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ばらけの極限は面の構成であり,その集積が球体である

床に水をこぼす。ガラスの器を落として割ってしまえば破片が粉々に散らばる。物体にはばらつく運動の方向とまとまりの方向がある。
ばらつき(乱雑さ)はポテンシャル方向に放散しても等位面上に拡散して落ち着く。まとまりはポテンシャル方向(法線方向、力線方向)にそろえられるものであり、基本的に直交している。(私は、等位面上のばらつきを行、ポテンシャル方向の秩序を列として考えている。この場合行は、等位スピン面上の物理量を表わし、列は法線の物理量となる。)
ある点を中心に設定したならばばらつきの方向はベクトルで考えてもよいだろう。ある点座標から空間へとどの方向へも放散するモデルである。(ガウスの法則モデル型)
床(平面)に散った水や粉々はどこまでバラバラ度を上げることができるのだろうか。その極限を想像する。物体の運動の乱雑さには極限がある。一方光など電磁波には極限がなく物体に当たって共振してエネルギーを決済しない限りは拡散を続ける。
白い紙に点Aから墨をまき散らせば黒い点が点Aを中心にばらまかれて円状に分布するだろう。さらにどんどん撒いてゆけばその極限と言うのは、点Aを中心とした黒い円が濃くなり拡大していくモデルとなるだろう。そしてその円が大きくなってゆき黒一面となる。ばらまかれる面は基本的に等位面上である。等位と言うのはポテンシャルが等しい位置の集合を意味する。
ポテンシャルと言うのは重力場でいえば高さである。電場ならば電荷からの距離ということになる。このことを言い換えれば、ばらけというのは等位面を生成することとも言える。
地上にばらまかれた土砂、火山灰はやがて地層なす。これも等位面がばらまきにより生成され、それが時の経過とともに層状に重なって空間を充填していった結果である。
コップに水を注いでいくとしだいに水面が上昇してゆく これも水面と言うポテンシャル等位面が重層的に空間を埋めてゆきて水位をあげていく現象だ。
面の集積が最も効率的に隙間なく空間を充填することができる。
ここまでは床の面程度の面積規模で想像してきたがそれを地球上の全面で考えたらどうか。
結局地球上でばらけた物体はその重力作用に応じて地上を等位面で埋めそれが積み重なり大地を構成していくのである。
中心点周りに同心球面が重なり球体は大きくなっていく。玉ねぎもキャベツもそうだ。面の集合が球を作っていく。
無重力場ならば水は球状でまとまるだろう。塵も球状にまとまっていくのではないか。分子どうしは電磁力で引きあう。
ばらまくと言うのはそれぞれの粉、粒に作用する重力ないし集積作用(電磁場)ポテンシャルが等しい面に散らばってその上にまた面を形成することに他ならない。そしてその集積結果が球体となる。
宇宙は面→球→渦巻き という構成構造を持っている。

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