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最密充填構造と分子

塩の結晶は立方体だ。
塩を砕いてより小さく粉々にしても顕微鏡で見ればサイコロ型をしている。
物質によっては正四面体のものもあるだろう。
正四面体と立方体などは隙間なくぎっしりと物質で空間を埋めることができる。球だと必ず隙間ができる。
月や地球などある程度以上のサイズの天体は基本的に球だ。
球は体積あたりの表面積が最小化できる形態だ。
その代わり球は空間を贅沢に利用する。
一方より微小な領域を観察すればさきほど述べたように、ぎっしりと空間を物質で埋めようとすれば正多面体で埋めることが最も適していることになる。
では正多面体どうしの隙間というものは何か。それは(閉曲)面ということになる。隙間というのはより小さい極限をとれば、面である。
分子レベルでは最小構造単位は正多面体のような形なのだろうけどそれよりさらに小さい基本構造を追求すれば、それは面に至ると考えられる。
私は原子の構造は面の集合だと思う。同心閉曲面構造モデルを提唱したい。面の集合と考えれば面間隔の微小極限レベルではその半径相当の物理量が飛び飛びの値をとることを説明しやすいだろう。

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