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2-9 自分に矢印を向ける

また、筆者は

“自分の知力にだけ頼った、一見、個人の力が大きい仕事でも、成功するかどうかは自分で理解している以上にほかの人びとの協力にかかっているのだ。”p.125 

と述べている。

ジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー 2 –飛躍の法則」で紹介された「窓と鏡」の法則という考え方に似ている。これは、組織がうまくいっているときは窓の外をみて自分以外の人々の協力によってもたらされたのだと考え、組織がうまくいっていないときは鏡に映る自分をみて行動を改めるという意味である。このスタンスは非常に重要だと主将を務めた1年間を通じて感じた。主将を務める前にある社会人の方に「組織はリーダーの器以上に大きくならない」と言われたこともあった。

なにが起こったとしても責任をもつ覚悟がリーダーには必要不可欠であると考える。なぜならば、他人をコントロールするのは不可能だからだ。改められるのは自分の行動のみである。従って常に矢印を自分に向ける必要がある。また、もし成功したとするならば、それはほかの人々のおかげだと考え常に向上心を持って次の課題に取り組む必要がある。部活動のリーダーとしての1年間は短い。だからこそ素直に、謙虚に自分と向き合い続けたい。

最後までありがとうございました!