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自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep3.「違和感」の正体~

Ep3.「違和感」の正体
 姉の結婚式が終わり、青山一丁目駅から銀座線に乗り、帰りの電車に揺られながらみはるに結婚式の感想と感じた違和感について話し合った。モヤモヤした感情があると大体、言語化してみはるに聞かせ、そして意見を求める。遊び感覚でブレストをやるのが2人の習慣みたいになっている。

 

 2人で出しあった意見は以下のようなものだった。


 「交流が極端に少ない」「両家の会話がない」「スピーチ長い。しかも、あなた誰?」「手紙とかもっと感動しようぜ」「司会の人が機械仕掛けみたい」「ここシャッターチャンスですよ!!その掛け声いるかな?」「いつでも写真を撮らせろよ」「テーブルから動けない」「基本的に自由がない」「人生観が見えない。姉らしさを感じなかった」etc…

 出た結論としては違和感の正体は「繋がり」にあった。結婚式中の繋がりが極端に薄い。両親はあいさつ回りでテーブルを移動するが他の人はほとんど動かないし会話をしない。下手をすれば結婚式中は一言も誰とも話さず終わる人もいるかもしれない。

 はたして、結婚式に家族や友人を呼ぶ意味はあるのだろうか?自分の人生を創ってきた人たちへの繋がりはそんなもので良いのだろうか?そもそも、前提として会話することが当たり前なら僕がいとこから言われた「胡散臭い」ということ自体が意味を失う。

 姉が「繋がり」が無いことを望んでいたとは思わないが、僕自身の感想として結婚式場は臭い物に蓋をし、事を荒立てないように終えていくことにエネルギーを使っているようにしか自分の目には見えなかった。

 違和感の正体がハッキリしたと共に僕は結婚式に対する興味とそして自分がやりたい結婚式を叶えてくれる結婚式場はないかが気になり始めていた。

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