ヒロシマ

#旅する日本語 #炎節

広島へ日帰りの旅をしたことがある。
「ヒロシマ」 の原爆ドームはテレビで 何度も見ていた。 被爆者を描いた「はだしのゲン」を読んで広島が受けたキズを 自分自身の目で見るべきだとずっと思っていた。
しかしその時まで 「広島」には九州へ出張の際に新幹線から広島スタジアムを何度も左手に見ながら一度も降りたことがなかった。
広島駅から原爆ドームへ直行すると原爆ドームが威厳をもって建っていた。 昭和20年 真夏の8月6日に被爆した「 負の世界遺産」。すぐ隣の平和記念公園内の資料館も見学した。惨い残酷な風景が幾つも目の中に飛び込んできた。
深い悲しみが 心の中に湧き上がる。確り見ておかなくてはいけないと言い聞かせた。
誰もが 幸せになる権利を持っているのに 尊い 16万6千人もの命が一瞬で失われ、 56万人もの人々が被爆したのである。
この広島での経験は生涯忘れられない記憶となって今でも心の奥底にある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?