見出し画像

2026年W杯アジア2次予選 グループC第1節 タイ対中国観戦記


まえがき

どうも、きーきあっです。

いよいよ始まりました2026年ワールドカップのアジア2次予選。
今大会から出場国も32から48に増え、それに伴いアジアの出場枠も8.5と、日本にとってはもう予選でドキドキすることはないんだろうなあと思う人も多いのではないでしょうか。僕もそう思ってます。

でもタイに住んでいる僕はもう1つ楽しみがあるんです。
それはもちろんタイ代表を応援すること。
普段からタイリーグを観戦、応援している身としては、タイ代表が強くなってW杯に出場を果たすことは悲願といってもいいくらい。

ということで今回は、

2026年W杯アジア2次予選 グループC第1節 タイ対中国

をお届けします。

タイ代表はグループCに入り、対戦相手は韓国、中国、シンガポール。
これは他の組と比べてもかなり厳しい組に入ったなというのが正直な気持ちです。

まあ韓国の1位突破が確実だと思うので、狙うは2位突破。
そうなると一番のライバルは中国なわけで、その中国と戦うことになるこの第1節はとても大事な試合になります。

個人的にはこの試合が最も大事だと思ってますし、この結果で予選突破できるかどうかが決まると思ってました。

ということで、試合当日は朝からドキドキ、仕事なんて手につきません。
それでも仕事も早々に片づけ、スタジアムへと駆けつけました。

スタジアムへGO!

試合が行われたのは、タイの国立競技場、ラジャマンガラスタジアムです。
スタジアムはラムカムヘンというエリアにあります。
プラカノンから71番のバスに乗ると、スタジアム前まで行けるのですが、ラムカムヘン通りは渋滞することで有名。しかも平日の夕方なんて渋滞確定です。

ですのでもし渋滞が怖い、または時間がギリギリになってしまうという人はエアポートリンクのラムカムヘン駅からバイクタクシーで行くというのが一番早いかもしれません。

僕はバイクで行ったのですが、普段なら敷地内に停められるところ、どうやら中に停めることができずちょっと苦労しました。
それでも周辺にバイクを置ける場所を見つけ何とか停められました。
でも帰りにスタジアムの敷地内を歩いていると、たくさんのバイクが停められていました。どういうこと?反対側から入れば停められたのかな?

とりあえずスタジアムの地図も載せておきますね。

それはさておき、スタジアムに入る前に腹ごしらえを済ませるべく、スタジアムから歩いて15分くらいのところにある【QQ面馆及家常菜】へ。
ここで餃子、小籠包、麻婆豆腐を食べ、打倒中国を改めて誓います。

詳しくはまた別の記事で書きますが、安くて美味しかったですよ。
一応地図だけ載せておきます。

話をサッカーに戻します。
スタジアムに着くと、当然ながらたくさんのサポーターが。
代表戦という雰囲気アリアリでワクワクします。

スタジアムの前にはたくさんの屋台が並んでお祭り気分。
美味しそうなものがたくさんありましたが、先ほど小籠包、餃子、麻婆豆腐にご飯2杯食べたので、全くもって食指が動きません。

飲食店屋台エリアを抜けると、タイ代表のロゴが現れそこから先はスポンサーのブースが並んでました。

スポンサーブースを抜けるとそこにはスタジアムがどーん!

入場ゲートのところで、チケット購入特典の選手カードをいただきます。
僕はチョンブリーFC所属のDF、クリサダ選手のカードを貰いました。
悪人顔の見た目と裏腹に、意外とテクニシャンだったりします。
結構好きな選手なので良かった。

途中にはタイ代表のバスも停まってました。

改めてチケットについても触れておきます。
タイ代表のチケットは【タイチケットメジャー】という、日本のチケットぴあみたいなところで購入できます。
一応リンクも貼っておきますね。

いざ、観戦!

スタジアムの中へ入りました。
今回はメインスタンドの2階席のチケットを購入しました。
個人的にはこのあたりが一番観やすいと思ってます。
メインスタンド側は屋根もあるのですが、1階席だと屋根がカバーしていないので、その辺りも含め2階がベスト。ってこの選択が結果的に正解だったんですけどね。

ゴール裏。

選手がアップを始めました。ピッチに入ってきた時には大声援が送られてました。

さて、ここでこの日のタイ代表のスタメンを紹介します。

まずはGK。23番パティワット。
現在リーグ首位を走るバンコク・ユナイテッドの正GKです。
安定した守備を誇り、ついにタイ代表の正守護神の座を奪いました。

右サイドバックは19番トリスタン・ドー。
ムアントン・ユナイテッド在籍時は代表のレギュラーでしたが、バンコク・ユナイテッドに移籍してからは他の選手にポジションを奪われる機会が多くなってました。

しかし大事なこの初戦でスタメン復帰!タイ代表でもトップクラスの気の強さを持ち、個人的にはタイ人選手喧嘩最強だと思っているので、プレーの荒い中国相手にそこを買われたかな。

左サイドバックは3番ティーラトン。
ヴィッセルやマリノスでプレーしたので、日本人にもなじみのある選手ですよね。
現在はブリーラム・ユナイテッドに所属、2年連続3冠に貢献しています。
ブリーラムでも代表でも最近はボランチを務めることが多いのですが、この日は左サイドバックでの出場です。

センターバックは5番クリサダ。チョンブリーFC所属の選手です。
先ほど選手カードでも紹介しましたが、悪人顔ながら意外とテクニシャン。
センターバックもボランチもできますが、この日はセンターバックでの起用。

センターバックのもう1人は14番パンサー。
タイリーグの強豪クラブ、ブリーラム・ユナイテッドの守備の要。
191cmの長身です。

ボランチは6番サラー。
BGパトゥム・ユナイテッド所属で、とにかく気が利くプレーをする選手。
キックの精度も高いので、フリーキックやコーナーキックを蹴ることも多いです。

ボランチのもう1枚は21番ポッカラオ。
バンコク・ユナイテッドの選手です。
今日のスタメンで一番の驚きが彼のスタメン起用でした。
確かに所属クラブは首位と好調というのはありますが、代表でスタメン起用はあんまりないんじゃないかなあ。果たしてこの起用がどうなるか。

右サイドハーフは7番スパチョーク。
現在コンサドーレ札幌でプレーし、出場機会も少しずつ増え結果も出しつつあります。
次代のタイ代表のエース的存在になれるか楽しみです。

左サイドハーフは11番ボーディン。
もうすっかり代表のレギュラーを掴んだ、我らがタールアことポートFCのエース。
Jリーグ組、Jリーグ経験組に負けないくらいの実力があるので、要チェックですよ。

トップ下は18番チャナティップ。
日本人にもすっかりお馴染みのチャナティップ。
今シーズンよりBGパトゥム・ユナイテッドに復帰しましたが、まだ全盛期のような輝きは見せられていません。

早くトップフォームに戻ってほしいところ。

そして1トップは17番スパナット。
ブリーラム・ユナイテッドからベルギー1部のOHルーヴェンへ移籍し、今回のタイ代表で唯一の欧州組。
まだ21歳と若く、これからのタイ代表を背負う選手。
ただ、この大事な試合にティーラシンやスパチャイといった実績あるフォワードを差し置いてスタメン起用とはちょっとびっくり。

というわけでタイ代表のスタメン紹介でした。
そうそう、この試合に備え、タイ代表の新ユニもゲットしてました。
これを着て全力応援です。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

アウェイの中国サポーターも大勢駆けつけてました。
そして声量も大きかった!

タイ国歌が流れた時には両ゴール裏、そしてバックスタンドからタイ国旗が現れました。
実はタイ国歌を歌うべく覚えようとしたのですが、覚えきれずスマホで歌詞を見ながら歌いました。
でも意外と周りが歌ってなくてちょっとがっかり。もっと大きな声で歌うと思っていたんだけどなあ。

さあ、キックオフです!

先制したのはホームのタイ。決めたのは6番サラー。
1トラップしてから左足を振りぬき、ゴラッソ!
最高のスタートを切って、スタジアムも大盛り上がり!

これでタイもイケイケになるかと思いきや、つまらないミスからボールを奪われ同点に追いつかれます。

そのまま前半は1-1で折り返します。
そして後半に入ると、途中からとんでもない雨が。
この前日だか前々日に乾季入りという発表があったばかりなのに、何故にこの大雨?

そんな中で決勝点を奪ったのは中国。
これまた中途半端なプレーからボールを奪われ、そのままゴール。

タイ代表も懸命に反撃しますが、試合はそのまま1-2。
タイはホームでの開幕戦を落とし、最悪のスタートを切りました。

試合の感想なぞ・・・

もったいない!もったいなかったです。
絶対に負けてはいけない試合で、しかも絶対に勝てないという相手ではなかったのに、両方とも崩されたわけではなくパスミスとかつまらないボールロストからゴールを奪われてしまい、何とも悔いが残ります。

もちろんそのミスを逃さずしっかりゴールに繋げた中国が良かったのもありますが、それでもタイが劣っていたわけではなかったので悔しいです。

って、ここまでは若干(というかかなり)タイ贔屓な気持ちで書きましたが、実際のところは負けるべく負けましたよ。

いや、選手の質でいえば、こんな逆転負けを喰らうようなメンバーではないです。
僕がタイに住み始めタイ代表を応援し始めたロシアワールドカップ、そして前回のカタールワールドカップと比べると、選手は間違いなく揃っていてます。

ただ、その選手をうまく活かしていたかというとそれは疑問。
まずスタメンに関しても、スパナットの1トップは果たしてどうなんだろう。
大型選手が多い中国に対し、スパナットは173cm。空中戦では勝ち目がありません。
それなのにサイドからのクロスを多用していたのも疑問。中央から鋭い縦パスに中国が反応できていないことが多かったから、むしろそちらを使えばいいのにと思いながら観ていました。

それにスパナットはベルギーでも出場機会があまりなく、それが影響してかボールを上手く納められなかったりとプレーも精彩を欠いてました。

正直前半のようなサイドを使ってクロスを上げたりするなら、ティーラシンやスパチャイがスタメンの方が良かったんじゃないかな。

それと、選手起用だけでなく、戦術的にもなんか中途半端というか噛み合ってないというか。
それにもう1つ言うと、選手のコンディションは万全だったのかなあ。
タイリーグを中断してからホームの試合が行われるまで日にちはあったと思うんだけど、果たして有効に使われていたのか疑問です。

中国に力負けだったら納得がいくんですが、正直そういう内容ではなかったです。
この原因について、個人的に思うことがあります。
選手というよりも、もっと上の監督いやタイサッカー協会についてなんですけど、今回はやめます。まだ1試合だし、この負けで何か変わってくれるかも、何かやってくれるかもという期待をしたいので。

最初に書いたように、この試合を落としたら3次予選進出は絶望的だと思っていましたし、負けたことで非常に厳しいなという気持ちは変わってません。
それより内容が良くなかったことで余計にその気持ちが強くなりました。

とはいえ、まだ1試合しか終わってないのも事実。落ち込んでいる場合ではありません。
とりあえず11/21(火)にアウェイで行われるシンガポール戦に勝つこと。
これが絶対条件。引き分け以下なら本当に終わります。

ずっと楽しみにしていた2次予選なので、こんな早々に終わってしまうのはイヤですし、ホーム3試合の通しチケットも買っているしまだまだ楽しみたい。
だからお願いだから次のシンガポール戦を勝って望みを繋いでほしいです。

日本代表がミャンマーに5-0で勝ったのは嬉しいけど、それも吹っ飛ぶくらいにショックを受けてます。
でもいいんです。だって応援しているのはタイ代表ですから。それにタイリーグで応援しているのはタールアですから。
負けに慣れているとは言いませんが、こんな思いはいくらでも今までしてきました。
こんなことで絶望していたら、タイ代表やタールアなんて応援できません。

ということで、これからもタイ代表を応援していきます。
お願いだから次は勝ってね。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。