「期待」はあらゆる苦悩のもとbyシェイクスピア
今回は「期待はあらゆる苦悩のもと」というシェイクスピアの名言についての話です。
最後まで読むときっと、期待をしないことの効果がわかるはず!
▼起こるのは想定の範囲「外」ばかり
さて。
僕は2020年1月に起業しました。
もうすぐ4年になるんですが、その間で学んだことの1つに、
「びっくりするくらい思った通りにいかない」
というのがあります。
これは、一番大きな学びです。
起業した当初は、それまでの約15年間の編集者生活で学んだことや経験を元に、小説家の発掘・育成をしようとしていました。
それが今では、アイドルグループの運営です。
2020年の起業時、まさか自分がそういう仕事をするようになるとは、まったく想像してませんでした。
他にも想定していなかったことばかりが起きています。
起業から2ヶ月後にはコロナ禍となり、緊急事態宣言が出て、仕事をできなくなるなんて、1ミリも考えてもいませんでした。
また、小説家の育成の仕事に関しても、「小説予備校」というメルマガやオンラインサロンに期待した人数は集まりませんでした。
それでもなんとか、小説家のタマゴたちの作品を集めた短編集を1冊、出版することができました。
それを2冊、3冊とシリーズ化して、小説家の発掘・育成のほうも軌道に乗るかと思っていた矢先、1冊で打ち切るという事態に……。
しかも、僕自身の仕事に対するテンションもダダ下がり。
小説家の発掘・育成でしばらくやっていけると思っていたのに……。
こんな具合に、期待した通りにうまくなんてまったくいかず、想定の範囲外のことばかりが起こっていたのです。
▼想定通りにいかないことが当たり前
ですが、経営者の話を聞いたり、彼らの本を読んだりしていると、起業時に考えていたビジネスアイデア通りにうまく進んでいる人なんてほとんどいません。
むしろ、ほぼ確実に、当初期待していた通りにならず、全然違う仕事を起ち上げ、何度もそんなことを繰り返しているうちに何度目かがうまくいき、今に至っている、という人ばかり。
それを知り、「まさに!」と膝を打ちました。
そういったことから僕が得た結論は、
「想定通りにいかないことが当たり前だと想定しなければならない」
ということ。
ようするに、あまり期待しないということです。
期待してしまうから、そうならなかったときに落胆してしまい、しかも次に取るべき行動もなかなかとれず、もっと傷口が開いてしまう。
でも、「想定通りにいかないことが当たり前」と考えておくことによって、何が起きても冷静に次の一手を早く打てるのです。
▼挑戦に想定外はつきもの
今、僕が運営、プロデュースしているアイドル・二百度だって、想定していなかったことがたくさん起きています。
元々7人グループのはずが、結成日に1人減って6人になったり。12月に予定していた初ライブを延期したり。
どれも想定していなかったことではあるのですが、想定していないことが起こることを想定していたおかげで、絶望したり、「どうしよう……もうやめよう」とかならずに、割とあっさりと次の一手をすぐに考えて、なんとか今も続いています。
これは間違いなく、起業していろいろな出来事にぶち当たり、艱難辛苦したおかげなのかなと思っています。
今後もきっと、たとえば二百度でユーチューブを始めても全然登録者数が増えないとか、今想像できないことが起こるはずです。
これはもう間違いないことです。
でも、想定していないことが起こるんだということを想定して、なんとかしのいでいければ、と考えています。
少なくとも新しい挑戦をするときに、想定内のことなんて起こらないし、期待どおりに物事は進まないのが当たり前だと、改めてこうやって書くことで自分に言い聞かせています。
ということで今回は、「期待はあらゆる苦悩のもと」というシェイクスピアの言葉についての話でした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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