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からだ思考

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からだについてかんがえる、あたまのなかを書いています
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#エッセイ

わたしたちの生きているサインはいつも誰かにdetectされている

わたしたちの生きているサインはいつも誰かにdetectされている

雪の残る山へ、出かけた。一晩泊まって明けた朝、道の脇にポツポツと雪の凹みがあることに気づいた。夜は雲もなく月がきれいで、前日は晴れて木の枝にはりついた雪や氷が溶けて水滴を垂らしていたから、そうかなどうかなと思いながら近づくとどうやらそれはやはり動物の足跡だった。

夏頃、森の中に落ちていたオニグルミの実が齧られていて、リスが食べたのかなと想像したのだけれど犯人はわからずじまいで、もしかしたらネズミ

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火傷をしたら温める、を試してみた(自己実験)

火傷をしたら温める、を試してみた(自己実験)

どのくらい前だか忘れたけれど多分1年か2年前に、twitterで「火傷をしたら温めるという民間療法がある」というのを読んだ。一般的に火傷をしたら流水で冷やせ、というのが常識なので衝撃的だった。

「火傷をしたらアロエを貼る」という民間療法もあって、これは知っていた。というか実際子どもの頃に貼られた。が、これのそもそもの目的は、熱傷部位(火傷は医療用語では熱傷(ねっしょう)と呼ぶのでここではあえて)

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バタフライ効果をもやっと考えて運動の制御になんとなく行き着いた

バタフライ効果をもやっと考えて運動の制御になんとなく行き着いた

バタフライ効果、という言葉にはなんだか魅惑的なSFチックな響きを感じる。わたしの記憶にあった北京とニューヨークは、この効果について提唱したローレンツのもともとの表現ではブラジルとテキサスだったらしい。他にも中国とカリブ、にも変換されたりしているらしいけれど場所はどこでも良くて、兎に角、一羽の蝶の羽ばたきが遠く離れた場所の嵐を引き起こすか?という「はじめのわずかな変化」が「最終的な大きな影響」になり

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