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ゆの漫才ボツネタ2本

去年、コンビ組んだ時に書いた2本
もうやらないだろうから残します。

漫才「おにぎり」

私がツッコミやりたくて書いた
初めて書いた漫才です。
A:わたし(ツッコミ) B:相方

A:(コンビ名)です。よろしくお願いします。

B:今日のお昼何食べました?
A:コンビニのツナマヨおにぎりですけど。
B:その通り!

A:正解なはずですが、それがどうしましたか?

B:ツナマヨおにぎりがこの前ザ・ノンフィクションに出てたときの話をします。

A:今から嘘の話が始まります。
 ここは、のっときましょう。

B:ツナマヨってじつはいくらから始まってて。
A:ニワトリからも始まってると思うけどね。

B:それを言ったら鮭から始まってるわけですけど。
A:私のためにはしょってくれた過程を
 掘り下げてしまったみたいです。

B:そのいくらが、幼稚園に通い出した時、
 丸い体で頑張って通ってたわけですけど、
A:なるほどね。

B:潰れていったん死んじゃって
A:死んだ?!?!もうサンサーラ?

B:ううんそれは2機目があるから大丈夫。
A:2機目?いくらって言ったら
 こっちも集合体で考えてたけど
 集合体のまま人生始めてたってこと?
B:そう。
A: …そうみたいです!

B:でね、双子のお兄ちゃんがメインになるんだけど、
A:もっと同期いたと思うけど
 双子タレントだったみたいです。

B:そっから丸い体がランドセル
 背負って通うんだけど、
 赤と赤で、赤くてね。
A:参観日は浮くねえ。
B:大丈夫。ニワトリもいる。

A:同じクラスに白の丸が黒のランドセル
 背負って通ってるのね。
B:いや、赤玉が赤ランドセル背負って、赤くてね。
A:赤玉の赤はそこまで赤ではないけどね。

B:で、エスカレーター式に
 高校まで上がるんだけど、
A:双子の弟死んだ歳に
 小学校受験してたみたいです。

B:大人になる過程で丸みがなくなってきて、
A:第二次性徴でいくらから鮭になったんだ。

B:彼氏とかできて、進路がブレるわけですよ。
 「あーん、彼氏が上京するから
  私も東京の大学に進学するー!」
A:ほう。

B:『許さん。お前は東京には行かせない。
  東京には危険な遊び場があるから、
  一人暮らしが心配だ。』
A:お父さんかな。

B:『あらぁ、何事も経験よ。
  この子の好きにさせましょうよ。』
A:お母さんかな。

B:『お前なんか握ってやる!!』
A:スシ王子かな。

B:『きめた!光一くんがいうなら
  わたし絶対に東京に行く!』
A:スシ王子だったみたいです。

B:でも、受験にも失敗して、
 向こう見ずに上京して、お金もなくなり、
 万引きして捕まるんですよ。

A:ドラマ性が出てきました。

B:刑務所で泉ピン子さんたちと仲良くして、
A:そういうドラマもあったけど。

B:出社したら、まずは幼馴染の卵を訪ねて、
 あの頃からやりなおそうって思って
A:赤玉の。

B:おにぎり大学の夜間にとりあえず通って、
 おにぎりに就職して、
 立派なおにぎりになったわけですよ。
A:ほう。

B:それであなたが食べたのが、
AB:おにぎり。

B:あなたが食べたおにぎりにも
 そんな背景があると思ったら、
 「いただきます」の姿勢が
 変わってくると思いませんか?

A:すみません。
 私が食べたのツナマヨおにぎりなんで、
 鮭じゃないんです。

B:そういうことは、
 いくらの時点から訂正できただろう!
 こうやって間違いを否定しづらくなっている!
 こんな仲でも!

A:ごめんね。私は私がマヨなら、
 あなたをツナのように思います。

B:好きってこと?

A:そう、だーいすき。ありがとうございましたー。


漫才「分度器」

私がボケたくて書いた2本目です。
A:わたし(ボケ) B:ツッコミ

A:どうもー(コンビ名) です。
AB:よろしくお願いしますー。

A:さっき渡したお弁当食べました?
B:食べたよ手作りだよね、ありがとう。

A:はい、まごころと残り物を
 詰め込みました。
B:あんまりそういうのは関係性が
 家族以外で言わない方がいいよ。
 でもぜんぶ美味しかった!
 ごちそうさまでした!

A:いえいえ。
 実はある仕掛けをしているんです。
 気づきませんでしたか?
B:隠し味とか調理工程みたいな?
A:ちがいます。

A:お弁当の中身をよーく思い出してください。
B:手作りには珍しく天丼でした。
A:何入ってました?

B:「海老」「いか」「ほたて」
 「まいたけ」「れんこん」「いんげん」

A:そうそう。

……

B:オールスター天丼?
A:そう。
B:オールスター天丼だったの?

A:そう。でも、今はそこじゃない。

B:作った?
A:用意した。

B:…作った?
A:今話したいのはそこでもない。(首を振る)

B:ごめんごめん。わかった、
 あとは入ってたのはおつけものかなぁ。
A:正解!

B:天丼の横のおつけものなんて素人が
 こだわるところじゃないでしょう。

A:実は、そこに、
 マイクロ分度器を入れておいたんです。

B:マイクロ分度器?!?!?
A:はい
B:分度器!??
A:はい、形、似てるからそっと。
B:いやたしかに両方ともこういうかたちで似てるけど。

A:色々と便利かなーって
B:分度器なんて大人になって
 筆箱に入れて持ち運ばない文具一位だよ?

A:ほら、そこ、何度?
B:(フンっ)30度。いやそれはさあ

A:ほら、ここ、何度?
B:(フンっ)270度。いやちょっと待ってよ。

A:ここは?(Bが手を挙げた角度)
B:(フンっ)90度。
 僕の喉が基準の0度ってことですか?!

B:不思議と、角度が出てきてしまう自分が怖いです。

A:40度
B:(変な動き)

A:200度
B:(変な動き)

B:僕もう壊れそうです。
 こうなったぼくにどうなって欲しいんですか。
A:ザ・世界仰天ニュースに出てもらいます。
B:え?
A:ザ・世界仰天ニュースです。

B:マイクロ分度器が埋め込まれた男ってこと?
A:相方が作ったお弁当が起こした衝撃事件!
 ってことです。
 相方として再現されてみたい欲が
 やっぱりあるんで。

B:この後に及んでずうずうしいね。
A:まだ全然名前が足りないんでね、
 売れたいじゃない。
B:それはそうだけど、
A:普通に生きていて中居くんに
 見ててもらえると思うなよ!(キレ)

A:鶴瓶さんだって、
 毎年ミネラル麦茶を増量することで
 中居くんの隣にいさせてもらう契約を
 更新してるんだから。
B:そうだったの?
A:そう。

A:じゃ、CMの後はまさかまさかの、
 あの文具を飲み込んだ男〜!

B:今日の相方が作ったお弁当はうまかったなあ。
 オールスター天丼作ってくれたんだもんなあ。
 あれ?お腹痛くなってきた。
 いて、いてててて、病院行こ。

A:ん?あなた!大変です!
 心臓がカクドッドッドッドッ(度)って言ってる!
 伏線かもしれないです!
 レントゲン撮りましょう!

B:えっーーー、
 ぼく食あたりくらいの気持ちだったのに、
 重たい病気だったらどうしよう。

A:結果が出ました。
B:大丈夫ですか?
A:ここに、見えますか?
B:なんですかこれ。
A:マイクロ分度器です。
B:マイクロ分度器?!
A:マイクロ分度器です。

A:男は角度が測れるようになった。
B:「◯度、◯度、◯度、(日常のジェスチャー)」

A:男は角度が測れるからと言って、
 モテたりしなかった。
B:「君、100度でうぃーね」

B:もうやめましょう、
 こんな姿中居くんに見られたくないです。
A:そうですよね、
 私も思っていた感じと違いました。

B:だめだよ!
 もうお弁当に残りものと変なもの
 詰めないでね!
A:変なものじゃなくて
 まごころの部分だったんですが…

B:じゃあ、許そうか。
A:ありがとう。

A:じゃあ0度になって(きをつけ)
A:90度になって(礼)
AB:ありがとうございましたー。


おわり

あざしたー

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