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自身の学習スタイルを知っておく

ちょうど8月も終わった頃となりました。夏休みの宿題の取り組み方についての話題を見た方もちらほらいらっしゃるかと思います。

夏休みの宿題の倒し方として、
・毎日決めた時間にコツコツやる
・最終日に親に手伝ってもらう
などのタイプがあると思います。自分はなんだかんだ最終日に親に手伝ってもらった記憶があります。特に自身の苦手なものを後回しにする傾向があったように思います。

今日は、知り合いの方の書いた記事を見てこのnoteを書こうと思いました。

よく、一流と言われる大学を出ている人は勉強の方法がわかっているとか、問題解決力があるとか、目的に対して計画的に動いた経験があるとかそういうポテンシャルを評価される、という話がありますが、この勉強の方法がわかっているかどうか、というのは学習者の観点からも確かに一つのポイントとして捉えるべきなのではないかと思っています。

学生時代の、私と学習の関わり

学生時代と言っても中高の話ですが、<成績が良かった>のは英語と数学でした。一方、途中までは理系のつもりだったのですが、物理は一向にできるようにならず、センター試験直前の模試では40点台でした。(なんとか本番ではうっかり100点を取れたのですがその件は後述)また国語も、5つの選択肢を2つに絞った段階で正解を消去しているようなレベルでした。

英語と数学の成績が良かったことには以下のような経緯が関係していそうです。

1. 中学の塾がかなり先取りをしていた
進学校とかでは当たり前だと思いますが、中学の時点で高校レベルの内容をやっていました。
2. その塾の最初の方針は「量」だった
特に英数をすべての科目の基礎と定義していたようで、たくさん書くこと、たくさんの問題集をやること、長文は単語を全部調べて全訳すること(高1の時点で難関私大の入試問題を読まされていました)

中高までのレベルであれば、「正しく理解していること」よりもほぼ「知識量」でカバーすることができると思っていました。

実は、ここで「本当に重要だったこと」は「量をこなすことで、多様なアプローチを通じてものごとを理解すること」であったと思います。

半年くらい前に読んだ、「東大読書」という本でもこれに近いことが書かれていました。何かのテーマを学びたいときは、複数の書籍を購入して並行して読む、のだと。

量をこなすことで学習するスタイルは、苦手だった物理にも効果を発揮しました。センター試験での出題パターンはかなり限られていたので、当時はZ会のコースを取って、過去問で言えば30回分くらいのパターンをひたすら反復しました。結果、センター試験の本番では100点を取ることができましたが、その他の試験、ちょっと難しいものになるととたんに手が出せない、という状態になってしまっていました。

実は得意と思っていた英語も、「なんとなく読める」だけで「正しく読む」ことができていなかったのも事実です。(そりゃ、国語ができないのに英語だけできるなんてありえないよね)

振り返ってみると英数が得意だったのは「英数にほとんどの時間を突っ込んできた」からであり、国語ができなかったのは「ほとんど勉強しなかった(実際には国語という科目にどういう攻略法が適しているかを知ろうとしなかった)」ということが自分にとっては当てはまることがわかりました。

現在の学習スタイルは

以上を踏まえて、私にフィットする学習スタイルは「量をこなすことでその中から関連性を見出して理解する」ということが経験としては適している、ということだと思います。

また、国語の学習で感じたように「攻略法がありそう」であれば、それが得意な人のプロセスを教えてもらうということがとても大切であることがわかりました。

要はボトムアップとトップダウンを適切なバランスで行い、その関連性の中で理解する、ということです。

それとは別に、よくある「人に教えることで覚える」というのも高校時代の数学で体験したことでした。人に教えることが楽しかったので、学校が指定した問題集の問題を全部先にやって理解してしまう、ということも、実は量をこなすことにつながっていたのですが...

こちらの「教えることで覚える」については、「教えるつもりで学ぶ」ことで教材に対して批判的な目で取り組むことができるようになったり、結果として他の教材とクロスしながら理解したり、それを伝えるための表現を学ぶということで深く学べるようになったと思います。

みなさんの過去うまくいった学習スタイルはどのようなものであったでしょうか?一夜漬け・毎日やる・飽きたら切り替えるなど、いろいろな方法があると思います。どれが正しいということはないと思うので、試したことのない方法があったらそれを試してみるのもアリかもしれませんね。

これから未知のことに取り組んでいく機会が増えていく中、やはり学習に関するスタイルを知っておき、その中から適用できそうなもの、そうでないもの、新たにトライしてみること、というのを作っていくと、少しでも学習が詰まったときに継続できるのではないかと思います(息抜きの方法も、その一つだと思います)

サポートしてくださるような稀有な方にはサポートしてくださった金額分を奢り返したいと思いますw