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#14. アダルトグッズショップ

先日百貨店で買い物をしていたら某アダルトグッズメーカーのテナントを見つけた。こじんまりしたスペースだったけど、お洒落な店構えでバリバリのファッションフロアのエスカレーター前という超好立地。「え、何でこんな所に?」と思いながらも、店頭にどーんと置かれた見覚えのある赤と白のストライプのビーチサンダルが一際目を引いたので立ち寄ってみた。

「アダルトグッズ」と一口に言っても実に多種多様。調べてみたら大体19種類くらいにカテゴリー分けされるらしい。FA○ZAで検索かけたら"約20,000点の取り揃え"とか出てくるし、秋葉原の「エムズ」(通称"エロタワー")は、ビル一棟が丸々アダルトグッズの販売。エムズは何回も行ったことあるけど、大分カジュアルというかポップな感じで入りやすいよね。そして、盛んなのは日本だけではない。毎年10月には、ドイツのベルリンで"VENUS"という大規模なアダルトグッズイベント(展示会)が開催される。世界36ヶ国から400以上の企業が出展するらしい。皆変態で最高だなぁ。このイベントにはいつか行きたい、というか絶対行く。

さて話を戻そう。そのテナントにも様々な種類の商品が置いてあった。勿論直接的に性行為で使うものもあれば、店頭にあったビーチサンダルのような企業カラー(イメージ)に特化した関連商品もあった。「何これ超楽しい」と思い眺めているとお洒落なアパレル店員のようなお姉さんが横に。

「いらっしゃいませ、こんにちは」

「こんにちは。たまたま見て入ったのですが、面白いですね」

「ありがとうございます。期間限定のお店なんです」

「何で百貨店に?」

「やはりこういう商品ですけど、多くの人に知っていただき手に取ってもらえたらと思いまして」

という話から会話が始まった。個人的に服屋とかで店員に話しかけられるのは好きじゃない。なので、買い物をする時は大抵イヤホンをしているのだが、今回は商品への興味もあったので会話を楽しむことにした。色々物色をして、先ずは店頭で目立っていたビーチサンダルをゲット。値段も1500円くらいだったので、プレゼントにいいなと思い3足も買ってしまった。気に入りすぎて結局全部自分用になりそうだけど。

そこからアダルトグッズの紹介をしてもらった。「今、男性にはこんなのも売れてるんですよ」と言って店員さんが持ってきたのは、親指と人差し指をくっつけてできるくらいの円に、上部分が伸びてるシリコン素材のもの。

こんな感じ。

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「これ何ですか?」

「根本に装着して挿入するとちょうどこの伸びている部分が当たるんです。振動機能もありますし強弱もつけられるんですよ」

「なるほど、男性が楽できる訳ですね(笑)」

「そうですよ~(笑)」

・・・

・・・

何これ超楽しい(2回目)

こういう話題を、何というか変な空気にならず明るく話せるので、話してて純粋に楽しい。服屋で一方的に話しかけられるのとは違い、こちらも商品に興味を持っているので「これは?」「こっちは?」と次々に興味が出てくる。それに対してのお姉さんの説明と話がうまい。自分も営業やってるからよく分かるけど、コンパクトに中身のある説明をして興味を引かせるのって結構難しい。お姉さんはそれが上手だった。

話の流れで仕事の話になった。お姉さんは前職まで全く違う仕事をしていたが、自身や友人の性の悩みへ向き合っている内に興味を持ちそのまま転職したとのこと。そして、自分は普段海外で働いていて、コロナの影響で今は日本に一時帰国中と話したら、そこからこのお店(会社)の海外展開についての話になった。こういうグッズ含めたアダルト文化の輸出は、国によっては罰せられる可能性がある為、海外展開のマーケティングがとても難しいらしい。面白いなぁ。

そんなことを話していたら結構時間が経っていたので会計に。最終的に買った商品はこれ。

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ビーチサンダル3足、デザインの可愛いコンドーム缶(6個入り*4缶)、ローション、TENGA(Not使い捨て)で計1万円弱。ドリンクはもらった。

楽しい買い物だった。百貨店のショップは期間限定だったのでもうないけど、有楽町に常設店があるみたいだからそっちも行ってみよっと。

<公式サイト>

Love TENGA.

End.


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