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2/22 23:25 いつもの海原で

書くという原動力は何だっただろうか。
思い出せば、いつも感情だったように思う。
何かにすがらなくては息ができないと、苦しさで物語を紡いだ。
酸素を取り込んで吐き出すかのように。

書いてるうちは全てが点と線になる。
2次元の中に私の物語が浮かび上がる。
書き手の私さえ点と線だというのに。
話だけは煌めいて、飛び上がる。
時に鯨のように。もしくはイルカのように。
手から離れ、大海原に解き放たれるストーリー。
のはずだったのに。
気づけば溜まりに溜まって、泳げないまま死んでいった。

最近それが悲しくて。
うまくいかないのがもどかしくて。
ずっと立ち往生。
壁にぶつかると、新しい面白いもの見つけてしまう、悪い癖。
今はデザインするのが楽しい。
でもそれじゃダメ。
私は、話を書くと決めて行動したのだから。
うまくいきそうだからと何かにふらつくなんて。
浮気者と変わらないじゃないの。

最近それが悲しくて。
うまくいかないのがもどかしくて。
ずっと動きだせない。
自分だけ時計が止まったみたい。
動き続ける周囲が疎ましい。
ただの嫉妬で心が焼き尽くされる。
私は、話を書き続けると決めたのに。
うまくいかないと泣き喚きたくなるなんて。
子供と変わらないじゃないの。

私の中、色褪せない感情。
文章にすがって呼吸したい。

追いかけっこで転んでも最後まで走るのは、
走れと言われたからではなく、
諦めずにゴールを目指したいからだ。

言葉で走れ。

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