2021.05.28 九州完全制覇(最終夜)「平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線(北九州銀行レトロライン)潮風号」

九州最後の未乗区間制覇は、ここ「門司港レトロ観光線(北九州銀行レトロライン)」となりました。最後まで残った理由は「通年運行ではない」こと。地元民ならまだしも、遠隔地から乗りつぶしに向かうには少々ハードルが高いのです。が、最後に回した甲斐はありました。

門司港駅構内から延びていた貨物支線を活用して観光資源化しようとしたのがこの路線。その際、「特定目的鉄道(景観の鑑賞、遊戯施設への移動その他の観光の目的を有する旅客の運送を専ら行う)」の適用第1号となったことでも知られます。

さて、観光用のトロッコ列車といえば、我が関西では「嵯峨野観光鉄道」が有名ですが、貨車を改造してディーゼル機関車で牽引する成りは同じです。ただ、その経歴はというと、

★客車(トラ701・702;国鉄トラ70000形貨車を改造)→ かつて島原鉄道でトロッコ列車「島鉄ハッピートレイン」に使用されていた車両
★ディーゼル機関車(DB10形)→ かつて南阿蘇鉄道でトロッコ列車「ゆうすげ号」に使用されていた車両

と、ある意味「九州のローカル鉄道の思いを受け継いでいる」車両たちといえます。

私が乗車したのは、ちょうど2021年の運行が始まったばかりの時期。また「北九州の魅力再発見パスポート(当線を含む9施設が何度でも利用可能、4月25日まで有効 → https://www.gururich-kitaq.com/feature/kitakyushu-passport )」を利用した家族連れや団体さんで賑わっていました。

片道だけ撮影するのも物足りないからと、往復カメラを回しました。ただし、往路は純粋な車窓動画に、復路は前面展望風に仕立てております。車掌さんや駅係員さんの所作やアナウンス、和布刈トンネル内の「おたのしみ」を含めて、乗った気になっていただければ幸いです。

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