こんなギルドを創りたい!「HRギルドを語る会」を開催しました。


HRギルド(HRプロフェッショナルが集まる互助組合)に関心がある人が集まり、お酒を飲みながらちょっと真剣に語る。

そんな会をやろうと、bosyuで声かけしたところ、1日で30名以上の人事の方からご連絡を頂いた。

きっかけは、2019年4月から今の会社も含め、複数社で人事をするという働き方を自身が始めたこと。

自宅で作業することも多くなり、情報交換する相手が少なくちょっと寂しいし、刺激も十分でない。ナレッジも共有し合いたい。自分が受けられない仕事を信頼できる人にシェアしたい。チームを組んで仕事をしても楽しいかも・・・

エンジニアやマーケターあるいはCMディレクターなど、希少性の高い専門職にはプロ達が集まる組合=ギルドがある。HR領域にもあるといいのになと強く思った。

まずは「そもそもニーズがあるのか?」含めて、意見交換する場を「HRギルドを語る」会として、5月27日(月)に開催。24名の方が参加。RELATIONS株式会社_CCOの高橋さんのご厚意で会場もご提供頂いた。


当日の様子をレポートしたい

当日の様子を発信しておくことは意味があると思ったので、直前にお願いできる人がいないかtwitterで探した。奇跡的にMizue Matsui(@me0305me) にご協力いただき、この記事を合作で書いてもらいました。本当に有難うございます!!

当日は、大きく2部構成に。

第1部:複数社人事に関するinput
・複数社人事を実践している人から学ぶ
・複数社人事(プロ人事)に頼みたい企業の声を聞く

第2部:ギルドに関するdiscussion
・どんなギルドがあればうれしい?を語る


第1部:複数社人事に関するinput

簡単な挨拶ののち、みんなで乾杯!乾杯後は少しの歓談タイム。

受付時に「企業人事」「企業人事+副業」「フリーランス人事」の3つのグループに分かれ、働き方が近い人同士でテーブル着席し会話。


複数社人事を実践している&求めている4名のピッチ

働く側とお仕事を依頼する側の両方からピッチ。


(働く側の視点から)
・内堀菜美さん(3社複業中)スマートキャンプ HR Mgr ※写真左上
・杉本朱さん(8社複業中) フリーランス歴0.5年   ※写真右上
・大谷涼平さん(9社複業中) フリーランス歴5年 ※写真左下
(依頼する側の視点から)
・半田頼敬さん エクサウィザーズ HR Mgr  ※写真右下


ここでしか話せないようなぶっちゃけ話も多く、質問タイムも盛り上がった。ピッチのなかから、いくつかのエピソードを紹介する。

孤独に戦う社長や人事担当の力に_杉本朱さん


杉本さんは、フリーランスになって半年。様々な事情が重なり、前職を退職することとなり、フリーランス人事に。現在8社を担当。

最初の頃は、コンサル中心の案件から労働集約型の案件まで、経験のために幅広く請けるようにした。単価は前職の給料を時給換算して出していたそう。ただ、税金分を考えておらず、かなり安い価格設定でスタートしてしまったと失敗談も明かしてくれた。

案件が増え、全てを同時並行で回すのが大変になってきたのもあり、あるタイミングで、改めて自分の強み・バリューを再整理。

「人事=組織の文化づくり」と捉える社長や人事担当の伴走相手になり、コンサルティングに留まらずハンズオンで伴走することと定義し直し、単価を再設定したとのこと。

長らく組織トップと共に現場で人事を担ってきた自分だからこそ、孤独に戦う社長や人事担当の力になれると確信し、現在は採用案件を入り口に、そこから見えてくる組織の課題に対し、教育研修・人事制度・労務まで幅広く対応している。


企業フェーズに応じて伴走し続けたい_大谷涼平さん


現在9件の案件が稼働中の大谷さんは、採用領域ではなく人事領域中心に課題解決に奔走している。

場所/契約形態によっては10件程度まで案件並走は可能とのこと。現在稼働中の案件のうち、一番開示時期が古いものは2014年6月から。

人事部組成から始まり、現在も企業人事と伴走しつつ支援している。これだけ長い期間支援していると「支援することがなくなるのでは?」という質問も。それに対しては、「法改正や企業のフェーズが変わるごとに課題も変わっていく。それらを続けて支援してきた。特に最近はアジャイルで作り、ブラッシュアップするところまで伴走するので”引き続き”という事も多い。」

また、様々な会社を並行で支援することで、面白いシナジーも出てくるそう。例えば、スタートアップのエッジの効いた取り組みを大手企業に応用すると新しい意味を帯びるなど。そのためには、なるべく高稼働の案件を取らないのが大事とのこと。


第2部:ギルドに関するdiscussion


ピッチを終え、少しの休憩を挟んだ後、席をシャッフル。また違ったメンバーのグループごとに、テーマ「どんなギルドがあるとうれしいか」についてディスカッション。


25分のディスカッションタイムを終え、グループごとに発表。ギルドはこういう組織でありたいというもの、企業人事の視点からギルドに求めるものなど、様々な意見が集まった。


どんなHRギルドがあるとうれしいか?

ディスカッションした結果をざーっと羅列します。
その他のギルドを創るときの参考に是非してもらえればと!!

働く側としてのニーズ:

(案件共有紹介)
・案件の紹介・共有がしたい
・自身のやりたい案件がある

(ナレッジ、スキル獲得)
・ナレッジシェアしたい/困っていることを相談できる
・専門外の知見を得たい
・企業人事としては特に幅や視野を広げたい
・PJTをUpできる
・各人の強みを可視化できる

(効率化、標準化)
・知識の標準化、パッケージ化ができる
・サイズ×フェーズによって対応すべき事項の整理
・経営層壁打ち内容の知識の共有化・一般化

(見積もり代行)
・スキルレベル×コミットレベルの2軸で見積もりを代行してくれる

(課題解決の高度化)
・採用×労務で互いの視点で打ち手をレビューし合う

(その他)
・案件によってはチームも組める
・トラブルを回避できる


依頼する側(企業人事から)のニーズ:

(リソース補充)
・必要な時に必要な人材を
・一時的なサポートがすぐに依頼できる
・リソース不足解消/人員不足補充

(高難易度課題への対応)
・人事担当のスキル不足解消
・コンサルティング会社に、というほどでもないことを相談できる
・退職マネジメントなど開示しづらい課題の対応
・相談と壁打ち

(品質)
・品質保証の仕組みがほしい
・実績=本人申告だけでなく、同僚などのリコメンドもあれば信頼感は高まる。
・顔・経験見えないので、信頼できるマッチングコンシェルジュ
・各人の強みを可視化できるマッチング機能
・プロフィール+実績が見れる+顔が見れる
・成果物のオープン化/公開

(ブランド&お墨付き)
・ギルドそのもののブランド価値、ギルドに相談すると経営が安心

(活用に際して)
・活用方法のTipsがある

(契約の柔軟性)
・チェンジできる

(口コミ、評判機能)
・企業側の課題や評価を見れる

(課題整理、診断)
・発注側も課題が整理できていない→診断

(メニュー機能)
・メニューがほしい。例:採用に強い/制度に強い/組織に強い
・できることの幅とジャンルが分かる

最初に何をするかをシンプルに

これからギルドというものを形作っていくなかで、課題になりそうなところを気づけるとても良いディスカッションだった。

働く側からはナレッジ共有のニーズが、企業側からは品質面でのニーズが多かった。

まずはシンプルに、企業から個人に依頼頂く案件を融通し合ったり、協力してチームでできないか?という取り組みをまずは始めていきたい。


会が締まったあとも、参加者同士がなかなか帰らずに話し続けている様子も見ることができて、「良い出会いがあったのかな、嬉しいな、最高だな。」と。開催して良いことしかなかったので、また機会があれば、HRギルドをもう少し形にして第二回ができたらいいな。




ご参加有難うございました。



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