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対米自立でまとまろう

明治以来🇬🇧🇺🇸海賊の論理に従い日本はプロパガンダ世界に入ってしまった。
この世界には筋書きを書く者がいて、それが世界をあやつる。わざとらしい劇場のような世界だ。
特に19世紀には西欧主導の世界標準の価値観が台頭した。
それに沿ったものは優れており、そうでないものは劣ったものとされた。
そして今、このプロパガンダ世界が崩れてきた。
事実度合いは失われ嘘が横行している。
世界の事実は中露が主導している。
 世界標準的なプロパガンダ世界は海賊の論理に基づいている。
劣った者は優れた者に支配される。
敵性の者は除外される。
共存はない。
これが基本思考だ。
それを少し緩めて共存適応しようとする流れが20世紀に拡がった。
これが民主主義、自由主義、立憲、法治主義だ。
これらは耳障りはよいが実は定義が曖昧で中身がない。
海賊は植民地主義を民主主義と言い換えて体裁を改めた。しかし本質的中身は同じだ。西欧価値観支配は続いた。
憲法はあるが建前論であり現実世界とはピタリとは一致しない。
改憲しても意味はない。どっちにしても建前論であり、プロパガンダの一環であることに変わりはない。
これらのいわゆる近代民主的ルールとされるものは海賊支配のためのカムフラージュに過ぎない。
海洋覇権はこの500年でポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、アメリカへと先端製造国に引き継がれた。
しかし中露インドはこれを拒否している。日本は覇権のバトンを消極的に拒んだ。
現在、製造国のトップは中国だ。
中国は覇権を引き継がず王道の平和共存世界を模索しているようだ。
王道では徳が法治の前提となるだろう。道徳が成り立っていなければ法は機能しない。法をくぐり抜けるずるい者が得をする社会になる。

 これから欧米覇権が崩れてゆく。そして中露主導の多極世界となってゆく。
必然的に日本もアジアの王道に従うことになる。
しかし現在の日本には主権がない。
重要なことはアメリカの同意がなければ決められない。
これでは日本はアメリカと共に経済没落する。
だから日本はアメリカから独立、自立して最重要なこともアメリカの意向とは全く無関係に決定できなければならない。アメリカに相談する必要はない。それが本当の主権だ。アメリカの意向など無視してよい。
大事なのは現実的な日本の国益だ。

今、日本は対米自立しなければならない。しかしその推進力は微々たるものだ。潜在的には自立が徐々に進んでいるかもしれないがよくわからない。
議会の左右分別は海賊の論理のうちのひとつだ。
まずは議会を左右に分けることをやめたほうがよい。左右に必要性や絶対的意味はない。

対米自立には苦難が伴うかもしれない。だが、これは必ず必要なプロセスだ。

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