見出し画像

眺めの良い部屋に泊まる

ここしばらくは何もしない日々が続いていた。バンコクではありがたいことに角部屋の部屋に泊まることができている。

角部屋で二方面に窓がついている。それから、ドアにも網戸がついているので、全ての窓を網戸にしておくと換気は抜群である。

タイに長いこと暮らしているが、「角部屋に泊まる」という発想や、こだわりが無かった。部屋探しにおける死角であったかもしれない。

この居心地の良い部屋でぼんやりと過ごすのが日課であった。大通りから少し離れているのもあり、車やバイクの騒音もあまり聞こえない。しかし、少し遠くの方にバイクと車が行き交う風景が見えるので、「ああ、世間は忙しくしているらしい」というのは感じ取れる。

先ほど、朝飯代わりに買ってきたトーストも美味かった。バタートーストにコンデンスミルクをたっぷりとつけて食べる。お菓子のような朝飯である。

アイスアメリカーノも買った。アイスアメリカーノは、コーヒーの渋みや苦み、旨味がストレートに感じられ、また、甘いお菓子と食べるとマッチする。

路上カフェもいくつか近所にあるのだが、最近になって、お気に入りの店が出来始めた。パーントーンコーというタイの焼き菓子が手に入るときには、カーフェーボーラーンという雑巾を絞ったような飲み物をあえて飲むこともある。カーフェーボーラーンは単体で飲むと不味いが、パーントーンコーとはなぜか合うのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?