ゲームマーケット2023春の感想(最速でとりあえず)

ゲームマーケットおつかれさまでした。
1日目だけの参加でしたが、コロナ前の活気が戻って来つつあり、雰囲気を楽しむことが出来ました。今後の参考になればと、感想を書きました。よければご覧ください。(※後日、加筆修正する場合があります)
◯「ブース回遊」編
コロナによる制限の無くなった会場は、非常に賑わっていた。頒布されるゲームも、「そう来たか!」と思わせるアイディアに溢れていて、どれも魅力的だ。可能なら全て遊んでみたい。
YouTubeなどで情報を得た中で、あらかじめ気になったブースを探して訪問した。
どこも気合を入れてやっている。
①チラシ配り屋さん
アートワークに興味を持ち、ブースの前に立つや、チラシを渡される。そして、「よろしければ、こちらをご覧ください!!」と言われた。チラシ完璧に作りました!の大正義があるのか、やたらチラシを渡される。こちらが言葉で説明を聞きたくてモヤモヤしているのは感じとってはもらえなかった。聞きたいことも聞けず、追い立てられるように感じた。
とても残念な体験だ。チラシは読む。ただしそれは家に帰ってからだ。会場にいる間は、会場を回るのに忙しいから読まないぞ。目の前にいる人に、ちゃんと話しかけないと機会はないんやで。

②ルール説明屋さん
「よければルールをご説明しましょうか?」まあ間違っていない。ゲームなのだから、ルールがないと内容が掴めない。なのだが、それを聞いてもイマイチ、ピンと来ないのはなぜなのか。たぶん、そのゲームで遊ぶことで「どんな体験が得られるか」にフォーカスしてないからではないかと思う。勝つか負けるかのギリギリのヒリヒリした攻防を楽しめます!とか、ふんわりした空気で、失敗しても言い間違えても許してもらえるゆるいゲーム体験ができます、とか、そのゲームだからこそ「こういう体験ができる」というセールスがほしい。順番が逆だと思っている。

③ぼうっと眺めている屋さん
一見、何がウリなのかわからず目立ったアピールポイントが前面に出ていない。そのため立ち止まっていいのかもわからない。ブースにいる人たちが、目の前を通り過ぎる我々を定点観測している。呼び込みの声も、耳をそば立てて聞かないと聞こえてこないため(心の声で聞けってことか!)、結局通り過ぎるしかなかった。売り子ならば、少なくとも売り込みをかけてほしい。

④声かけていいのやら迷い屋さん
こちらの顔色をやたらと伺っている。この人声をかけていいのかな?行けるかな?買ってくれるのかな?…そんな迷いが見て取れる。傷つくのが嫌なコミュ障さんなのか。話すきっかけがあれば聞くし、聞いてよければ買うんだ。こちとらちゃんと朝ATMでお金下ろしてきたんや。
迷っている自分には話しかけて来ない。
明らかにテリトリーに入ってきた、とわかる人にしか声をかけない。私は見逃されていた。
⑤試遊や他の方への説明中で手が回ってない屋さん
説明は先着順だ!なので今まさに説明を聞いてくれているアナタには一生懸命説明するけど、その背後で説明を聞きたそうにしているアナタはちょっと待っててほしい!
…そんなことは思ってないかもしれないが、とにかく説明を聞いている人の後ろに立っても、放置される。しかも人が不足しているのか、僕も私も、と集まりだしても手が薄い。仕方なく、後で回ろう…と諦める。なおそのブースには、ほぼ9割方戻ってくることはない。いや他のブースもあるし、よほど気になる作品があれば別だけど、そんな時は大抵売り切れてるからね。

●「売り子体験」編

❶売られているすべて、どんなゲームかわからない件
一生懸命制作したゲームが並んでいます。
自分は、諸用が重なって前々回、前回と行けず、2回ぶりの参加になりました。当然その間リリースされたタイトルを知りません。遊ぶ機会ももちろん無かったため、どんなゲームか一言でアピール出来ない弱みがありました。売り子にそこまで求められてないのだとしても、物足りなさと出来なさを感じた次第です。そういう体験はしたくないのです。しっかりそこにフォーカスする機会をください。
❷段取りが足りないと感じた件
M君の新作ゲームが飛ぶように売れました。大半が事前予約だったようです。しかもこちらソロ(1人専用)ゲーム!基本的に複数で遊ぶことを想定したゲームが多数を占める中、ソロでこれだけ売れるのはすごいです。しかも決して安くないです。
事前予約を取ったネット上のフォームから、リストを印刷してもってきていました。このリスト、実は申込順に並んでいるとのこと。探すのに最も時間のかかる順序です。なぜこれを五十音順にソートしてないのか、疑問です。時すでに遅しです。
予約品を求めて、列ができてます。それを懸命に整理しながら、代表が一人ずつ予約名を確認してました。
ちょっとひと手間をかければ解決する問題について、雑に見切り発車しすぎてました。
❸バックヤードの整理をしたい件
お客さんの途切れる時間帯が、隙間にありました。波があるわけです。
その隙間に、どんどん売れた後に残った空箱の段ボールを処理したいと思い(何せ通行の邪魔)、そう伝えようとしましたがお客さんの波がありに言い出す機会がなく。ある程度、予想されるリスクについて打ち合わせしておき、それに備えるのをよしとする性格なので、そこでも(なんだかな〜)と思った次第です(その後いつの間にか段ボールは片付けられていました)。
あと、釣り銭用のお金を渡しやすい位置に配置するなどしたかったです。お金については盗難の恐れもあるから何とも言えないです。
しかしながら、こちらが何かを伝えたかったことは理解してくれ、後ほど「さっき何か言いかけたけど…」と振り返ってくれました。ありがたい限りです。
❹何をもって報酬とするかについての件
自分は、お手伝いを通じて彼らとコミュニケーションを取りたいと思って来ていました。買いたいゲームがあったり、会場の空気を楽しみたいというときは、一般入場でもいいと思います。いちばんの報酬は、お手伝いが終わった後に待っている交流タイム。それは、今回あえて、あらかじめ聞いてなかったけど、前回同様、やはりありませんでした。「この後みんな、特にごはん食べるでもなく帰る」と言ってました。それが真実かどうかはわかりません。
でもまあ残念だなぁとは思いますよね。

総じて、段取り不足が目立ったと思います。幸い、数あるブースの中でも忙しくさせていただいているほうだと思います。
ならばこそ、やはりもうあと一歩、きちんとしたいという思い。大切にしたいですね。

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