資格を履歴書に書くとはどういうことか
自己紹介のページに自分の持っている資格を書きました。なるべく正式名称で書くと、
社会保険労務士資格
第二種衛生管理者
ファイナンシャルプランニング技能検定2級
日商簿記検定3級
です。実は他にも書こうと思えばありまして、
中学校教諭第一種免許状(国語)
高等学校教諭第一種免許状(国語)
実用技能英語検定2級
普通自動車運転免許
剣道二段
なども持っています。資格ではないのですが、TOEICのスコアなども書けるのでしょうか。すごく昔に、ためしに受けてみたら705点でした。
この資格があれば稼げる!みたいなSNSの投稿
「この資格があれば稼げる!」「簡単に取得できる資格はこれ!」みたいなのをSNSで良く見ます。でもね、資格を取るだけでは稼げないんですよね。履歴書に書いたときに、難易度の高い国家資格であればそれなりに評価されますが、やはり実務経験があってこそです。若ければいいですが、それなりの年齢になると、資格があっても未経験では何も意味はありません。
私だったら教員免許ですね。大学でなぜか教職課程を取り、教育実習などもこなして、国語の先生になれる免許を取りました。しかし、学校の先生をやったことは一度もなく教育関係の仕事に就いたこともありません。そのため持っていても仕方のない免許となりました。教員免許は長らく更新制だったようですが、私の教員免許はいわゆるその前に取得した旧免許というやつで、一応今でも有効なようです。でも、今から学校の先生になることはないだろうなと思います。ですので、履歴書にも書かないですね。「実は教員免許を持っていてね、国語なんだけどね、」という話のネタになるだけのものになりました。
社会保険労務士については、一度も登録したことがないので、「社会保険労務士です」と名乗ったことはないのですが、私は人事関係の仕事をしているので勉強したことはまさに役立っています。役に立っていますが、稼げるかというと当然ながら自分次第です。稼いでる人もいるし、稼げない人もいます。資格なんてそんなもんですね。
履歴書に書く資格
資格をいっぱい持っていても、履歴書に全部書けばいいってもんじゃないですよね。民間のマイナーすぎる資格なんて書かないほうがいいくらいです。やはり実力や経験と結びついてこそ評価されますし、ペーパードライバーなら運転免許なんて書かないでしょうし、見せる相手と関係のないような資格は書くのはやめておきましょう。
全部を明らかにする必要はありません。たくさんあればいいってもんじゃないです。
何か1つくらい資格があったほうがいい?
職種次第ですよね。業務上必須のものや、有資格者を置かなければいけないようなものなら良いですが、検定試験では1級とか一番上位のものでないと評価されないように思います。私が持っているところでは、簿記3級は入門編ですのでおまけ程度のものです。
衛生管理者については企業に必須の免許の割に取得は簡単なのでおすすめです。衛生管理者の職務はありますが、そんな難しいことでもありません。
履歴書はストーリー
履歴書や職務経歴書はストーリーなので、実務経験と、それを証明するような資格がうまく絡み合って完成していなければなりませんね。
なんだかよくわからず、何の脈絡もなくさまざまな資格がいくつも並んでいても評価はされません。
ストーリーが破綻していると、いくら言葉で説明しても説得力はなく、採用しても予想通りすぐ辞めてしまう人が多いです。
就活をしている大学生であれば、秘書検定やMOSにチャレンジする人が多い印象。履歴書のためにとりあえず取ってみるんでもいいでしょう。
実務経験がないのは当然なので、何ができるかとアピールするより、合格するために何を学んだか説明できて、学んだことを人に教えることができるくらいになれるといいと思います。
学んだことを人に話してみましょう。合格がゴールではありませんし、資格という「バッジ」は注目されるためのものではありません。
知識は活用しましょう。活用する場がなければ知識を披露するだけだって構わないのです。とにかくアウトプットです。
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