見出し画像

本日5月22日、国際生物多様性の日です

ご訪問ありがとうございます。

我が家では『毎日新聞』を取っています。

今日の新聞を読んで初めて知った、今日は「国際生物多様性の日」です。


『毎日新聞』余禄、2022年5月22日朝刊



今日の『毎日新聞』の「余禄」によれば、

虫が好かない、虫の居所が悪い。昔の日本人は、いわくいいがたい心境を、心の中にすむ「虫」に託して表現した。ここでの虫は昆虫ではなく小さな生き物といった意味で使われている▲現代人には虫嫌いが多い。その名を口にするだけでもむしずが走るとばかりに頭文字で「G」と呼ばれる気の毒な虫もいる。なぜそこまで嫌われるのか。千葉大准教授の深野祐也さんらが進化心理学に基づく検証を試みている▲もとより人間は、感染症など害を及ぼす存在を本能的に遠ざける。1万3000人が対象の調査から浮かんだもう一つの要因は「都市化」。自然に触れる機会が減って知識が乏しいことに加え、室内など、本来いるはずのない環境で対面することで嫌悪感が増す▲「世界で都市化が進めば虫嫌いが増え、生物多様性の保全が進まない原因になる」と深野さんは指摘している。きょうは国連が定めた「国際生物多様性の日」。子どもの頃から自然の中で過ごす機会を持ち、多様性への理解を育みたい▲不勉強を反省して「昆虫はすごい」(丸山宗利著)を開く。さまざまな虫が過酷な環境を生き延びる過程で唯一無二の個性を獲得した。「役に立つ」という価値観を超えて、多様性が保たれる環境の尊さを実感する▲現在、確認されている昆虫は約100万種、地球上の生物種の半分以上を占める。その絶対王者を毛嫌いする「ヒト」はわずか1種。数で全くかなわない相手を「虫けら」などと侮るのは、いくら何でも虫がよすぎないか。

『毎日新聞』余禄、2022年5月22日朝刊

私は東アジア地域研究および多文化共生について研究しており、「虫の眼」と「鳥の眼」を重視しています。


今日の新聞を読んで、「虫の眼」により意識していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?