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京都人がバイクで巡る、ほろ~かる京都篇レポート


ほろ~かる京都篇参加の経緯

僕は今までVtuberのイベントに参加したり、コラボ商品を買ったり等、いわゆる世間一般で言う『推し』のような事は殆どしたことがない。Vtuberを見始めてから3年半程経つが、あくまでもVはコンテンツの一つであり、熱心に応援したり入れ込んだりする程の熱量では無かった。しかし今回の『ほろ~かる京都篇』が発表された時、不思議な事に自然と参加したいと思えた。
地元京都が対象というハードルの低さもあるが、何より色んな観光地を巡ってスタンプを集めると景品が貰えるというまるでゲームのおつかいクエストの様なイベントに心惹かれたのかもしれない。ありがたい事にホロリスのリア友が数人関西に住んでいる。何人かに声を掛けた所、1人一緒に参加してくれる運びとなった。

計画編

そもそも、ほろ~かる京都篇ってなんぞ?という方は上記の公式ホームページもしくはホロライブ公式の配信からイベントを確認していただくとして、要は京都の観光名所とコラボしたスタンプラリーみたいなものである。巡る箇所は以下の8か所。

イベント全体MAP
  • ①京都髙島屋S.C.(メイン催事場)←一番グッズの取り揃えが多い

  • ⓶伏見稲荷エリア(白上フブキ)

  • ③京都駅エリア(百鬼あやめ)

  • ④下鴨神社(さくらみこ)

  • ⑤京都市京セラ美術館(ラプラス・ダークネス)

  • ⑥京都国際マンガミュージアム(大空スバル)

  • ⑦壬生寺(風真いろは)

  • ⑧車折神社・嵐山エリア(大神ミオ)

これら上記の箇所を巡ってスタンプを集めることで特典の景品と引き換えで
きるというもの。だが京都市内各所に散らばった8か所全てを訪問するのは恐らく丸一日掛かる、しかも各地点それぞれに営業時間が設けられており早い場所では夕方の17時には営業終了する所もある。これは効率よく回らないと…

8か所全て巡ると缶バッジセットが貰える

友人と色々プランを考えた結果今回はバイクで行く事になった。クルマより渋滞にハマりにくいし公共交通機関に比べて乗り継ぎや待ち時間が発生しないので時間短縮になる筈だ。問題は駐輪スペースがあるか不確定な事、そして雨が降ったらタヒぬ。(バイクで冬の雨に打たれる事ほど辛いものはない)
日程は観光客の少ないであろう平日の月曜日を選んだ。(この決定がのちに計画に狂いを生じさせることになるのだが…)


1か所目、伏見稲荷エリア(白上フブキ)


伏見稲荷大社の駐輪場(無料)にバイクを停めて友人を待つ(左隣のスクーターは知らん人ですw)

時刻は朝の9時、伏見稲荷エリアからスタートした、徐々に北上しながら巡る計画だ。伏見稲荷大社から徒歩3分程離れた場所にLa Tiare Kyotoというカフェがありそこでスタンプを押す。

9時30分のオープンとともにカフェに群がるホロリス達。学生の姿も多かった

スタンプを押すには等身大パネルの下部にあるQRコードを読み込むとイベント専用ページにアクセスできる。そしてスマホのGPSと連動して位置情報を確認することでスタンプが押せる仕様になっている。つまりQRコードだけ読み込んでも現地に来ないとスタンプが押せないのである。最近のスタンプラリーはハイテクやなぁ…

等身大パネルのQRコードを読み込むとフブちゃんが画面に出てくる。多分これで好きな場所で記念撮影してねという事なのか、ていうかメッチャ可愛い
これがイベント専用ページ。無事にフブちゃんのスタンプが回収できた。

他にも各担当の観光地を紹介してくれるイベント専用ボイスやホロリーと連動してイベント限定のARモーションが楽しめるのだがパネル前が混雑していた事もあり我々は日和ってそれらのQRコードを読み込まずに済ませてしまった。愚かすぎる!
なおグッズは殆ど売り切れておりアクリルパネルとクリアファイル以外は全滅していた。


2か所目、京都駅エリア(百鬼あやめ)

午前10時、我々は伏見稲荷を後にし京都駅に到着。
事前にリサーチしていた京都駅のすぐ近くの駐輪場にバイクを停めて早速お嬢の等身大パネルに向かった。

お嬢のパネルは京都駅八条口祭時計広場にある。こちらは24時間開放されているようだ。

無事にスタンプを押し今度はちゃんと専用ボイスとホロリーのモーションもゲット。ホロリーではお嬢が冊子を見ながらどーっちどっちしていた。可愛いがすぎる!百鬼あやめ!


グッズは京都駅内にあるハーベス京都館で購入できる

ここでも殆ど売り切れていた


3か所目、車折神社・嵐山エリア(大神ミオ)

時刻は11時30分、今回のイベントで最も西に位置する嵐山の車折神社に到着。

ミオしゃのパネル。かなりいいポジションに配置されている。

平日という事もあって境内は人が少なくゆっくりと観光する事が出来た。
数少ない訪問者も殆ど「ほろ~かる」目当てのホロリスで一般の観光客はほぼ皆無であった。
ちなみに車折神社ではほろ〜かる限定のコラボ御朱印もあるらしい(すっかり見逃していた)


紅葉も相まって境内は雰囲気が大変良い

ここで一つ個人的に感動した事があり、イベント限定ホロリーを等身大パネルの位置に合わせて再生すると、まるで本当にミオしゃが参拝しているかのように見える!これは現地でしか体験する事が出来ないので足を運んで見る価値があると個人的には感じた。(勿論ローアングル撮影も可能だが周りのホロリスから白い目で見られるのでやめた方がいいぞ)

ミオシャの限定ホロリーAR
前から回り込んで見る事もできる。ちゃんと参拝している様子がスマホの画面越しに見える

車折神社の境内には芸能の神様を祀った芸能神社がある事もあってか、数多くの著名人の玉垣(赤い板のやつ)が並んでいた。

ノエフレの玉垣、京まふコラボの時に紹介していたものか?
すばちょこるなたん、そして今回のほろ~かるのメンツの玉垣も発見。

グッズの販売所は車折神社から徒歩16分程離れた場所にある新八茶屋という所で売られてた。しかしながら嵐山の観光名所のど真ん中なので平日でも大勢の観光客で賑わっており大変混雑していたが、幸運にも結構グッズが残っておりアクキー等を購入することが出来た。

観光客で賑わう新八茶屋とミオしゃ


4か所目、壬生寺(風真いろは)

4箇所目の壬生寺につく頃にはすっかり昼になり時刻は12時半頃、バイクを北門から入ってすぐ脇の敷地内に停めしばし境内を散策…するまでもなく風真いろはのパネルを発見。ここも然程観光客はおらず、ホロリス数人と修学旅行中の学生しかいなかった。
やはり平日を選んで正解だったかも、気兼ねなく写真撮影ができる。

壬生寺をガイドに案内される学生達、唐突に現れる等身大パネルにガイドと学生は困惑していた。

さっそくスタンプを押し…のはずが、ここで友人にアクシデントが発生! スマホのGPSがズレているのかうまくスタンプが押せないようだ、スマホを再起動したりGPSの校正等をおこなってどうにかスタンプを貰えることができた。Twitter(X)でもスタンプがうまく押せないという方がチラホラ居たようだ。

風真殿のホロリーARモーション yes!じゃきんじゃきん!
自分のパネルも切ってた。切ってええんかい!

風真いろはの限定ボイスを聞くと壬生寺について解説してくれていた。どうやら新選組隊士の訓練場として使われていたようだ。境内には新選組隊士の墓もあるという。

左手に見えるのは平成元年に建てられた千体仏塔というもの
友人曰くウェディングケーキとのこと

さて、そろそろ昼食の時間。
白上フブキが行きたがっていた天下一品総本店に行くという手もあるが…いかんせん壬生寺からは離れているので、ここは付近のラーメン屋から候補を探す。オタクの昼飯といえばラーメンと相場が決まっている(偏見)
し烈な昼飯会議の結果、めんきやという店に入ることに決定。

豚骨醤油のチャーシュー麺。京都は醤油豚骨の店が多い気がする。とても美味しかった。

5か所目、京都国際まんがミュージアム(大空スバル)

ラーメンで腹を満たした我々はバイクを走らせる事およそ10分、14時前に5か所目の目的地である京都国際マンガミュージアムに到着。

戦前の小学校をリノベーションしたもので建物自体の歴史は相当古い(画像引用元:和樂web)

館内に入ってすぐ左手にスバルの等身大パネルを発見
ここも常にホロリスと思わしき人々で賑わっていた。
ちなみにここまでは入館料のいらない無料エリアで、グッズ販売もここで行われていた。

着物がよく似合ってます!これにはスバ友も思わずにっこり!?

スバルのイベント限定ホロリーはベレー帽と万年筆でマンガ家スタイル。
動きがスバルらしく元気いっぱいで大変良い(語彙力喪失)

時間にも余裕がありそうだったので我々は入館料900円を払ってまんがミュージアムに入る事にした。(ちなみに中高生は400円)
館内の有料エリアではスバルによるオススメマンガ紹介ボイスが聞けるコーナーがあり、遊戯王バキについて熱く語ってくれる。他にも今回コラボしたホロメンが選んだオススメマンガも見れる。

館内の有料エリアの一角がホロライブ特集となっている。
オススメマンガの紹介コーナー。ラプ様がファブル好きなの好印象
全部その場で読むことが出来るようになっている。

ほろ~かる特設コーナー以外にも館内は見どころが盛り沢山。
結局ここで一時間程滞在したが、特にオススメなのが元校庭を改装して作られた芝生広場だ。ここでは館内の貸し出し可能なマンガを持ち出して寝っ転がって好きなだけマンガを読むことが出来る。ちょっとした非日常体験なので是非とも足を運んでみて欲しい

6か所目、下鴨神社(さくらみこ)

時刻は15時、まんがミュージアムを後にした我々は烏丸通りを北上し10分程で下鴨神社の駐車場に到着。バイクは無料なのがありがたい。
で、境内を散策していると何やらスマホを構えている人集りを発見、振り返ると鳥居の脇にえりーと巫女が出迎えてくれていた。

めっちゃ格式高そうな雰囲気の中にえりーと巫女がいる…
かわいい(小並感)

後から知ったのだが下鴨神社は世界遺産に登録されているらしい、
何気に世界遺産とコラボしたVtuberは初ではなかろうか!?
前例あったら是非教えてほしい。
ちなみに、みこちのイベント限定ホロリーARは鳥居の方へ案内してくれる感じのやつ、歩き方がみこちっぽくてカワイイ

下鴨神社は湧き水でも有名で境内から湧き出た水が川を形成している。
毎年土曜の丑の日にはここで神事が行われているそうだ。

御手洗社。奥を覗き込むとすごい勢いで湧き水が噴出していた
まるで水道管が破裂してるみたいだった


7か所目、京都市京セラ美術館(ラプラス・ダークネス)


15時30分京セラ美術館に到着するが、美術館にお客さんが一人もいない、営業している様子もない…
そう、京セラ美術館は月曜日が休館日だったのだ!\(^o^)/オワタ
月曜日ではなく火曜日にしておけば良かった…(ちなみにまんがミュージアムは水曜休館)
Twitter(現X)でも休館日で嘆く声がチラほら…

プランB、QRコードを入手せよ

万策尽きたかに思えたがそれでも我々は諦めなかった。せっかくここまで来たのだからせめてスタンプだけでも回収したい!そう思い必死に情報を収集するとどうやら美術館にギリギリまで近づき、GPSの範囲内に入りさえすれば、あとは等身大パネルのQRコードを読み込むとスタンプが貰えるようだ。
ネットの海にダイブし何とかQRコードが読み込めそうな画像を入手した我々は片方のスマホにQRコードを映し、それを読み取るという方法でかろうじて7つ目のスタンプを入手したのだった。(これはグリッチみたいなモノなので良い子の皆はちゃんと営業日を確認しよう、そして休館日で諦めたホロリスの諸兄よ…恨んでくれるなよ…)

ホロリーは読み込めなかったがスタンプと限定ボイスは何とか獲得出来た。

スタンプはゲットできたが肝心の美術館に入る事は出来なかった。
本来なら美術館の秋季常設展示をラプラス自ら紹介してくれる音声ガイドが楽しめる。これは是非聞きたかった…


8か所目、京都高島屋S.C.(メイン催事場)


時刻は16時過ぎ、今回のスタンプラリー最後の地点となる京都高島屋S.C.に到着。
高島屋の駐輪場の入り口が分かりにくいのと付近の道路が一方通行だらけで
少し時間をロスしてしまったが営業時間には余裕で間に合った。
エスカレーターで7階まで上がると、すぐにほろ~かる京都篇の特設ブースがあった。

警備員もスタッフも大勢いる。めっちゃ物々しい雰囲気

到着してまずは最後のスタンプを獲得してから景品と交換してもらおう…と思ったらどうやら現物支給ではなく後日発送対応となるらしい、ちなみに4つスタンプ集めるとクリアファイルと交換のはずだが、こちらはなぜか配布終了となっていた。予定数が全部出尽くしたのかも知れない、それだけイベントが予想以上に盛況だったようだ。

高島屋で最後のスタンプを押して貰いミッションコンプリート!

それにしても警備の厳重さがすごい。まず警備員が複数名で監視している。手荷物は預けなければならないしグッズ販売スペースに入るには金属探知機によるボディチェックを受ける必要がある。
まるでルパンの犯行予告でもあったかのような有様、もういっそ銭形警部も用意すれば完璧だったな(冗談です)

いままでの地点とは比べ物にならない数と種類のグッズが用意されている。
レジも複数人対応、初日は大盛況だったらしい
等身大タペ、めっちゃデカいし並ぶと迫力がある
アクキーとか缶バッジが売ってある。正直アクリルスタンドはコンプリートしたかったが、ごさるだけ売り切れていて泣いた。後日通販もあるらしいのでそちらに期待。
ミニ色紙。結構クオリティ高い
ズラリと並べられたコラボ生八つ橋、聖御院八ツ橋総本店なので味は保証されている。
中身は普通のニッキと抹茶味の詰め合わせだった。
ラバーマット
Tシャツとか色々
速攻で完売したがま口財布。こちらは再販の予定は今の所ないらしい
正直これが一番欲しくなるのも分かる、なんか京都っぽいし

とりあえずお見上げ用と自分用に八ツ橋を買い、部屋に飾るためにアクリルスタンドもまとめて買って高島屋を後にした。これにてほろ~かる京都篇は無事?終了することが出来た。

まとめ

今回初めてホロライブのイベントに参加して京都市内をあっちこっち回ってみた結論、めっちゃ楽しかった
というのもスタンプラリー形式であちこち京都の観光地を見て回れるのが予想以上に良かった。実は京都に住んではいるが普段観光地らしい所には全く行かないので京都の魅力を改めて知る事が出来る良い機会になった。中でも僕のお気に入りスポットは車折神社で、赤いもみじの紅と玉垣の朱色が混ざり合って美しかったし、まんがミュージアムでの作品紹介も趣向が凝らしていて楽しかった。
これが高島屋でのグッズ販売のみのイベントだったならここまで面白くはならなかっただろう。
悔やまれるのはやはり休館日だった京セラ美術館だ。仕事の都合上恐らく期間中に訪れる事は二度と叶わなそうなので本当に残念でならない。

移動手段にバイクを選んだのも正解だったと思う。1日で回っても十分に各スポットを観光する時間的余裕を作ることが出来たし、ツーリングも出来て一石二鳥だった。
懸念していた駐輪場問題も蓋を開けてみれば殆ど無料で停める事が出来る施設ばかりだった。

あと一緒に見て回ってくれる友人がいるのといないのでは全然楽しさのレベルが変わってくると個人的には思った。
等身大パネルの周りをスマホ構えてウロウロするのも地味に勇気がいるので、傍に友人が居てくれると大変心強い。

今回付き合ってくれた友人。有難うございました。

グッズを買う事の意義

今まで自分はVtuberのグッズを買う事には懐疑的な方だった。
勿論推しを応援する為に買うというのは理解できるが、使いも道も定まらないようなものを沢山増やすのは性に合わないというスタンスだからだ。
だが今回いくつかそれらを買ってみて不思議と満足気な自分に気が付いた、
それは今回買ったグッズには沢山の思い出が詰まっているからだと思う。

今回買ったりタダでくれたグッズ達、いろは殿だけいないの悲しすぎる。
後でちゃんと通販で買います。

最後に

今回のほろ~かるは京都篇とタイトルにある通り今後も別の場所で開催される様だ。もちろん機会があれば次も是非参加したい。
次は夏に北海道で開催して欲しいなぁ、北は宗谷岬から南は函館までエリアを拡大しよう。そうすれば夏の北海道ツーリングと兼ねて旅できるぞ!
これは流石にバイク脳過ぎるかw

【追記:2023年12月17日】

この日は仕事が早く終わったのでダッシュで京セラ美術館に駆け込んだ、閉館時間の30分前に滑り込んだが、結果は残念ながらチケット販売が既に終了しておりラプラスの音声ガイド付きで秋季常設展示を見る事は遂に叶わなかった。
しかし、ラプラスの等身大パネルにはたどり着く事ができたので改めてスタンプとボイス、そしてホロリーのARを楽しんで美術館を後にした。

閉館時間間際だというのにこんなにもホロリスが!
夜の外観も美しい京セラ美術館。次はイベント関係なしに展示見に行きたい。


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