中小企業経営者の皆様へ届け!Part2「リスケジュール(返済猶予)」という考え方もあるよ!

中小企業経営者の皆様へ届け!Part2です。

前回のパート1は下記です。


*今回は悩みましたが、もうそんな事言ってる場合じゃないので書きます。

*一応私は小野写真館の社長やっていますが、元金融出身なので、双方を経験させて頂いた立場で、正論ではない本音を書いています。

ぶっちゃけ私は金融機関サイドで、資金を提供する側にもいましたし、中小企業経営者として、当時売上の倍の借金、債務超過の時点で会社を引き継ぎ、資金繰りの現時も全て理解してます。

皆さん口だけのコンサルとどっちを信じますか?w

だからこそ、そのあたりのコンサルトは全く経験のレベルが違う自信があります!笑

約10日前に「借入金」の重要性についてお話しさせ頂きました。この10日でも、日本以上に世界が激変しており、そこはもう説明する必要はないと思います。

リーマン時は、どちらかというとB to Bビジネスに対する影響が甚大でしたが、今回のコロナにおいては、まさしく弊社も含めて「B to C」事業者、つまりは「サービス業」に対する影響がより甚大だと考えます。

今一番大事なのは、もちろん会社のミッションやビジョンなど当然ですが、ぶっちゃけ「現金」です。

現金が、社員さんを守り、自分自身の家族も守り、社員さんの家族、パートナー企業様、とにかく今周りを幸せにするのは「現金」です。

このような中で、資金繰りを改善するのは、もちろん「借金」です。

今は国からの支援もあり政策公庫が1億マックスで、3年無金利(前期もしくは前々期と比べて20%以上落ちの場合)、3年間0.2(前期もしくは前々期と比べて5%以上落ち)で借りれます。

また期間も運転で15年で、金利が差し引かれた後も1.1%という固定金利は、かなり有利なので、積極姿勢で良いと考えます。

ただ、資金繰りを改善するのはもう1つ方法があります。

それが「リスケジュール(返済猶予)」です。

先日麻生財務大臣が、金融機関に対してある号令を出しました。


つまりは、中小企業からの「リスケ(返済猶予)依頼」は、今の有事において積極的に受けろ!という内容です。


さらには、国が後追いをして、実際に銀行がちゃんとリスケ対応をするかどうかを確認するとおっしゃっています。

ようは銀行からすれば、国に対してリスケの件数や金額の報告義務を持つという事だと考えられるので、良くも悪くもある意味リスケのノルマ的な考えでもあります。

リスケジュール(返済猶予)は、例えば今取引のある金融機関の返済を一時的に、一定期間ストップしたり、残り3年の返済期間を5年や7年に延長し、毎月の返済金額を減らすという事です。結果として「キャッシュ」が産まれます。

正論を言うつもりはありません。

通常リスケをすると、「管理債権」というような形で、金融機関からすると「要注意先」として管理をされるのが一般的です。なので、もちろんリスケはやらない事にこしたことはありません。

ただ、今の状況でそんな事を言っていられない状況であれば、私はリスケを活用すべきだと考えます。もちろん金融機関によって「リスケ」の概念や考えた方が異なるので、一概には言えません。

もしかしたら今の時期のリスケは、通常リスケとは別枠になる可能性もあります。まぁこちらは金融サイドの話ですが、

何よりも私がいいたいのは、サービス業は今は「キャッシュ」を持つべきです。もちろん売上はあげたいです。売上をあげるのは客数か単価を増やすの2つしかないです。

ただ、今の時期、客数と単価に関して(単価は別ですが)、私達ではコントロール出来ない部分もありますよね?

経営者がすべきなのは、自分の意思判断でコントロール出来る分野で、今可能な限りの手立てを打つべき事なので、

自社を守るために

①借入をする
②リスケをする

上記でキャッシュフローを増やす事は、自分の行動で会社の未来を守れます。

今お客様がこない!キャンセルになる!延期になる!それはぶっちゃけ経営者ではコントロール出来ない部分でもあります。

今私達は自分の意思判断でコントロール出来る事にだけ、意識を集中させ、自社の未来を考えるべきです。

なので国とか、首相とか、我々がコントロールできない事は、全て決まった事を全て受け入れて、今自分の目の前に拡がる、自分でコントロール出来る事だけ考えて、意思決定して、行動しましょう!

そうすることが、私達に関わる皆を守り、幸せにします!

今日も長々と申し訳なかったですが、一人でもこの投稿で救われる中小企業経営者がいれば嬉しいです!

もちろん「リスケ」を勧めている訳ではないです。自分の会社は、自分でしか本当の状況は理解出来ません。ですので各社によって状況が違う事も理解しています。

ただこのような方法もあるので、どんな事があっても諦めないで欲しい!という想いです!

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