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T1第21節 ポートFC対ウタイターニーFC観戦記【タイリーグ2023-2024】


まえがき


どうも、きーきあっです。
代表ウイークのため、タイリーグもこの日の試合をもって2週間の中断期間に入ります。そしてW杯2次予選の第3節と第4節が行われます。

我らがタイ代表も先日招集する選手も発表され、3/21(木)にアウェイで、3/26(火)にはホームでそれぞれ韓国代表と対戦します。

通常であれば韓国には敵わないだろうと思われるところですが、先日行われたアジアカップでのソン・フンミンとイ・ガンインを中心とする選手同士のいざこざがあったり、それに関連してなのかクリンスマン監督が更迭されたりと、韓国代表がグラングランと揺れております。

一方タイ代表はアジアカップで2大会連続のグループリーグ突破、そして決勝トーナメントのラウンド16でもウズベキスタン相手に健闘と、伸びしろしか感じません。
更に今回怪我からチャナティップも復活し代表に選ばれるなど、もしかしたら韓国に付け入る隙があるかもと思わせてくれます。

と、代表の話はさておき、タイリーグの話に戻します。
先週我らがタールアことポートFCはアウェイでコンケーン相手に痛恨のスコアレスドロー。
僕も0泊(バス車内2泊)3日という、年齢に抗ったハードスケジュールで現地観戦しましたが報われず、疲労だけを残してバンコクに帰ってくるという結果に終わりました。
その時の様子はこちらをご覧ください。

また、先週末にはブリーラム・ユナイテッドとバンコク・ユナイテッドの首位攻防戦が行われ、ホームのブリーラムが0-2から3-2の逆転勝利で首位キープ。
リーグ3連覇に向け、大きな前進をしました。

さて、そんな中での今週末。タールアはホームに帰ってきての試合です。
先週引き分けだっただけに、ここは確実に勝ってこれ以上首位のブリーラムに離されないようにしないと。
ということで今回は、

T1第21節 ポートFC対ウタイターニーFC

の観戦記です。

さて、いったい・・・。

スタジアムへGO!

いつものように我らの聖地、PATスタジアムへと向かいます。
この日は20時キックオフということで、いつもよりも遅い時間に家を出ました。
正確に言うと、妻がナイトマーケットに行きたいというので妻をその場所まで送り届けてからスタジアムへと向かいました。

こちらはPATスタジアム名物の屋台街。今日も賑わってますし、サポーターがあちこちでビールを飲んでスタグルを楽しんでます。
この雰囲気、この眺め、この活気。本当最高です。

というわけで新企画。今日のスタグル!

この日食べたのは、アイスクリームをパンに挟んだやつ!値段は20バーツです。

恐らく日本にいる方、またはタイに住んでそれほど経ってない方は、

「パンにアイスを挟むってなんだよ。パンとアイスって合うのかよ」

って思うかもしれません。いや、気持ちはわかります。僕もそう思ってました。でも違うんです。

合います!

冷たくて甘いアイスにフカフカで柔らかいパンとの相性はバッチリ!
バンコクの路上でこのアイスが売っている屋台を見かけたら、ぜひ一度試してみてほしいです。

いざ、観戦!

先ほど紹介したアイスを片手に、いつものようにメインスタンドに陣取ります。
ここからの眺めは最高ですし、ここに座ると本当に落ち着きます。

いつもならここできーきあっ式タールアのスタメン紹介をするところなのですが、スタメン紹介時に何故かゴール時に流れる画像が出るというアクシデント発生。
なんか写真を撮る気が失せたので、普通に紹介します。

GK 1番ソンポーン
CB 13番アーキー、28番クラフ
SB 4番スパナン、6番アスナウィ
CMF 5番プトロス 17番チャヌクン
SH 7番パコーン 23番ケヴィン
OMF 18番パトンポン
FW 37番タルデリ

この日のポイントは4番スパナンが本職の右サイドバックではなく左サイドバックに起用されたことと、23番のケヴィンが左サイドバックではなく、1列上げて左サイドハーフで起用されたこと。

エースの10番ボーディンがベンチ外だったためにこういった起用となったのですが、果たして・・・。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

こちらアウェイのウタイターニーの選手。
ここまで13位と昇格組としては健闘しているものの、降格圏とはわずか勝ち点1しか差がないので、安心はできません。
アウェイのユニフォームがやたらかっこよく、ちょっと欲しいなって思いました。

こちらはホームのタールアの選手。
首位のブリーラムとは勝ち点差5の暫定2位。
といっても、3位のバンコク・ユナイテッドは1試合少ない上で勝ち点差1なので、実質3位みたいなもの。
だからこそここでしっかりと勝たなくては。

試合前の円陣。
マダム・ペーンがこの場にいなくなった光景にも慣れつつあります。

ゴール裏のサポーター。スタジアムの中で最も熱いサポーターがいるのがこのエリア。

さあ、キックオフです!

先制したのはタールア。5番プトロスからの縦パスに反応した23番ケヴィンがうまく抜け出し、左足を鋭く振り抜き素晴らしいゴール!

左サイドハーフでの起用がこの時点ではバッチリ当たりました。

先制後さらに畳みかけてほしいところでしたが、先制したことで安心したのかなんか緩い流れに。
そんな中でアディショナルタイムに同点に追いつかれてしまいました。

そしてそのまま前半は1-1で終了。
なんか、いやーな雰囲気がスタジアムに漂います。

そんな嫌な雰囲気を打破すべく、タールアは後半から25番ハミルトンと44番ウォラチットを投入します。

そして後半キックオフ!

前半終了前の同点ゴールにより最高の雰囲気で後半を迎えたウタイターニー、前半終了間際に追いつかれ最悪な雰囲気で後半を迎えたタールア、その図式がそのまま後半に出てしまいました。
ウタイターニーが逆転、更に追加点とゴールを挙げます。

いずれもカウンターからの失点で、何故そこでフリーにさせる?何故そこでシュートコースを空ける?とびっくり&ガッカリな点の取られ方に唖然としました。

しかし、タールアの希望、タールアの若きエース候補の14番ティーラサックが流れを変えます。
それまで惜しいシーンがありながら決めきれずにいたものの、1点差に詰め寄る見事なゴール!

そしてコーナーキックからのこぼれ球に13番のチャンルンサック・アッキーがゴールを決め同点に追いつきました。

ここ数試合彼が出る度にこの観戦記では辛辣な言葉をかけていたアッキーですが、このゴールで全て帳消し!
とは、残念ながらなりません。この日もやっぱり不安定な守備、不必要なファウル、不用意なパスミスが目立ちました。
でもこのゴールでちょっと見直したので、これからはもう少し守備もしっかりお願い。

ここまで来たら一気に逆転といきたいところでしたが、攻めきれず。
反対にアディショナルタイムに自陣ペナルティエリア内でファウルを犯したのではないかとVARが入ります。

ここでPKを与えてしまったら、間違いなくこの試合は終わります。

しかし幸いにも、VARの結果ノーペナルティとなり、結局このまま3-3のドローに終わりました。

試合の感想なぞ・・・

ホームで下位の昇格組ウタイターニーに引き分けという結果は、正直満足できるものではないですし、痛いドローです。
ですので本来はガッカリしながら家路を急ぐところなのですが、1-3から追いついたこと、アディショナルタイムのVARでPKにならなかったことを考えると、まあ引き分けでも良しとするかとなってしまうからあら不思議。

なんか騙されている気もしますが、まあこの日の守備では3失点も妥当ですし、後半はタールアらしい攻撃も見せスタジアムも盛り上がりを見せたからいいかな。いや、やっぱり騙されている気がする。

全ては前半のアディショナルタイムに追いつかれたことが全て。なんか緩いなあーと思っていたところでの失点だったので、残念でなりません。

そんな前半とは対照的に、後半は44番ウォラチットがパスを散らして攻撃の起点になっていましたし、14番ティーラサックはいつも途中出場ながら大事なところでゴールを決めてくれるし、25番ハミルトンも故障明けで万全ではないながらも後半45分プレーできたし、そのあたりはポジティブに捉えたいところです。

それに前線の選手を次々投入し、前がかりになっている姿こそがタールアらしいですし、そういう姿をサポーターは観たいはず。
なんか2試合連続無失点ということで勘違いしてましたが、本来は0-0の引き分けとか1-0での勝利なんて、タールアらしくないんです。

大きなハンマーを振り回して相手を殴り倒すみたいな、5-3で勝つみたいな、そんなノーガードの殴り合いみたいな試合こそがタールアの真骨頂。

来週から代表ウイークで中断に入るのでそれまでハミルトンにもしっかり休んで怪我を治してもらって、再開後はまた爆発的な攻撃力を見せてほしいです。

この日3位のバンコク・ユナイテッドがチェンライ相手に勝利したことでタールアは3位へと落ちてしまいましたが、まだブリーラムともバンコク・ユナイテッドとも直接対決が残っているのでチャンスはあります。

ということで、まだまだタイリーグの優勝争いは見逃せません!
あと、タイ代表も頑張れ!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!



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