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T3チャンピオンズリーグ南部地区第1節 バンコクFC対アントーンFC観戦記【タイリーグ2023-2024】


まえがき


どうも、きーきあっです。
タイリーグも後半に入り、各カテゴリーとも優勝争いや昇格、残留争いが熱くなっております。

そんな中でT3(タイの3部リーグ)は一足早くリーグ戦が終了しました。
そして始まったのが、

「T3チャンピオンズリーグ」

です。

まずは「T3チャンピオンズリーグ」について説明しますと、T3は全部で6つの地区に分かれてリーグ戦を行います。
その各地区の上位2クラブ、合計12クラブが「T3チャンピオンズリーグ」に進むことができます。

そしてこの12クラブを2つのブロックに分け、総当たりのリーグ戦を行います。
それぞれのブロックの首位クラブがまずT2昇格の切符を手にします。
また2位同士がホーム&アウェイで戦い、勝者が残り1つのT2昇格の座を掴むことができます。

ということで、ここまで勝ち上がった12クラブのうち、T2に上がれるのはわずか3クラブ。もっというと、その前のリーグ戦を戦ったのは全6地区で72クラブ。

つまりたった3枚のT2行きの切符を72のクラブで争うのがT3なんです。
どうですか?めちゃくちゃ過酷だと思いませんか?
それだけ過酷なリーグ戦だからこそ魅力があるんですけどね。

僕が愛するタールアこと、ポートFCはT1というタイの1部リーグに属しているので、当然T1を観る機会が一番多く、また1部リーグなわけですからレベルも一番高くて面白いのですが、それに負けないくらい個人的にはT3が好きなんです。
T2(タイの2部リーグ)よりも断然T3派です。

と、T3の解説だけでなく個人的な思いまで書き綴ってしまいましたが、ということで今回は、

T3チャンピオンズリーグ南部地区第1節 バンコクFC対アントーンFC

の観戦記です。

僕がタールアの次に推すクラブ、バンコクFCがT3バンコク地区優勝を果たしたことで、更にチャンピオンズリーグが楽しみになりました。
そうなると当然応援へ駆けつけなければということで行ってきましたよ。

バンコクFCといえば、先日タイのFA杯でタイリーグの絶対王者ブリーラム・ユナイテッド相手に激闘の末勝利を収めるという、快挙を成し遂げました。
もう感動というか驚きというか、とにかく凄い試合でした。
気になる方はこちらをどうぞ!

というわけでT2昇格のためには大事な初戦の様子をお届けします!

スタジアムへGO!

バンコクFCのホームスタジアム、バンモッドスタジアムへと向かいました。
バンコクの南西部にあるこのスタジアム、BTSとかMRTの駅が近くにあるわけではないので、中心部から行くにはちょっと面倒というか行きづらいというか。

もしスタジアムに行く場合にはタクシーを使うのがベターです。
敷地内には駐車場があるので、車やバイクでも行けますよ。

チケットやユニフォームなどのグッズはメインとバックスタンドの間にあるこちらで売っています。

こちらがチケットです。値段はメインスタンド側で100バーツでした。
バックスタンドは50バーツですが、屋根がないのでメインスタンドがおすすめです。

こちらがメインスタンド側の入口です。
通常はキックオフ1時間前くらいに開門します。

まだ開門までちょっと時間があったのと、小腹が空いたので何か買おうかと思ったのですが、残念ながらバンモッドスタジアムはスタグルが充実していません。
チケット売り場の近くにあるこちらの屋台に揚げ物やソーセージなどが売っているのですが、正直言うとあまり好みの味ではなかったり・・・。

やっぱり途中で何か買って来ればよかったなあと思ったのですが、そこで閃きました。

そういえば今まで訪れたスタジアムはメインスタンド側よりもサポーターが集まるバックスタンド側の方がスタグルが充実しているところが少なくないんです。

まだ開門まで時間があったので、バックスタンド側に回ってみると、予想は的中。
ガパオなどのぶっかけ飯屋台が出ていました。

完全にピンボケですが、ガパオ・ムーサップ(豚挽肉のバジル炒め)とガイ・ガティアム(鶏肉のニンニク炒め)を載せ、更に目玉焼きを載せた丼を購入。値段は60バーツでした。

これだけでも十分魅力的な丼なのですが、更に閃きまして。
先ほどの揚げ物屋台のお店に行き、ソーセージを2本丼に載せてもらうことにしました。ソーセージは1本10バーツでした。

そして出来上がったのがこちら。何とも頭が悪そうな丼ですが、何とも魅力的なビジュアルです。
これを持ってウキウキな状態でスタジアムの中に入りました。

いざ、観戦!

先ほどの丼を片手にメインスタンドに陣取ります。

お腹もいっぱいになったところで、両チームの選手が入場してきました。

先日のブリーラム戦のようにはいきませんが、それでもリーグ戦よりはスタジアムが埋まっています。
これもFA杯での激闘の効果なのでしょうか。

こちらはアウェイのアントーンFCの選手。
アントーンFCはT3西部地区で2位になり、今回のナショナルチャンピオンシップに出場しています。
アントーンはバンコクから北西に130kmほど離れたところにある町です。

アントーンFCは富ヶ原 良選手という日本人MFが在籍しており、この日もスタメン出場。
しかし、前半10分で負傷により退場してしまいました。第2節以降出場できるのか心配です。

アントーンのサポーター。きっと車で2時間くらいかけてやってきたんだろうな。素晴らしいです。

一方こちらがホームのバンコクFCの選手。
バンコク地区王者にふさわしい戦いを期待します。
なお、8番小島聖矢選手はトップ下でスタメン出場です。

さあ、キックオフです!

先制したのはホームのバンコクFC。
コーナーキックから26番のDFスパコーンがヘディングシュートを決めました。

前半はそのまま1-0で終了。

後半キックオフ。

試合は常にバンコクFCのペースでしたが、それでも1点差では何があるかわかりません。

そんな中貴重な追加点がバンコクFCに入ります。
決めたのは8番小島聖矢選手。

相手GKにプレスをかけボールを奪った味方選手からのパスを受け、うまく反転しそのままシュート。素晴らしいプレーでした。

この日の観客数は1,768人。
ブリーラム戦の7,200に比べると少なく感じますが、リーグ戦で最も多かったのがリーグ最終節の1,000人なので、間違いなく先日のブリーラム戦でサポーターを増やしたはず。

2-0で安全圏に入った感がありましたが、とどめの3点目が入ります。
決めたのはまたも小島聖矢選手。
コーナーキックから相手選手の中途半端なクリアをダイレクトでゴールにズドン。

これで完全に勝負ありでした。

結局このまま3-0で試合終了。
バンコクFCは大事な初戦を勝利で飾りました。

試合の感想なぞ・・・

いやー、なんといってもこの日は小島聖矢選手でしょ。
2ゴールだけでなく、先制ゴールのコーナーキックを蹴ったのも小島聖矢選手ですから、トータル2ゴール1アシスト。
間違いなくMOMです。
リーグ戦からバンコクFCの試合を何試合も観てますが、だんだんコンディションも上がっている感じがしますし、何なら今が一番いい気がします。

調子が良いのは彼だけでなく、全体的にチームの調子はいいんじゃないかなあ。
ブラジル人FWのリマをはじめとする3トップは破壊力抜群だし、ディフェンス陣も安定しているし、中盤もしっかりボールを奪ったり攻撃の組み立てもできているし。
今は試合していて楽しくて仕方ないんじゃないかと思ってしまいます。

ということで完勝といっていい試合でしたが、5試合の総当たりというこのリーグ戦において、初戦をしっかりと勝てたのは非常に大きいなあと。

過去のチャンピオンズリーグの成績を調べると、T2昇格の可能性がある2位以内に入るには勝ち点10がボーダーラインになっています。
つまり、最低でも3勝1敗1分け以上の成績を残す必要があります。

そんな中でしっかりと勝ち点3を掴んだバンコクFCですが、次節もホームで戦います。
相手は同じバンコク地区2位のノースバンコク・ユニバーシティFCです。
今シーズンはバンコクFCが優勝しましたが、昨シーズンまでリーグ3連覇を果たしたのがノースバンコクです。
更に今シーズンは対戦した2試合とも引き分けと、直接対決では互角でした。

そんな厳しい相手ですが、今のバンコクFCなら勝てるはず。
試合は3月16日(土)18時キックオフです。
今週末はインターナショナルマッチウイークでT1の試合もないですし、バンコク近郊にお住まいのサッカー好きはバンモッドスタジアムまで足を運んでみてはいかがでしょうか。
もちろん、僕も行きます!

ということで、頑張れバンコクFC!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


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