家さがしノート#5(全13回)ようやく購入申し込み。しかし…

長年続けた賃貸暮らしから、中古の分譲マンションを購入するまでの記録
(個人特定を避けるため若干の嘘や誇張を含みます)
前回はこちら

主な登場人物

俺:都内在住だった40手前の男性。会社員
妻:年齢不詳の謎の女。自由人
仲介Z:大手仲介業者BのW支店のひと。20代後半くらいの体育会系

2018年12月のできごと(後編)

便利ではない街、坂だらけの街を経て、どこに住めば良いのか思い悩む我が家。そこそこ便利で平地にあるT駅に(ネット上で)たどり着いた。
もはや新築で購入できる価格帯はここにはなく、中古物件に絞って探していくこと数日。やはり3件の候補をピックアップするのであった。

ここで、どうやら元付けっぽい大手業者Cに連絡するか考えた結果、仲介Zの「元付けも仲介(客付)も平等に取引できる」という言葉を信じて仲介Zに内覧の依頼を送信。担当エリア外だけど知ってる人の方が安心だし、最初の仲介Mと違って胡散臭さはなかったし。

週末にアポイントを取り付け、いざT駅へ。
てか、担当エリア外でもやってくれるんだね。ここにもB社の支店あるけど。

それ早く言ってよ…

1件めから本命ですよ。築浅中層マンションの2LDKで60平米と広くはないけど、築浅だし学校も公園も近所にはない。ただ駅から徒歩20分弱なのと、線路からは割と近いのがネックか。ここは空室。

最上階!バルコニーからは細い道路を挟んだ向かいにビルが見えるけど、ビル側に窓はないのでカーテンは開けて暮らせる。道路の交通量はとても多いって程ではないし、窓さえ閉じていれば静か。両隣の生活音もなし。
リフォーム物件なので綺麗だし築浅で設備も最新。しかも予算内で問題ない!ここで良くない?申し込む?と妻とテンション上げていたら。

仲介Z「実はここ、先週申込み入ってるんですよ。契約間近らしくて二番手申込みは厳しいですね」

それ早く言ってよ…だったら見に来る必要なかったのに。なんのために駅から20分歩いて来たのか。

ここはなかった。予想通りだった

2件めは元から捨てっていうか、1件めと近いから参考までに見ておこうかとピックアップした物件。1件めから歩いて3分ほどで到着。空室。

90平米の4LDKとだだっ広く、築15年で未リノベの割に綺麗だし設備も新し目。ただし2階故にバルコニーの目前に路地を挟んだ戸建てのバルコニー。お向かいさん。つまりカーテンはほぼ開けられない。そして寝室の窓を開けると…工場。この日は土曜日でお休みだけど、近隣の口コミを見ると平日は機械音や従業員の怒鳴る声が響くらしい。

ね。(察してください)

リノベーションに希望を見出す

最後は1、2件めとは駅を挟んで逆方向に10分程度。駅からは一番近いし、周囲の店も多い。環境としては一番いい。居住中。
築15年中層マンションの3LDKで65平米。またも最上階。共用設備も充実というのがウリの物件。

外壁修繕直後のためか古さはまったくない。築10年でも通る感じの外見。
室内は整っていて、狭さを感じるものの間取りは悪くない。最上階で目の前に建物がない。予算よりだいぶ安い。売主さんもいい人で、収納の中まで快く見せてくれた。

ただぁし!そりゃあるよ。ただしポイント。
まず設備が古い。水回りが15年前の設備って感じ。次に壁紙。痛みはそれほどないんだけど、換気口の周囲が名状しがたい変色を遂げてる。多分、近隣施設の排気を吸って変色してる。

とは言え。水回りのリフォームと壁紙とフローリングの張替え(つまりフルリノベ)してもギリギリ予算内には収まりそう。

てことは?

いざ、購入申し込み

まあまあの築年数だし最上階で眺望ってほどでもないけどカーテンは開けて暮らせる。だいぶ静か。あとはリノベ入れたら室内は最新。それでも予算ギリ。現地解散して周囲散策と駅徒歩実態を見ても許容範囲内。

一週間たっぷり検討して、申し込むことを決意。みたび、仲介Zの元へ。

仲介Z「じゃあ、まず資金計画表から説明しますねー」

物件の価格はX円で、Y円の借り入れをしたとして、諸費用はZ円。これにリフォーム費用が概算でP円くらい。
Y円のローン返済は変動金利がV%として毎月R円の支払い。これに管理費と修繕積立費を足すとだいたい月にG円くらい。といった説明をふんふんと聞く夫婦。だいたいこちらの試算通り。

仲介Z「つぎに、申込ですね。購入申込み用紙のこことここ、記入してください。購入価格は最後にしましょう」

説明を受けつつ、言われるままに記入していく。

仲介Z「では物件の購入価格ですが、この物件ですと、N円くらいなら交渉余地があると踏んでいいです。リフォームもされることですし、当初予算から積み上がってるはずなので、少し下げた価格で申し込んでみますか?」

指値と言うらしく、公示されてる元の売値より安い価格で申し込んで、あとは元付と客付の間で交渉していくとのこと。ちなみに、元の売値以上での申し込みは原則的にNGらしい。いったん鵜呑みにして、仲介Zの読みに従った指値で購入申込み用紙の記入を終えた。

仲介Z「最後に住宅ローンの"事前審査"の書類に記入をお願いします。添付書類が必要になるので、いったん持ち帰って頂いて、記入後に添付書類と併せて送付してください」

オーケー。これで申し込みが通って、住宅ローンの事前審査が通れば交渉してもらった価格で売買契約して、住宅ローンの本審査になるのね。

仲介Z「では続きは来年ですね。弊社は明日が今年の最終営業日なので」

んん?そうなの?銀行も一般企業はまだ来週は営業してるし、事前審査は来週中に終わるんじゃない?

仲介Z「…では明朝、ご自宅に書類を取りに伺います。それなら明日中に銀行に書類を送れるので、来週中には結果が出ると思います」

これで無事にクリスマスと年末を迎えられる!

仲介業者を信用しすぎるのは考えもの

仲介Zに書類を渡して事前審査開始。年が明けてしばらく待てば、申し込みの結果と交渉結果も出る。

はずだったんだけど…
クリスマスも過ぎたある日、冬休みに入ったはずの仲介Zから至急折り返せとの留守電が。

仲介Z「実は…俺様の申し込みの直後に満額で購入するという申し込みが入ったらしく…さらに年内でご契約できるとのことで…誠に申し訳ございません…」

目の前は真っ暗。仕事も手につかず、定時キッカリで帰宅。メールで伝えておいた妻もガックリと肩を落として…というかリアルに部屋の隅で体育座りしてた。

なにが「交渉の余地ありますよ!僕の交渉力を見ておいて下さい!」だよ…交渉以前の問題だったよ。
なんとなく、この街の1件めを案内したあたりから、仲介Zって人柄だけで能力的にはアレなんじゃ…という印象が大当たりだった。

という事で、ようやく購入できる、年が明けたら引越し準備だと思ってたのに、また振り出しへ戻ったよ…(続く)

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ただのおじさん。

家さがしノート

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