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納豆を食べながらTestDaF結果を見ている

このサボテンのつぼみように気持ちがドイツの空に向かって晴れ晴れしている。苦節2年ようやく難関の聴取試験も含めてすべての分野でTDN3に達したからだ。このレベルで優秀なドイツ大学留学は無理だがTDN3でも受験願書を受け付けてもらえる大学がたくさんあり、本日を以て出願可能なレベルになった。

■ ドイツ語学習の経歴:

2016年夏、思い立ってドイツ語学習を本格的に始める
2017年夏、ゲーテに通い始める(当時のレベルA1)
2019年夏、シンクタンクの運営するドイツ語社会人向け講座にも参加(この時点でB2レベル)

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2019年秋、はじめてTestDaFを受ける(作文 TDN4、口述 TDN3、読解 TDN3、聴取 U TDN3)
2020年7月、2回め受ける(作文 TDN3、口述 TDN4、読解 TDN3、聴取 U TDN3)
2020年9月、3回め受ける(作文 TDN3、口述 TDN3★、読解 TDN3、聴取 TDN3)★TestDaF運営側の落ち度により受け直し予定

2020年9月、DUOデジタルTestDaFコースを申し込み、受講済
2020年10月、DUOTestDaF B2/C1コースを申し込み、受講中
2020年10月23日、運営本部より9月試験においてTDN 3達成済証明を受ける

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2020年11月、最終回として受験予定(9月試験の口述も同日受験予定)
2020年12月、DUOTestDaF B2/C1コース受講終了見込み

■ 「TestDaFを合計4回も受けて」正直な感想:

・1回目:すでにこの時点で作文はTDN4に達しており、聴取試験以外は大学出願レベルになっていた。
・2回目:なぜか作文がTDN3に格下げ。聴取試験は相変わらず出願不可能レベル。
・3回目:運営側の勝手な都合によりいつもの会場ではない場所で受けるハメに。(下記に詳細)

■ 道路に面した騒音部屋で受験した3回目のハナシ:

1回目と2回めはゲーテサールというコンサートやイベントが行われる講堂で受験していたのに、3回目はゲーテがたまに語学講座の”別棟教室”として使っていたもともと民家だった空き家の一部屋で受験する事になった。理由はおそらく「受験者が2人しかいないから」という運営側の都合。ゲーテサールは3回目の受験日に何もイベントなどの予定は無く、使おうと思えば使える状態だった。”別棟”の位置を知るために下図を見てもらいたい。赤線はゲーテ通りという車通りがいつも絶えない騒音道路。ゲーテサールは木々のクッションがあって内向きに建っており、騒音は別棟ほどひどくない。左上の拡大図においてわかるように受験部屋は道路に直接面している。この受験会場配置がそもそもの手違いの発端。

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続いて下図は別棟とサールの位置関係の簡略図。

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続いて下図は受験部屋の自分と他の受験者との位置関係を示した見取り図。

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はっきり言って運営側の落ち度である。部屋はもともと木造の古い民家である事と道路に直接面しているものの防音対策はまったくなされていない様子だった。そのため受験中は絶えず車バイクの騒音で受験妨害を受け、もうひとりの受験者との机の距離は目視1.7メートルほど。口述試験においてもうひとりの受験者(2003年生まれのドイツ国籍女)が突然発狂して叫び出したのだ。もちろん受験最中はもんくを言えない。「彼女の受験者の声にかき消されて自分の口述試験中の思考回路と発話録音に支障をきたした」と運営責任者に苦情を申し立てたものの、話をはぐらかされてお座なりにされてしまった。

もうひとりの受験者がなぜ叫んだか? おそらく私の口述試験の発話音声が彼女にとって鬱陶しかったため、彼女自身が集中できるように発狂したのだろう。

上記図を用いて事実に即して苦情を申し立てているのに受験会場運営責任者(Dr. Gerald Kusche)という人物は「メールをもう送るな。こちらに落ち度は無い」とピシャリ。苦情解決の手伝いは一切してくれず、かなりあんフレンドリーで官僚的態度な人物である。責任者レベルでラチが明かないのでボーフムのTestDaF運営本部にコンタクトしたら、案の定口述試験が採点できるレベルの録音が出来なかった事が判明した為、口述試験のみ無料再試験のオファーを出してくれた。今後納得のいく回答が得られるまで受験会場運営責任者の態度の悪さも含めて責任追及をする。

■ 「TestDaFを合計4回も受けて」正直な感想(つづき):

そんな腑に落ちない事故のあった3回目のレビューをして落ち込んでいたところ、DUOの存在を知り、半分焦りと半分ヤケとなって手当り次第に使えそうなコースを申し込み、11月試験も申し込み・入金を済ませた。(デジタルTestDaFの講座とTestDaF B2/C1コース)

別にそれらのコースを申し込まなくても最終目標であるTDN 3はすでに達成していたのだが、払った金は戻ってこない。

もうここでTestDaFの学習を辞めてもいいわけだが、費用対効果を狙って11月試験でTDN 4に達する分野がひとつでも増えればそれに越したことはない。

3回目試験において「聴取は今度も U TDN 3 (受験不可能レベル)確実だな。作文もいつもの対策が効かなかった。読解はパート3の時間不足、パート1がいつもの半分の出来」と思っていたのに、運営側に対して「別棟受験は騒音妨害により受験者にとって不利にしかならない、他の受験者との距離が近すぎて口述試験中に彼女が叫び出しマウントを取る悪質行為に出た」点を淡々と申し立て「私は日本人です。働きながらドイツ語を学んでTestDaF受験回数がもう4回目になります。TDN 3に達成する事は本当に難しいです。」と自分の事情陳述も入れた事が功奏したかは分からない。ただ自分に厳しい目を向けるなら、3回目試験において聴取試験がTDN3に達成したとは到底思えない出来だった。んー怪我の功名で運営本部がそんな私の事に同情して激アマに採点してくれたのかもしれない(?)

■ これからTestDaFを受ける人へ言いたい事:

・TestDaFはDUOの有料コースを最初から受けておくべき。チューター付きでいつでもメールやチャットで質問できる。そのほうがてっとり早い。

TestDaFの採点基準はILETSやTOEFLと異なりかなりいい加減。(採点基準マトリックスを比較したら一目瞭然)。だから作文採点が前回はTDN4取ったのに次はTDN3と激辛採点になったりする。逆に激アマ採点になったりして得したりする。

■ 今後の予定・目標:

・ドイツ語学習の参考書や印刷物をことごとく処分する。
・ドイツ大学留学に向けて受験校、受験書類準備をはじめる。
・ドイツ生活の下調べを本格化する。
・ドイツ語学習は継続する。

(ひさしぶりに食べたけど、納豆ってよくかき混ぜたらおいしいなぁ。)