キャラが立つ書き方について、偉そうですが述べさせてください☆

「ソウさんの本に出てくるキャラは全員濃い!」そう言われるソウ マチです☆ あざす! 濃くしているつもりはありませんけれど、濃いらしいです! あざす!

あまりに何度も言われるので、今日はキャラが立つ方法について偉そうに述べさせてください。

一番カンタンな方法から。

〇会話部分に☆や♡を入れると、一目で誰が話しているかわかります♪♪

拙書に涼星(りょうせい)というイケメン忍者が出てきます。彼が話す部分は「そうですね☆」「ありがとうございます☆」など語尾に☆が付きます。ぱっと見て涼星が話しているとすぐわかります。

紅葉(もみじ)ちゃんという可愛い(でもエグい技を繰り出す)忍者は「はい♡」「えい♡」など♡が付きます。でも技はエグいです。ww

余談ですが無口な穴太夫(あなだゆう)というキャラもいます。どれくらい無口かと申しますと1巻のセリフは2か所だけ、2巻にいたっては一言も話していません!! なんかしゃべれよ! でも全編にわたって登場しています! 登場しているのにしゃべらない! なんかしゃべれよ! そう思いながら書いていても、彼は一言も話しません。でも読者さまに人気のキャラです。

〇「い」と「ら」をどうするか決める

「い抜き言葉」「ら抜き言葉」はご存知でしょうか?

・い抜き言葉
している  → してる
聞いている → 聞いてる
飛んでいた → 飛んでた

・ら抜き言葉
食べられる → 食べれる
見られる  → 見れる
来られる  → 来れる

こういう感じです。伝わりますでしょうか??

キャラを設定するときに、そのキャラは「い」や「ら」を抜くのか、抜かないのか決めます。わたしの書く上品なキャラは抜かないし、乱暴な性格のキャラは抜きます。
私見ですけれど上品な設定のお姫さまが話の中で「食べれる」と言うと、わたしはページを閉じて読むのをやめます。上品なお姫さまには「食べれる」と言ってほしい……。あくまで私見ですけれど……。

〇正しい日本語を話せるようにする

どの口が言うかと申しますと、正しい日本語が話せないわたしの口が言っております……(-_-;) 先日もやらかしました……。レジのバイトでお客様に「お財布を車に置いてきたから取ってきます! 先にレジをしておいて!」そう言われました。この場合の正解は「かしこまりました」「わかりました」「しておきます」などでしょう。それなのにわたし「やっとく!」って言ってしまった……(-_-;) 「やっとく」って何語だよ? お客さまにタメ口かよ? どんだけ失礼なんだ?? 

でも小説は失敗したら書き直せるからいいの! 開き直って書きます! 「とんでもないことでございます」という言葉を使うことができたら、「とんでもねぇ!」も使えると思うのです。

A :ソウさんは素敵ね☆
ソウ:とんでもない! 

これ、間違えた使い方です。正しくは「とんでもないことでございます」です。それを知っていて使うのか、知らずに使うのか違いは大きい!! 
お上品なキャラなら「とんでもないことでございます」と言うだろうし、乱暴なキャラなら「とんでもねぇ!」と言うでしょう。乱暴な言葉は書くのがカンタンですけれど、上品な言葉は正しい日本語を知らないと書けません。

今日、学習したことをシェアします。江戸時代の一人称は「おれら」だったそうです。「わたし」が「おれら」だった。そして「わたしたち」も「おれら」だったらしい。どっちも「おれら」。そして「おれら」がなまって「オイラ」という言い方が生まれたらしい……。知らんかった……!!

偉そうにいろいろと書いていますけれど、知らないことはアホほどあります! なので毎日泣きながらお勉強しています(;^ω^) だって知らないと書けないもん!!

〇キャラを矛盾させない

極悪人はずっと極悪人でいてほしい! 正義の味方ならずっと正義の味方でいてくれ! 人にイジワルなんてしないで!!

キャラがブレると面白くなくなる! ブレないで!! ニガテなのは極悪人が急に優しくなるお話です。悪を貫いてほしい!! 中途半端に善人になるな!! なるならトコトン善人になれ! 中途半端が一番つまらん!!

…………ここまで書いて、わたしのキャラが濃いと言われる理由がわかった気がします。中途半端なキャラがいない。アホな子はとんでもなくアホだし、毒舌な子はめっちゃ口が悪い。そして極悪人は担当さまがどん引きするほど悪いヤツだった(← なぜそんなにどん引きされたのか、いまだに謎。わたしの考える極悪人はもっとタチが悪い。児童書なのでマイルドにしたのに、どん引きされた)。

いろいろと書いてみましたけれど、まとめます。

今日のまとめ

「ご自身が愛してやまないキャラを書いてください♡」

今まで書いてきたこととぜんぜん違う着地点になりましたけれど、ご自身が大好きなキャラを書くのが一番楽しいし、いきいきと活躍してくれると思います♪ 結果として、キャラが立つと思います☆

少しでもお役に立てれば光栄です(^▽^)/

どうぞ楽しい執筆ライフを~♪♪

サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪