しくじりエシカル救済会(エシカル100考、60/100)
エシカルペイフォワードがなんとか新たなスタートをきれました。
オープニングイベント直前まで冷蔵庫やベッドの運び出しなど夜逃げさながらで、「ほんとに開店できるのか?!」な状態でしたが、、黒崎店長の鬼神の如きお働きによりなんとかなりました。感謝。
『しくじりエシカル救済会』は悲喜こもごもなブランド裏話が聞けて、面白かったと思います。
バッグの概念がなく軽く縫い合わせただけなためすぐ解体しちゃう品、長さを測ることに慣れてなくてズレた柄、自分たちの文化では織らない文様なので数などまちまち、試作品が1つだけ何故か小さい、柄の位置が妙でやたらでっかいTシャツリメイクのエコバッグ、大は小を兼ねると一回り大きなサイズで仕上がってきた籠、左手で使うことを想定しなかったミトン、やたら大きすぎる上に重いリサイクルガラスのネックレス、やたら大きすぎる上にメッセージの主張が激しいリサイクルガラスのグラス、、、
一つ一つを見れば、可愛げも使い道もあるものばかり。
作り手も悪気なく、むしろ一生懸命に作ってくれているようで、ただ規格や使い勝手から「しくじり品」になっている。
考えてみれば、「しくじり品」を作り出すのは作り手ではなく、使い手なのかもしれません。
「しくじり品」は、商品を作っていれば出てしまうもの。でもそれをファッションロスにせず、オープンにして新たな価値を与えていくのが、エシカルファッションブランドのあり方なのでは、と思います。サーキュラーエコノミーです。
そして一つの物差しでは「しくじり」であっても、違う物差しで価値を感じる暮らしこそ、エシカルなのかと思います。
根底にあるのは、作り手や商品そのものへの信頼感。本来はとてもいい物なのだから、という信頼があれば、新たな価値はうまれるのではないか、と感じました。
というわけで、エシカルペイフォワードではブランドさんのサンプル品、B級品の販売会をちゃんと企画します。
ブランドさんから信頼をいただいている店が、それらをちゃんと集めて、本来の価値を見てもらう場を作ることは、大事だよな、、と思いました。
さておき、エシカルペイフォワードはなんとか再出発をきったものの、レイアウトや店内装飾などまだまだ、、。
来週から火曜、木曜、土曜の営業でイベントも開催していきますが、やりながら直していくつもりです。
そんなこんなで、2階に登らないといけなくはなりましたけど、エシカルペイフォワードは引き続き元気ですので、今後ともよろしくお願いいたします!
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