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10/26 23:05 繭を作る眠りへと

定期的に過眠気味になる。
今がそうだ。
予定がなければ大体12時間近くは寝ている。
もちろん起きいればやりたい作業は山積み。
アラームをかけても起きれない。頭に血が回らない。
何度かここで起きれそうーーという予感のある目覚め方をするけど、体が動かず布団の海に飲まれる結果に終わる。
こなさなければいけないことをしている自分を想像しながら、悔しさを覚えつつも意識を手放す。を繰り返す。

こういう時の夢見はいい。
現実逃避の産物は私を慰める。
今は友人らとわちゃわちゃする夢が多い。
これが、そのうち動物たちとの触れ合いに変わる。
場所が山や草原ならば、まだ過眠の時期は続く。
海なら、もうすぐ終わる。
大好きな鯨や海獣たちと戯れているうちに、ひとりになる夢。
この夢を見たら、私は立ち直って作業ができるようになる。
夢占いでは明るい未来の示唆だそうだ。
その時が来るまで毎日楽しい夢を見る。
現実にため息をつきながら、布団でまるくなる日々を過ごすしかない。

躁鬱のケがある私は、活動期と過眠期を繰り返している。
もう長いこと患っているので、折り合いの付け方はわかっている。
どうにもならないことを嘆くより、潔く諦める。
感情や癇癪を、誰かに投げつけないようにすれば迷惑をかけない。
動ける時に必ず書いていれば、執筆や依頼に支障をきたすこともない。
そのせいか、日中の集中力たるものや。

これだけ対処できていると他人に鬱ではないと言われることがある。
それはそれ、これはこれ。
自分の人生を悪化させないための何とか見つけた生き方であって、心の中は大暴れだったりする。
いずれにせよ、人に迷惑かけるつもりは毛頭ない。
なので鬱じゃないという判断でも否定しない。
34年という月日が私に社会性をくれたのだから、それなりに大切にしている。
社会で生きて、人生を全うする。
それが楽しいものであればいいと思う。

繭を織り成すように、眠りの糸を吐く。
するすると、体を包む強い糸。
中身が傷つかないように、ゆっくりと時期を待つ。
急がずに、だが焦らずに。

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