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家さがしノート#EX2 家具選び編

長年続けた賃貸暮らしから、中古の分譲マンションを購入した後のあれこれ
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前置きです

 住宅ローンの契約も無事に終わり、残るは残金決済による物件の受け取りと、物件への転居のみ。ではなく、古くなった家電の買い替えや家具の購入もある。転居前にもろもろを搬入しておけば、引っ越し後の暮らしがとてもスムーズに始まる。

 家電選びについてはちょうどモデルチェンジの手前の時期だったこともあり、いま書いても売ってないモデルばかりなので割愛する。…が、実は引越し前の搬入において大きなトラブルがあったので、これは引っ越し前編にて記載したい。なお転居に際して購入したのは、エアコンと冷蔵庫と洗濯機のいわゆる白物大型家電てやつ。

 さて、ここからが本題の家具選び。これはこれで購入契約からローン審査通過までに検討1ヶ月、ローン審査通過から下見で1ヶ月くらいかかって、購入までの全体だと3ヶ月よりちょっびり少ないくらいだった。なにせ少ない週末だけで動いているので、下見3回だけで3週間かかっちゃうのが辛いところ。

欲しい家具を選ぶのじゃ

 まずは家族会議にて、必要な家具をリストアップ。

ベッド一式
ベッドフレームが傷んでるのと、10年もののマットレスを買い換えるついでに、狭いセミダブルからダブルかクイーンにしたかった。夏の引っ越しなので、布団の買い替えは後で済むので、まずはベッドフレームとマットレスのみで。

3人掛けソファ
ダイニングセットのベンチシートだと寛ぐにはイマイチだったし、旧居では寝室とリビングがひと続きだから「ちょっとベッドで横になる」ことができたけど、新居は別室になる。昼寝できる大きさのソファがぜひとも欲しい。

テレビボード
部屋の狭さ故に小さなテレビ台に小さめのテレビを置いていた。テレビはいったん新居に持ち込むものの、新しいテレビを購入したい時期でもあるので、先行してテレビボードを新調したい。今はテレビ台の裏の配線もグチャグチャなので、Wi-Fiルータや配線をスッキリ整頓できるものが好ましい。

本棚
小さなキャビネットが古びてきたのと容量的に限界超えてたので、処分して洋室に大きめの本棚を据えたい。余ったスペースはふたりがそれぞれ集めてるフィギュア的なものを飾りたい。

食器棚
レンジ台とシンク上の小さな収納しかなくて、他の棚に食器が間借りしている状況だったので、レンジ台の上にも収納があるような背の高い棚が欲しい。

ローテーブルかサイドボード
LD16畳とは言えリビングスペースだけで言えば8畳程度なので、テレビボードとソファの間にローテーブルを置くには狭いかも知れない。リビングに12畳くらい確保すれば問題ないんだけど、ダイニング寄りに床暖房があるのでソファで塞がないように配置を考えたい。

チェスト
北欧製(非IKEA)のチェストは、デザインは良いし全体的には頑丈なんだけど、まあまあ値段張った割に底板がペラペラでたわんでるしそのくせ重いし、なので処分することに。

挙げてみると結構あるなあ…!

 次に優先順位づけ。分類は以下のように。

S:転居時に必須
A:転居後でもいいけど速やかに
B:買うけど冬までならOK
C:いつでもおk

 ベッドとマットレスは確実にS。引越し元で処分していくので、ないと寝れなくなっちゃう。
ソファとテレビボードもSにした。LDK用の大型家具は、転居後だと業者をあまりリビングまで入れたくないし、搬入経路の整頓とか作業スペースの確保とか必要になるので、転居前に搬入しておくことが望ましい。のでS。はい決定。
本棚はBかな。いいのが見つかれば、という感じで。
食器棚はキッチン用なのでS。
ローテーブルとサイドボードはBでおk。ソファ選びのついでに。
チェストは…まあAくらいか。"なる早"で。

何事もシミュレーション

 次にSランク家具を配置シミュレーション。寸法入りの図面をA3印刷して、寸法から縮尺を算出して、想定サイズの家具を切り出して部屋に置いて、位置や角度をあれこれ検討していく。最初にやったのは、持ち越して使う予定のダイニングセットの切り出しと配置から。ダイニングのカウンター傍にこう置いて、こう座ると、キッチンとリビングはそれぞれこの方向で…と実際をイメージして、そこからソファのだいたいの大きさと配置、テレビボードの大きさと配置を決めていく。
パソコンで3Dモデリング使ってシミュレーションする方法も試したんだけど、ひとりだけでやるならともかく家族であれこれやるのにあまり向いていなかった。紙ならマウスを取り合うこともない。

 紙シミュレーションで分かったことは、やはりローテーブル厳しめ。置けないことはないんだけど、だいぶ窮屈になる。リビングスペースを多く取ると、床暖房を一部塞ぐことよりも、ダイニングセットとの配置バランスが悪くなるのが残念。動線も考えると、リビングとダイニングは等分かな。ベッドはクイーンがちょっと厳しい。頭を窓向きにしてベッドを配置すればクイーンでも置けるんだけど、けっこうギリギリ。エアコンのクリーニング業者を数年おきに入れることを考えると、ベッドをどう動かしても作業スペースを確保できそうにない。ダブルなら動かせばスペース確保できそう。ということで、ダブルベッドとマットレス、食器棚、ソファ、ローテーブルを中心に下見することにした。

家具屋さんで現物を見て回る

 まずは経営者の親子げんかで有名な、あの大手家具屋さんへゴゴゴウ。旧居のベッドとマットレスも同じ家具屋さんで購入しているので、なんとなく勝手も分かるし選び方も分かっているのもある。自由に見たかったので予約無しで飛び込む。が、入り口で捕まって担当を付けられてしまった。KREVA似で高身長のイケメンお兄さん。後で名刺を確認したら、結構上のランクの人だったので、不幸中の幸いだったかも知れない。最初はベッドとマットレスを見に行く。

 マットレスはラインナップが少し変わっているけど、以前購入したシリーズの後継モデル「レガリア」を中心に品定め。シモンズやフランスベッドも体験してみるけど、寝心地とコストのバランスはレガリアが優勢。ダブルサイズで予算上限のモデルを念入りに試す。今よりも2つ3つ上のランクだけあって、十分じゃないかなーと心を固めつつ、ベッドフレーム選びに移る。

イケメン「本体に関しては、ざっくり二択ですね。寝心地追求のボトムクッションにするか、機能やデザインを求めてフレームにするか。フレームの場合は材質や機能は寝心地にほぼ影響ないので、ぶっちゃけ1万円や2万円の合板フレームでも、高価な天然素材のフレームでも同じです」

 ふむふむ。確かにボトムクッションの寝心地は良いよね…欲しい…でもやっぱり高い。予算を遥かに超えるので、ここは安めのフレームで我慢。パカっと開くタイプがいいかなあ。でもここだと結構高い…フレームだけ別で買ってもいいよね?

 次はソファ。「ソファに関してはマットレスより複雑です。デザインや素材、座面の硬さ、深さ、背面の高さなど、要素が多めですし、納期が結構かかります」とイケメン。なるほどねえ。安いものから高いものまでたくさん座らせてもらったけど、なぜかしっくりくる商品に出会えず。他の店に持ち越し。テレビボードも同じくピンとこず持ち越し。食器棚は見る時間がなかった。

 移動を重ねてKEYUCA、unico、ACTUSや、その他輸入家具屋を次々と見ていく。そもそもお値段的に無理すぎる店もあったけど、全体的にピンとこない。ここまででほぼ決まりなのはマットレスだけ。これさえあれば眠れはするけど…ねえ。テレビボードについては、当初はレコーダーやPS4のホコリ対策として、排熱穴のあるキャビネットタイプを探してたんだけど、調べてみると排熱穴程度じゃレコーダーやPS4Proの排熱は追いつかないらしい。デザインは開放型の方が良いものが多いので、開放型に方針転換した。

意外とよかったニトリ。そして神あらわる

 翌日、家からほど近いニトリにも行ってみる。木製家具は素材や細かい部分がやすっp…粗いのでNG。ベッドフレームは跳ね上げタイプが程よい価格だったし、横開きもあるようなので、第一候補に考えてみる。高さが2種類あって、購入予定のマットレスと合わせると高い方は60センチ超える高さになる。乗り降り大変かなあ。そしてソファ。なぜかしっくりくる。底辺にちょうどよく作られてるのか、とてもしっくりくる商品がみっつもあった。ひとつは柔らかめのハイバックで、もうひとつは硬めでヘッドレスト追加でハイと同じ高さにできるもの。最後は電動リクライニングのやつ。電動リクライニングマジでよかった。その時々のピッタリに調整できるの凄いよ。スツールもいらないし。ただ、ソファの配置予定場所が壁際ではないので、背面や電源ケーブルが丸出しになるのがちょっと…。要検討。ところで、ニトリの家具のリーフレットというか紙資料って、搬入に必要なサイズ目安が書いてあって便利だった。こういうの他の家具屋でもやってくれないかな。

 いずれにしても食器棚とテレビボードがイマイチだなあ…と悩んでいるところに、仲介Eから残置物についてのメールがきた。売主さんは実家戻りで家具は揃っているので、こちらが欲しい家具があれば置いていくとのこと。マジかよ神かよ。キッチンにあるハイセンスな食器棚が欲しいと要求してみるとOKの返信。撤去処分費用が高くてどうしようかと思っていたとのこと。ラッキーすぎる。ちなみに後日、某輸入家具屋で同じ食器棚を見つけた。めちゃくちゃ高かった…ありがたい。

いざ購入へ!予算との戦い

 翌週、マットレスを購入にまた大手家具屋に。「これを買おう」と決めていたものを中心に、グレード前後を改めて体感。妻が「こっちにしよう!」と2グレード高いやつにご執心。

いや、これ予定より(購入時の価格だと)10万円くらい高いよ…?
どうやら、食器棚分の予算まるまる浮いたのと、ベッドフレームがニトリ価格になったことで浮いた予算を足せばどうにか買える!と瞬時に判断したらしい。いやでもニトリベッドの仕様に合う高さと重量じゃないと。ね?店員さんに仕様を確認してもらうと重量は予定より重くなるけど許容範囲…。高さは合計70センチになる。腰より高くない?と進言するも「もう決めた」と言われたので渋々購入。高すぎる(涙)

 マットレス1点買うのに、会計合わせてなんと2時間!もうヘトヘト。これからニトリに行ってベッドフレームとソファを買う体力はもうない、と家具屋が集まってるビルへ。休憩がてらフラフラしていると、目の前に良さげなテレビボードを発見。これがメーカーのサイト。

値段もお手頃だし、色も質感もいい。周辺機器スペースも十分かつ2台分ある。収納部分の可動もスムーズだし、コンセントボックスがあるのが特に良い。これなら配線をコンセントボックスと本体裏でスッキリまとめられそう。ということで即決購入。

 翌週、満を持してニトリへ。ベッドフレームを実際に触ってみて、跳ね上げ式の深いタイプに決定。跳ね上げ機構がガス圧式で、本当に女性でもラクラクだった。とは言え、使用時はマットレスの重量(約35kg)が加わるので、我が家ではラクラクは難しそう。柔らかいヘッドボードは選べないので、薄いものにした。

 一方、ソファは電源ケーブルの取り回しを考慮して電動リクライングを諦めた。ハイバックソファも、部屋の中央に配置した際の圧迫感を考慮して取りやめ、残ったのがこれ。

ソファはよほどの高級品じゃないと張り替えて打ち直して一生モノ、みたいな感じにはならないので、消耗品として考えればコスパ中心でありたい。座った感じや座面の深さがちょうど良かった。高さはヘッドレストでカバーできるし、それなら凸凹になって圧迫感は薄いはず。スツールについてはあとで買うことにする。(今でもまだ買ってない)

戦いを終えて

 とりあえずランクSの家具は予算ギリギリだったけどぜんぶ購入できて、引越し前に搬入できることになった。その他については、荷物の片付け度合いを見ながらじっくり選んでいこうと思う。

 と、いうことで今回の家具選びは完了!
ではまた。

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