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RTA in Japan Summer 2022にシャリーのアトリエDXで参加したよ

はじめまして。tetu_aoと申します。てつと呼びます。_aoは青色が好きだから付け加えただけです。
RTA in Japan Summer2022に現地参加し、シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~DXを走りましたお話を書きたいと思います。

自己紹介

TwitchでアトリエシリーズのRTAの配信を中心にカジュアルプレイなどをやっています。
走れるタイトルはシャリーのアトリエDX、アーシャのアトリエDX、新ロロナのアトリエ、フランスのビデオゲームの傑作ZADETTEです。
またJapanese Restreamというチャンネルでよくボランティアスタッフをやってます。わかりやすい例はゼルダの伝説時のオカリナTASでセリフを読んでた人です。
ねこが好きです。ウィルベル師匠が好きです。アトリエシリーズの音楽が好きです。あとポータブルオーディオも好き。
非常によく間違われますが女性です。声が低いのは学生時代に喉を壊したためです。

製作者私のアイコン。ヘッドホンはGRADOのGW100がモチーフです


RiJS2022当選までの経緯

自分が当選した経緯を載せます。備忘録にもなりますし、振り返ってみるとここまでの熱意を持って取り組めた理由がわかりました。誰かの参考になるなら嬉しいです。

2021年8月中旬~9月

シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~DX(以降シャリーDXと表記)のファンゲームAny%のチャート書きおこしを開始。ハードコアAny%用に改造し9月中に何とか通せるようになる

2021年10月~12月

RTA in Japan Winter 2021に応募するが落選。このときの応募ESTは2:25:00。この時点で1:50:00のタイムは出てたので受かるはずが無いですね。ESTに余裕を持たせるのは必要ですが、持たせ過ぎたら選考外になると思います。安定したタイムを出せるようになるのもプレイヤースキルですね
またこの時期にソフィーのアトリエ2の発売が発表される。黄昏シリーズをすっ飛ばし不思議シリーズの4作目が出ることに大変ショックを受ける。そしてこのとき「RTA in Japanに出て黄昏シリーズを、シャリーのアトリエを愛する人間がここにいることを証明する」ために更にチャートを詰めていくことを決意する。
チャート変更を繰り返しタイムを縮めていく。12月末まで続けて目標タイムが出たのでいったん終了する

2022年1月~3月

Japanese Restreamのスタッフに参加したり他のRTAをしたりカジュアルプレイをしたり自由に過ごす

2022年4月~6月

レイドRTAマラソンというイベントにシャリーDXが当選、再び練習を開始。その流れでRiJS2022の応募が始まったので更にチャートを変更してタイム短縮を進める。安定して走れるようになったためESTを1:45:00にしたのと、ゲーム概要の添削をのちに解説の1人となることんびさんがしてくださったので修正し応募、結果当選となった

内容は奇をてらわず正統派です


当選発表から本番まで

この間にも色々ありましたのでまとめます。主にやってたのはチャート変更、解説との打ち合わせ、運営への確認などです。しかし一番時間を割いてたのがJapanese Restreamのボランティア業務だったりするとかしないとか( ゚ 3゚)~♪

オン参加からオフ参加へ変えるきっかけとなったひと言

北海道在住ということ、仕事の休みの都合をつけるのが難しいことを理由に応募はオンラインのみの参加で提出しました。
ある日配信していると「アトランチスの謎」を走るぬこいぬさんがやってきてその話に。そのときのぬこいぬさんの一言が私をハッとさせました。

「僕はオフライン参加します。こんなことは滅多にないことだから」
(ニュアンスでお願いします)

その一言でオフ参加できない理由を並べてしようとしてなかった自分に気づき、考えを180度変えてどうやったらオフ参加できるか取り組みました。職場に休みの要望を出し(案外通った)解説のいるかんさんことんびさんに了承をもらって運営に相談、無事オフラインでの参加に変更になりました。
後々オン→オフの変更はそこまで大げさな話ではないことを知りましたが、私にとっては大きな決断でしたし、このときのぬこいぬさんの一言が無ければ後述するRiJに参加して感じた思いを得ることはできませんでした。ありがとうございます。

解説の方向性についてのお話

私だけがずっと詰めてやってきた弊害として、チャートを見ても私しかわからないという事態が発生。なぜそのようにしているかをチャートに書き込み解説の2人にお任せすることにしました。
しかしそのあと何回か打ち合わせを重ねるうちになんか違うなと思うことが増えてモヤモヤが溜まっていきました。そうなると打ち合わせをしてもなかなか意見が合わずどうしようかなと思いましたが、ある日決断をして解説2人に以下の要望を出します。

今回の解説ではまず何をしているかを最優先に話す。空いた時間でそれ以外の話をする。それ以外の話とはゲーム概要だったりストーリーだったり推しポイントのこと

解説2人に了承していただき以降はスムーズに打ち合わせが進みました。こうしたい、こうしてほしいというのがあるなら途中で方向転換しても全然いいと思います。モヤモヤしたまま本番まで行ったらそっちの方がずっとつらいですからね。

運営に確認は大事だよ

シャリーDXはモニターのリフレッシュレートが重要で、EST1:45:00でやるためには現地に240hzのモニターが必要でした。難しいかな…と思いつつ問い合わせると、運営のHoishinさんが「僕のモニター持ってきますよ」とのこと!なんと私物をお借りすることができました。めちゃくちゃ助かりました本当にありがとうございます。
余談ですが、この240hzモニターでプレイすることによりドラゴンファングZと聖剣伝説LoMは新たなタイム短縮ポイントが見つかったそうです。間接的に他のゲーム界隈の発展を促すきっかけになりました。やったね☆
あと本番時はお面をつけてもいいか、差し入れをもっていっていいかなど細かいこともたくさん質問しました。いいか悪いか考えるより運営側が判断するのが早いですからね。ただ一般常識的なところは自分で判断しましょうね。

会場に向かうところから本番が始まるまで

ここから当日のお話になります。現地の話は色んな方がされてますが私の場合こんな感じでした。

台風襲来により飛行機欠航→無事振替で現地へ

元々13日の夜に羽田空港に向かうはずでしたが16時過ぎに欠航が決定。その日は仕事だったので急いで帰って身支度を整えていた矢先の事態でした。うなだれる私…そんななか欠航が決まった旨をツイートするとリプライが来ました。

このツイートを見て即座に電話合戦に参戦、なんとか14日の朝一の便で羽田空港に向かうことができました。なつむらさん本当にありがとうございました!

note placeについてから本番まで

羽田空港に到着しいるかんさんと合流、案内してもらい昼頃にnote placeに到着。すぐにPCのセットアップをして簡単に入力感度を確認しました。そのあとPCは本番を迎える走者が使用するということで解説の二人とお話したりお昼ごはん(会場近くのカレー屋さん)を食べに行ったりいろんな方とお話ししました。最後にいただいた名刺をまとめて載せます。
そのあと観客として参加したいということで、kusomushi_buxterさんの「バトルトード&ダブルドラゴン」とPitmanさんの「GeoGuessr」を観戦。このとき感じたお話はのちほど載せます。

観戦を終えて3人とZIEQさんで晩御飯を食べに行きました。電車と徒歩で向かいましたが夜でも日中と全く変わらない気温で驚きました。北海道もかなり暑い日が時々ありますが夜には涼しくなるのに東京は暑すぎる…:(´ཀ`」∠):
晩御飯は高級イタリアンで大変美味しかったです。前菜、魚料理の調理方法が今まで食べたこと無いものばかり。特に美味しかったのがお肉!英気を養いました。

美味い!
美味い!!

note placeに戻るとPCが空いていたので練習を再開。入力反応速度が普段と違ったりイベントの雰囲気に飲まれて全然調合パートが上手くできずかなり焦ってました。ただここまでくると今まで何百時間とやってきたことが経験値となり自分への信頼に繋がっていたので、本番用デスクに準備しにいくときは焦りではなく挑戦してやらあ!という思いが強かったです。

時間も時間でしたが多くのスタッフ・走者が応援として参加してくれました。ZIEQさんみかしぎさん、ほーふさん、ふーにゃんさんミッドさん
担当時間中の貧弱さんドラゴソさんHoishinさん、他にもスタッフが見守るなかで走ることができました。
円陣はずっと考えていたことです。元々観客がいない時間だったのでみんなでやってもだれも困らないだろうということでさせていただきました。どうやら待機時間のワイプに映ってたようでいい空気感が伝わったのではないでしょうか。

円陣を組んでいる様子


本番

本番については自分の配信で振り返りをしたので詳しく知りたい方はそっちを見ていただくとして、簡単にまとめると本番の魔物が暴れすぎてました。私の自己ベスト兼世界記録(走者は圧巻の1名)は1:32:00なので11分以上も遅れてタイマーストップでした。2章の強敵遭遇で負けるわ水の王にヒンメルシェンクが2回も外れるわテンタクルス(クソつよタコ)にも負けるわ…逆にあれでEST内で収まったのはかなり凄くて、今までのチャートの積み重ねにより複数のリカバリ方法が頭の中にあったからこそ間に合ったと自分で自分を励ましてます。
調合パートも入力反応速度がいつもと違うためかなり慎重にやってたので本人的にはそこまでスピード出てないかなという感じです。「悲しき調合マシーン」と表現されてましたが本人はピンときてないですし、アトリエRTA走者ならあれくらいできて当然と思っています。普段どれくらいのスピードでやってるのか気になった方はぜひぜひ遊びに来てください!
エンドロールは以前レイドRTAマラソンの時に泣いてしまったので今回は泣かないようにとエンドロール曲「Last Wanderlust」を聴いて訓練してましたが、ラスボスのリザルト画面出たあたりで泣いてしまったので成果はありませんでした笑
寄付額投票によって普段と違うキャラで必殺技をする必要があったので、ウィルベル師匠のとどめ演出BGMが流れた瞬間から感極まってたのは否めないです。
エンドロールは4分と長いので解説のお二人にまずあいさつしてもらって、残りの時間でお礼を言いたい人たちにありがとうを伝えました。運営・ボランティア、解説、視聴者の皆様はお決まりとして、黄昏シリーズを始めるきっかけとなった大好きな作曲家柳川和樹さんへの感謝と、コーエーテクモガストブランド様へのお礼と続編お願いします!は当選が決まった時から言おうと決めていました。本人達に伝わってるといいなあと思います。そしてタイマーストップし無事終了となりました。

本番終了から帰宅まで

本番終了後は控室に戻りTwitterなどを確認、お面がよく見えなかったということで写真を撮りました。

青ぷにがアーランド、緑ぷにが秘密、赤ぷにがザールブルグです

残った人たちと少しお話したあと汗がヤバかったのでいったんホテルに戻り(すぐ近くの東急ステイ青山プレミアに泊まってました)、シャワーを浴びるのと身支度を整えて再びnote placeへ戻りました。始発待ちのZIEQさんとお話して、始発待ち組が帰ったあと朝ごはんを食べに再びホテルに戻っておにぎりを食べてました。少し休もうかと思ったらTwitterに流れてきたレバタンさんの「クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』~おわらない七日間の旅~」のあまりにも絵面の強いクリップを見てすぐにnote placeへ戻り、体操を一緒にすることができました。やったぜ☆

そのまま交流があるメンテマンさんの「Good Job!」、ものさんどさんの「ビッグトーナメントゴルフ」を観戦、会場に来た着る毛布さんとお話してからぬこいぬさんまんまるさんbeerさんの3人のレース「アトランチスの謎」を観戦してから会場を後にしました。
その後は念願のeイヤホンに行きドングルDACを購入、羽田空港に向かいなんやかんやで無事帰宅となりました。
東京の滞在時間はなんと31時間、そして一睡もせずに帰りの飛行機に乗るという今考えればかなり強引なスケジュールでした。

このネームタグは宝物です。今はデスクの前のヘッドホン置き場に飾ってます。

いつも見える位置にかけてます

これが私のRiJ当選から終了までの経緯でした。滞在時間が短すぎて他の方より内容は無いようですが本人としては充実した時間を過ごせたと思っています。

RTA in Japanに現地参加して思った、オフラインであることの意味

RTAイベントというのはオンラインで完結できるというのは皆様もご存じの通りだと思います。コロナ禍で2020年夏~21年はGDQ、ESA、RiJはオンラインでしたし、少・中規模のRTAイベントはほとんどがオンラインです。
しかし今年のESA Winter2022からオフラインイベントに戻り、続いてSGDQ2022、RTA in Japan Summer2022とオフライン中心のイベントに戻りました。
私がRTAを見始めたのは2020年からでオンラインが通常の形だと思っていたところがあったため、オフラインイベントがどんな感じなのかよくわからなかった•オフラインである必要性について理解してなかったというのが正直なところでした。
そして今回初めてオフラインイベントに現地参加してみて色々感じることがありましたので、新鮮な意見として見てくれると幸いです。

観客としてのオフラインイベント

観客側で見た作品は全て自分で遊んだことの無い作品で、配信で見たことはあるもののどういったテクニックが使われているかも知らないままに見ていた作品ばかりでした。
でも、見てるとすごい面白いんですよね。解説がどんなことをしてるとか、どんなテクニックを使ってるかという説明はもちろん重要なのですが、それだけではないんです。
会場には実際に走者と解説と観客がいて空気感というものが伝わってくるんです。それは熱意だったり、焦りだったり、うまくいけば喜んでいる様子や、納得がいかなければ首を傾げたりするところを見ながら観客も同じ時間を過ごします。だからこそみんなが同じ感情を共有する感覚があるんです。これって要は舞台を観に行ったりスポーツ観戦をするのと変わらないんですよね。今は何でもオンラインで見れるようになってきましたが、生の迫力や空気感は実際に見に行かないとわからないのはRTAイベントにおいても一緒で、全員で一喜一憂できるのは会場ならではだし、そこが面白いんだなと理解することができました。

走者としてのオフラインイベント

では走者側だとどうか。それはもう青春ですね。
というのも私は大学時代演劇部に在籍していて、もちろん規模は全く違いますが外部公演をするときのあの高揚感を10年ぶりに思い出したんですね。会場をセッティングして、自分たちでほとんどを運営しながら舞台を見に来てくれたお客様に楽しんでもらったあのときの感覚にとても近いものを感じました。
特にそう思ったのは走る直前に上記のメンバーで撮った写真を見たときでした。顔がバッチリ映ってるのでここには載せられませんが、その写真の雰囲気がまさに高校の学園祭準備でみんなで休日も出てきて準備してたあの頃や、夜遅くまで練習してチャリで自分たちの家にみんなで帰った大学時代のあの頃を彷彿とさせたんですね。まさか30代になってこんな感覚になるなんて、現地に行って参加してないと絶対にわからなかったことだと思います。
もちろん声しか聞いてこなかった交流のある方に会えたりとか、その人たちに直接「面白かった」と伝えられるのもオフラインならではですね。私は案外人見知りでは無いので、ネームタグを見て知ってる人なら割と声をかけてたと思います。というかラウンジにいると聞いたことのある声がそこらじゅうで聞こえてくる現象は面白かったです。

実は会場に着くまでは上記に述べた「RTA in Japanに出て黄昏シリーズを、シャリーのアトリエを愛する人間がここにいることを証明する」を達成することだけを考えていました。誰に会ってあいさつしたいとかはありましたがこんなにいろいろな人と会話することを考えてすらいませんでした。オンラインだけ参加してきた人間は意外とその辺なにもわからないというか想像できない部分があるので、私としては新しい考え方を得ることができた貴重な時間でした。

そのほか

・ゲーム自体も見て欲しいけど、それぞれのゲームのほとんどについていた解説の方々のテクニックについて注目してほしい。ゲームのジャンル・内容に合わせた解説、単走とレースでの解説の役割の違い、走者の状況説明をどれくらいの塩梅で入れるか…などなどが人によって全然違います。
誰々が良かったということではなく、各解説はそのゲームや走者について何をメインで伝えようとしていたのかという視点で見てみると各タイトルで違った面白さを感じられると思います。
・Twitchを見始めて初めてフォローした個人チャンネルの方にご挨拶できてめちゃくちゃ嬉しかったです。志々島さんという方です。これからも応援してます。
ユタポンさんお土産ありがとう!おかきめっちゃ美味いです。
・東京暑い。暑すぎる。そして建物のなかは涼しすぎる。体温管理難しいね。
・レッドブルたくさん飲みました。ありがとうございます。
・無人のコンビニに驚きました。治安的に大丈夫なのかと思ってしまいましたが給料払うよりは安いんでしょうかね。
・地下鉄迷宮も地下鉄への入り口迷宮も私にはとても難易度が高かったです。

最後に

冬のRTA in Japanは走者としての応募は今のところ考えていません。それよりもボランティアスタッフとしてあの場にいたいという思いが強いです。立場が変わるとイベントへの見方も変わりますし、初めてのオフラインイベントへの参加を経たことにより少しは感覚の慣れもあると思うのでボランティアやりたいなあ~って感じです。(あとアジーンさんへ挨拶できなかったので冬はしたいです)
もちろん機会があれば解説としても参加したいですがそこまでの話術が無いんですよね…いやもし私にやって欲しい方がいらっしゃったらウェルカムなので待ってます!
それでは最後にいただいた名刺を載せて締めたいと思います。お会いしたのは名刺の方々だけでは無いですがあると思い出しやすいってのは正直ありますね。冬も(もしボランティア応募が通ったらですけど)たくさんの方々と交換できたらなと思います。ありがとうございました!

短い滞在時間でしたがたくさん交換できました


 

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