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就活時に読んでおきたかったと思う本。

USJのアトラクションエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」実は今回の投稿に関係があります。

今年の就活はコロナの影響で、いつにも増して大変になってそうです。少し前、私の会社に興味があるので、話を聞きたいという学生さんとメールのやり取りなんかしていました。

学生を不安に陥れる恨めしき就活。。。僕も基本的には大嫌いでしたけど、特に今年は暗い思い出になる学生さんが増えそうです。
就活という日本独特の社会システムは毎年多くの大学生を苦しめています。
当時を思い出して、就活をこれほど悲壮感漂うイベントに仕立てているものの1つは「就職が人生の全てを決めるから失敗は出来ない」みたいな誤った意識のような気がします。

自分もつい数年前就活をしていた身ですから、こうした幻想に近い考えが程度の差こそあれ、どこか就活生の頭の隅にあると感じていました。私も就活中はずっとモヤモヤとした不安を抱えていましたが、自分にはそれなりの英語力があるから大丈夫と、言い聞かしていました。就活中の心の安定は、努力して手に入れた「英語力」が与えてくれていました。


そして今も思います。
「あの時感じていたことはこれからも同じだろう。本当の安定は会社や肩書ではなく、きっと自分の力(スキル)なんだ」
私は現在日本の大きなメーカーで働いています。就活生にとって特に憧れの企業ではありませんが、世間一般では「優良大手」と思われているかもしれません。しかし、せっかく入った企業ですが、一生ここで働く気はありません。

就活を控える方々にお伝えしたいことは、最初の一社目なんて考え方によっては「経由地」でしかないんじゃないか?、ということです。言いかえると、基礎スキルを身につける実践式のトレー二ング施設くらいに考えておくと良いのかもしれません。
企業は社会のため?顧客のため?株主のため?
そんなこと学生の時に理解も想像もできません。だったら、自分の能力開発のためだと考えてみてはいかがでしょうか。

そして、能力開発は主体的かつ行動的あることが肝心だと思います。仕事から何を得るか、仕事以外の時間で何をするか?
就職してからが、本番。就活なんぞ、序章にもならない気がします。大企業内定で人生アガリ、なんて滑稽すぎるでしょう。

ということで、今回は以前読んで、とても影響を与えてくれた本を紹介します。就活の時に読んでいたら、違った選択をしていたかもしれません。
ユニバーサルスタジオジャパンの経営を再建させ、ついにディズニーランドの入園者数を上回ることに成功した、マーケター盛岡毅さんの著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 」です。
この方自体は以前のNHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演していた時に知りました。本書はUSJという非常に具体的かつ関心が持てる現実事例を元にマーケティングの基礎、本質的な考え方を説明してくれます。マーケティングに関する内容はもちろん面白いのですが、著者の森岡さんの仕事に対する姿勢や考え方も大いに勉強になります。就活に関しても素晴らしい意見を持ってらっしゃいます。
就活に関しての森岡さんの意見が載ったインタビュー記事があります。動画もあるので是非チェックしてみて下さい。
USJ大ヒット仕掛け人の就活論 「会社と結婚するな」
インタビュー動画の森岡さんの最後のお言葉が、今回の投稿の全てをまとめてくれていると感じました。

職能を提供してくれる会社を複数チャレンジしてみてほしいなと思います。そして、そこで頑張れば皆さんのキャリアは皆さんのものになると思います。会社に選ばれる人ではなく、会社を選ぶ人になってほしいなと思います。

最初の一社が全てだなんてありえないはずです。環境は大事ですが、結局は自分次第かと。
あと、こんな本もありました。
苦しかったときの話をしようか
森岡さんの娘さんのために書き溜めたメモかなんかを編集したような本です。こちらは僕は未読ですが、いつか読んでみよう。

本投稿はあくまで一意見です。何か少しでも就活を控える方々のヒントになれたらなと思います。

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