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11/21 9:45 夏が残したもの

夏の疲れをまだ引きずっている。

床にへばりつくトカゲのようだ。
道で干からびたミミズのようだ。
朝帰りの電車内に似た空虚。
全てが無機質に感じて、味気ない。
さりとて心を揺らされたくはない。

よくこのように鬱っぽくなるのだけど、生活に支障はない。

部屋が散らかってるとか
連絡がめんどくさいとか
インプットがだるいとか
やることを見えないフリ

とりあえず珈琲を入れて一息。
生き方が、少しだけうまくなった。
気がする。
没頭できるものもある。
こんな精神状態で書いても、いいものなんて書けない。
でも、あとから読み返せば気持ちよく尖っている。
自分しか見えていない、自分だけの物語。
そのうち何かに使おうとしまいこむだけの作品。
人生を少し投影しちゃうなんて恥ずかしい。

先輩や師には『感性と理論とせめぎ合いで書け』と言われる。
『あえて人生を投影するな』とも。

感覚で生きていた時間が、少し勿体ないなって思った。
もっと理屈で生きればよかった。
机上で生き方を変えていくのは苦行。
それでも書かなくては。
書かないと、枯れてしまう人生の花。
咲き誇るまで、絶やすな水やり。

私の好きな名言は、ゲーテの言葉。
Without haste, but without rest.
(急がす、だが休まずに)

調子が悪くても、止まらず。

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