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部活動の今後の在り方ってどうなるの?

今、第4回 部活動のあり方を考え語り合う研究集会 in岩手に参加させてもらっている。

シンポジウムの後の質問で最近考えている事を話させてもらおうと思っているのだが、実際に口頭で話すと伝わらない部分もあるかも知れないので、ここにも整理して書いておく。

現在、一般的に議論されている「部活動」というのは学習指導要領に沿って学校で実施する授業以外をさしている。ここではこの授業をざっくりと言って「勉強」と呼ぼうと思う。(体育などもあるけど)

この勉強に対して、「部活動」は学習指導要領「外」の活動で、昨今では「勉強」との連携を図ることと明記されたが、実質的には学校教育の一部として存在していた経緯はある。

現在の議論はこの勉強外の「部活動」の環境が問題になっており、改善をしていこうという動きなざっくりとした社会の動きだと思う。

自分としてはここで疑問を呈したい。部活動って本当に学習指導要領の外の存在で良いのか?ということ。

教育基本法の第一条では「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」とある。

上述した「勉強」に限定されているわけではないのだ。

何を言いたいか、というと学校教育自体の主が「部活動」になって、「勉強」が学校外の活動になってもよいのでは?そういう観点を本当に持って考えられているか?ということだ。
「健康な国民の育成を期して」いれば良く、内容は指定されている訳ではないのだ。

例えば藤井聡太7段?はこれから本当にいわゆる「勉強」が必要なのかどうか?本人が望むのであればとことん将棋だけをやってやってやりまくっても良いのではないか?

また、とんでもアイデアみたいに捉えられる事もあると思うが、実態として高校のスポーツの強豪校なんてぶっちゃけ勉強なんかしていないだろう。(授業さえ出てれば卒業できるとか)

現実としてそのような状態の学校は存在すると言う事。

例えば学校では健康に生きていくためだけの基盤を提供するとか。その上で勉強したい人は勉強したら良いのでは。
・運動不足にならないように適切な運動の方法を教える
・歯の健康を守るための方法を伝える
(もしかするとこれで医療費が下がって大変な効果を生むのかも?)

大学生なんて大変な数いるけど、本当に必要な研究などの成果って本当に出ているのか?多産多死で非効率なのでは?本当に勉強したい人だけ大学に行って学べばよいのでは?なんて思ったりする。

もちろん学校では部活をやって勉強を外に出すなんて事が実現するとは思っていない。(本当に将来はそうなったりするのかも?)
そしてもしそんな事に取り組もうものなら一生を賭さなければならないだろう。

自分のやりたいことは別にある。(上記問題と全然関連が無いわけではないのだけど。)

少年サッカーの現場なんかで良く見られる、会社でも家庭でも窓際族みたいなおっさんがストレス発散の如く怒鳴り散らしているような現場を改善したい、そんな指導者を撲滅したい。これをやりたいのだ。

各所で様々な議論がなされ、様々な課題、解決法が提示されて良いと思う。結果として部活動(スポーツ、芸術活動)の指導の現場が改善し、長く多く楽しめる人が産まれてきて欲しいと思っている。

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