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編集者が考えるアイドル産業のビジネス戦略


私はかつて、主にビジネス書と小説を手がける編集者でした。

今は編集者もやりつつ、アイドルの運営も兼ねるようになったので、肩書は「編集者兼アイドルプロデューサー」となります。

これは一見すると、かなり距離のある二つの世界のように思えます。

ただ、ずっと本の編集をやっていた身としては、それほど相反する世界とは思えませんし、編集者としての経験や知識は間違いなく活かせるはず。

ということで今回は、編集者の私が考えるアイドル産業のビジネス戦略について、考察していきます。

産業とか戦略とか小難しそうな言葉を使ってしまいましたが、「こんなふうに編集者としての経験をアイドルに活かしていきます」という話です!

▼物語の力を学んだことは大きい!


小説を編集した経験から学んだことは多々ありますが、1番大きいのが「物語の力」です。

アイドルのプロデュースにおいても、メンバーそれぞれの個性やグループの背景など、いろいろな要素にストーリー・物語を組み込むことで、ファンとの繋がりを一層強くできると確信しています。

メンバーの個人的な成長、将来の夢、そこに向かう努力の過程、さらにグループ全体としてのコンセプトなど、これらの要素を物語で効果的に展開することで、ファンとの深い共感を生み出すことができるはず。

編集者の経験を活かし、物語の力をアイドルに用いることは大きな武器になると考えています!

▼「市場の分析」で独自のアイドルになる


「ターゲットは~~」「この市場は~~」なんていう話をずっと考えているのが編集者です。

特にビジネス書の編集を数多くしたことで学べたことですが、このように市場の情報を集めて分析するというのも、アイドルビジネスで非常に重要になってくるはず。

様々なグループがしのぎを削っているアイドル業界では、ファンの嗜好から、ビジネスモデルの構築、競争戦略などを深く考え、独自のポジショニングを築く必要があります。

ですので、市場を分析することは、アイドルにおいても成功するために欠かせないでしょう。

メンバーの個性を活かしながら、どうすれば勝てるか。それを考えることも、編集者としての経験が役出つと思います。

▼メディア戦略はメンバーの個性を見極めながら


今さら書くようなことでもありませんが、今日のアイドルは、ライブだけでなく、YouTubeやSNSなどのプラットフォームを活用する戦略が必須。

そうすることによって、いろんなメディアを通して認知されますし、そのアイドルのことを考える時間も増え、その結果、大勢の人にファンになってもらえます。

編集者のときから、著者がどのSNSを使って何を発信すれば輝けるか、どのメディアにとくに時間を割くべきか、などをずっと考え、行動していました。

ですので、メンバーの個性やそれぞれがやりたいことを見極めながら、メディア戦略もいろいろと試していき、アイドルとファンとの関わりを拡大&深化させていきます。

▼アイドル活動の核「ファンとのコミュニケーション」


ファンとのコミュニケーションは、間違いなくアイドルの核です。

ライブはもちろん、ファンクラブ、イベント開催など、ファンとコミュニケーションを取る場はたくさんありますし、どんどん作っていこうと考えています。

ファンと強固な関係を築くためにも、そういったことは欠かせないでしょう。

編集者として、元々ファンが多い著者だけでなく、ほとんどファンのいない著者の本もたくさん出版しました。

握手会イベントを行い数百冊を1日で売ったこともありますし、小規模なイベントにしてその分、1人1人とのコミュニケーションを深め、その後の活動に活かしたこともあります。

そうやって試行錯誤した経験も、間違いなくアイドル運営で活かせるものだといえます。

▼アイドル産業は複雑なフィールド


アイドル産業は、エンターテイメントとビジネスが融合した複雑なフィールド。

そこには、物語からマーケティング、ファンとのコミュニケーションに至るまで、多様な要素が絡み合っています。

ですので、ビジネスの視点を持ちながらも、エンターテイメントの本質を忘れることなく、両方を融合させる戦略を考え、実行していこうと思います。

それは非常に困難なことであり、大きな挑戦だと思いますが、同時に魅力的なチャレンジでもあると感じています!

そんな編集者のアイドル運営という挑戦に興味がわいた人は、引き続きこちらのnoteや私のツイッター、そしてアイドルの公式ツイッターをチェックしてみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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