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建築士が撮る建築写真

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建築写真のことについてのマガジンです。
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2019年2月の記事一覧

建築写真に人は必要か不要か

1.建築写真とは建築写真についてWikipediaで調べてみると、”建築物を撮影した写真のこと”とある。当たり前か(笑) 垂直水平(あおり補正)の静的な写真で、余計なものを消して設計意図を説明できる写真が好まれるのはその通りだ。 フィルムの時からシフトレンズを使ってあおり補正をしていることが多かったが、今ではAdobeのPhotoshopやLightroomと言う優秀なソフトが自動であおり補正をしてくれたり、簡単な操作で補正ができる非常に便利な時代だ。 不要な電線なんかも簡単

建築士がなぜ建築写真を撮るのか

1.建築写真の必要性建築って完成するまで全体像が分からないものです。 各仕上げのサンプルやイメージパース、図面等の資料でクライアントに提案し、共感を得て一緒に完成に向かっていきます。 では、クライアントはどうやって設計事務所や施工会社を選ぶのか? それは過去の実績を見て選びます。 過去の実績を示すために、今までの仕事を見てもらうことが最も良いですが、そこに住んでいる人や働いている人、企業自身等の都合によって見れない場合が多いです。 そこで必要になってくるのが、建築写真です。