったときは助けを呼ぶことができると知っている人物。

俳優の方がどの程度本音でインタビューに答えているかは私には計り知れませんが、2015年のドラマ「太鼓持ちの達人」で、人を笑わせることの難しさについてのコメントがあります。人を泣かせること、笑わせることが、「人」には出来ると信じて努力しようとしている姿が伝わってきます。


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