yukiko

某所では「ぽち」と名乗ることもあります。 特に目的はなく、好きなように書き散らしており…

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某所では「ぽち」と名乗ることもあります。 特に目的はなく、好きなように書き散らしております。 普段は子どもを診たり、お年寄りを診たりしています。

最近の記事

オンライン学習会ことはじめ その3。

この「ことはじめ」シリーズを書くにあたって、当時の記録を振り返っている。薄い無印のA4ノートに時系列で記録していた。手書きである。時々状況をまとめるPPTを作って仲間内で共有し、それを印刷したものをノートに貼っていた。その上から追加項目などを書き加えたりもした。経時記録って大事よね。と改めて思う。アナログを侮るなかれ。ノートを繰れば一度に振り返れる、というのは意外に重要な要因である(この辺は筆者の趣味の問題でもあるので、まあ話半分に聞いてくださいな)。 医療関係者には分かり

    • オンライン学習会ことはじめ その2。

      2020年5月。まだみんなあまり(今ほどは)zoomに慣れていなかった。そこでコアメンバー4名でのミーティングをまず企画した。仲間は、長年管理人の相方である♫さんと、過去に全体学習会の実行委員を何度か一緒にやってきたベテラン🐈さんと、25年来のお付き合いのbossでもある🌿さんである(すべて仮名)。🌿さんには今回の学習会講師も務めてもらう予定。でも、🌿さんも当時はまだ、1−2カ所で話題提供したことがある位の時期だった。「直近のカンファランスで画面共有がうまく出来なかった」と話

      • オンライン学習会ことはじめ その1。

        2020年は集合研修が出来ないという意味で、NPOを主宰する私達にも大きな影響があった。「3密」という言葉ももはや常識となった。 当方は関与しているNPOで、ある支部(←私達の業界では”エリア”と呼んでいる)の管理人をしている。これまでは出来る時で年2回、最近は年1回のペースで学習会を主催してきた。事務局と言っても本業を持つ身のボランティアであるため、出来るだけ手間を減らすべくPeatixというシステムを使っている。NPOの大先輩から存在を教わってから、もう何年になるだろう

        • 映画「罪の声」を観て

          映画を観に行く時は、或る程度自分の中で課題を切り上げてからいく。いわゆる「目の前の人参」状態である。今回は原作を読んでから行こうと決めていた*ので、さらにハードルがあがっていた。原作は文庫本でも500頁以上ある大作である。が。課題山積みのままの12月のある日曜の朝に突如思い立って読み始めた。内容に引き込まれ1日で一気に読み終わった。そして翌日、レイトショーで映画を観た。 上記*には理由がある。2020年は私にとって「野木亜紀子さんRespect year」だった。あの分厚い

        オンライン学習会ことはじめ その3。

          自由に、ただ光のさす方へ〜映画「Lifers」「PRISON CIRCLE」を観て〜

          友人に勧められて「PRISON CIRCLE」を観たいと思っていた。今年の春先、緊急事態宣言で見送ってから約半年。ようやく機会を得た。同じ監督の前作「Lifers」も同日上映されたため、2本続けて鑑賞することが出来た。 「Lifers」は米国刑務所内でアミティという民間組織が受刑者の更生を助けていく過程を淡々と記録したものである。エピソードの1つに、誤って仲間の兄を殺めてしまった受刑者を、その弟が赦す部分が出てくる。そこでの台詞は、先日Black Lives Matterで

          自由に、ただ光のさす方へ〜映画「Lifers」「PRISON CIRCLE」を観て〜

          いとしの机

          月1回、旧職場に外来・当直勤務で来ている。旧オフィスにまだ自分の机をいただけているのは、申し訳ないが非常に有難いことである。この机に座ると、よっしゃ。と気合いが入る。思い返せば専門医の更新も、某支援資格も、某学会フェローの申請もすべてここで(大体冷汗をかきながら)準備した。勉強家の先輩や後輩達に囲まれて、非常に多くの刺激を受けた。 今日ひさびさにこの机に座った。幸い他に人はいない。集中出来る場所。そのくせ、一旦コードブルーが鳴れば、早朝深夜でもどこからともなく人が多数湧き出

          いとしの机

          研究ノートって?

          おとな学部同期のTさんに研究ノートのことを教えてもらったので、これを機に色々調べてみました。そして、実験をする方々の記録は、確かにこんな感じになるんだろうな〜と思いながら、下記記事 https://note.com/ktom0525/n/n931e650ef0c2 を拝読しました。 よく考えたら、私達医療系が現場で書くカルテも、この実験ノートの書き方に似ているなあと変な所で感心してしまいました。この記事に書いてある5W1Hに相当する部分を整理したSOAPという書き方が基本で

          研究ノートって?

          単なる夢想→机の上へ。或いは、夢の外へ

          前回”おとなの学び”へ、という記事を書きました。その後「では、考えたことや計画を具体的に実現するにはどうしたら良いか?」を考え続けています。 今まで、生活の基盤はほぼ日手帳カズンでした。最初の方にある見開き1週間ページを使って、学習計画ノートであるフォーサイト https://foresight-planner.jp/products/edition-basic/ の構造を模した週間計画表をつくっています。カズンは夏以降貼りつけたもので分厚くなり、重くなりすぎるので主に机置

          単なる夢想→机の上へ。或いは、夢の外へ

          ”おとなの学び”へ

          しばらくご無沙汰していました。お久しぶりです。 第7回おとなの研究会が終了しました。発表の機会を戴きましたが、こんなに直前までスライドをつくっていたのは人生初です。終わった後、当初思い描いていた「祝杯をあげるような気分」には程遠く、ひたすら脱力していました。 もともと自分に後延ばし癖があることは自覚していました。しかし、様々な言い訳と共に放置してきました。「最終的には何とかする」というのは自分本位の傲慢な発想だったこと。それを助け、見守り、或いは待って下さっている方々に対

          ”おとなの学び”へ

          はあ、やれやれ。

          料理には比較的熱心な自分だが、断捨離は元来苦手である。引越などの切羽詰まった事態になれば、かなり出来ることは自分でも知っている。が、腰が重い。職場の共用スペースなどの片付けは得意で、集中して出来る。問題は、自宅である。 今回ふってわいた連休に、それならと断捨離を計画した。後延ばし癖は、ン十年来の私の伴侶?である。一応自覚はあるので、本日5/6の午前中を出荷期日にして、ネットオフに段ボール3箱出す依頼を”見切り”で申し込んだ。それでも後延ばしは続くのだった。台所も片付いたし、

          はあ、やれやれ。

          人の価値は何で決まるか

          いきなり固いタイトルでごめんなさい🙇 これは私が中学に入学した時に、当時の校長先生が出してくれた宿題である。母校は中高一貫の私立だった。確か入学式でこの質問を戴いた。残念なことにこの先生は私達が高校にあがる際に退官となってしまった。中学の卒業式で、同級生の総代が、この宿題に対して「優しさなのではないか」と解答した。先生はそれに対して「自分のつとめをきちんと果たすことである」と答えられた。 ゴミの収集も、電車の運転も、お店の店員さんも、皆自分のつとめを果たしている。これがきち

          人の価値は何で決まるか

          台所か、断捨離か

          会社の方針で、思いがけず連休になった。途中で出勤はあるのだが、飛び石でも丸3日半休める。嬉しいような、ちょっと落ち着かないような。仕事自体も昼休みが増えて、早上がりになり「時短」の昨今である。土日などは帰宅してシャワーを浴び、食事をつくって片付けても「え、まだ20時前?」ということがしばしばある。今までの忙しさの方が若干ビョーキだったのかもしれない、と今回初めて身に染みた。「働く男」ならぬ「働く(働き続ける)女」なのである。これに加え、寸暇を惜しんできっちり遊び倒すので、親し

          台所か、断捨離か

          お見舞いのプロ

          特技といえることは思いつかないが、強いて言えば入院している人にちょっとした必要なものを差し入れるのが得意かもしれない。自分の入院歴が3回あるから? でもそのうちの2回は10代で整形外科入院時の話である。 3月に母が入院した。時節柄、家族も面会に入れない。そこで考えて小さな箱にお見舞いを色々詰め込んで郵送した。気持ちが安らぐような本2冊。タオルハンカチ。メモ用紙とボールペン。輪ゴム、クリップ、ビニール袋みたいな日用品をコンパクトにまとめて。ご飯に飽きてくる頃かな、とちょっとし

          お見舞いのプロ

          いくつもの偶然が、奇跡をおこす

          昨日某SNSで偶然みつけた記事。「3月のライオン」の作者・羽海野チカさんのツイッター上での実話である。彼女が以前ファンだったblogの作者が、現在感染症診療の最前線にいるらしい。何かをお手伝い出来たらいいのに。と描き込んだら、巡り巡って御本人につながったという。この経緯が1日後には上記記事になった。(buzzfeed早い! すごい!!) この経緯を見ていた人達にも、何とも言えない嬉しさがこみあげた。良かったね・・・💕という気持ちと、「すごい!」という興奮と。偶然そこに居合わ

          いくつもの偶然が、奇跡をおこす

          Hometown

          毎月第2週の週末は、旧職場に出張している。今回は、このご時世に東京を横断して旧職場まで移動して良いものか、悩み深かった。事前に関係各所に連絡を入れ通達を待ったが、果たして連絡は来ず。直前になって元上司に直接電話連絡したところ「来て欲しいが出来れば車で・・・」と言われた。まあ、確かにね。自分にも長距離を電車移動する勇気(蛮勇)はちょっとない。問題は今、自分が電車通勤の人間であることだ。自宅に車はない。慌ててレンタカーを手配する。中〜長距離運転は久しぶり。ドキドキする。 研修先

          Hometown

          音楽の力

          出勤途中に、何気なくインスタを確認して上記動画に出逢う。今週のオールナイトニッポンも、時代の空気を感じつつ、リスナーに対してとてもやさしくかつ普段以上に明るい番組づくりがされていた。最近収録放送になってから、そのあたりにより配慮されているような気がする。そこへ、この動画である。1人1人に向けて語りかけるような、ギター1本の弾き語り。シンプルながらも伝えようとする意思がストレートに響く。 色々なニュースが席巻する。多くの者がそれぞれの意見を声高に語る。それは誰のための言葉か。

          音楽の力