THE DAYな日常 DAY25

スノーピーク

朝スノーピークの駐車場でみなさんに会った。その時点でしっかり自己紹介するはずが、タイミングを見失って自己紹介できなかった。

スタバでコーヒー飲んだ。気配りとして自分はカップを持ってくる、捨てるくらいしか意識できていなかった。奥様が手前に座っていたのもほとんど話していなかったのも意識的にされていたこと。
会長さんから大学のことを少し聞かれ、その後、取り組みを話してくれた。そこでいいことを言おう、いい質問をしようとばかり考えてしまい、話を聞く姿勢ができていなかった。
今日はコンディションがあまりよくないので、社長さん以外はオフで、社長さんと一緒に滑ることになった。

サーフィンのシェイプ作成の話

社長さんが自らサーフィンブランドを立ち上げ、CADを使って自分でサーフボードの設計をしているという話をしてくれた。ちょうどインターンで作ったプログラムと似た取り組みなのでとても興味深かった。
サーフボードはシェイプをCADで設計し、スタイロの塊をCNCで切り出し、最後にシェイパーと呼ばれる職人が表面処理や塗装、フィンの取り付けなどを行う。そのCADはshape 3Dというソフトで、各寸法を入力すると、図面と3D形状が生成される仕様で、UIは自分が作ったGHプログラムと似ているそう。日本のサーフィンの世界で、ある程度の上級者は自分でオーダーメイドの板を作るという文化が根付いているそう。一方で海外では、CADで設計することも一般的で、shape 3Dは割と知られたソフトで、唯一のシェイプ作成ソフトだそう。このソフトで設計された図面は売買ができ、世界中のシェイプ工場のCNCと繋がっている。図面をもとにボードが加工されると、設計者にお金が支払われる仕組み。
スノーボードとは、そこのお金の仕組みが違っていた。スノーボードは2次元で設計できるがサーフボードは3次元になる。そのため、形状を真似することが難しいからこそ、そのような設計料の取り方ができるのかもしれない。

設計データをシェイプ工場に送ると、1ヶ月くらいでテストボードが完成する。その後テストライドし、良ければ製品化、改善点があれば再度作成、テストを繰り返す。手順はTDHと同じ。自分のブランドのサーフボードをアート作品として世に出したいという言葉が印象的だった。フランクミュラーのショップにも置かれているらしい。

その話を聞いた後、レストハウスで休憩するタイミングで自分のプログラムを紹介した。設計のソフトとして売ることも考えられるし、それで作った設計図をボード工場に売ることもかんがえられると提案していただいた。

ニューフジヤでランチ

白馬の宿泊施設で清掃やシーツ交換の仕事をする従業員の寮が問題。
これまで、宿泊施設の近くに寮があったが、土地の値段が上がり、宿のオーナーは寮を売ったり、そこをさらに宿泊施設にしたりするそう。そうなると従業員は、賃料が安いが仕事場所から離れた場所に住まざるを得ず、最終的には車中泊で3泊とかして温泉に通うことになる。そんな現実が2年後には間違いなく来るそう。

モンクリ見学、五竜でバインの購入に同行した後、解散し、としさんとカフェに行った。

チャンスの掴み方

どうやったら印象に残るかを考える。立場が上の方だと、恐縮される態度は慣れているので、全く印象に残らない。そこでどうしたら、「こいつ面白いな」って思ってもらえるかを考える。すごさ、優秀さは印象に残らない。その場で気に入ってもらえなくても、1年後、「こんな奴いたな」って覚えてもらえたら十分。

1分の枠みんなにあっても、ちゃんと聞いてない。そこでちゃんと話しても印象に残らない。としさんは村ガチャの1分プレゼンをすごい早口で話して、爆笑されていた。これくらいすると印象に残る。
小谷に移住してきた時も、移住してまだ2週間くらいの時に、消防団の宴会があり、そこで一発芸を振られた。ええ、、、ってなるのではなく、いいんですか?!の姿勢でいたからこそ、受け入れられた。全力でふなっしーをしたらしい。

中古スノーボードの買取を渋谷でやっていても印象に残らない。白馬に住んでやってるから印象に残る。宮坂さんにお土産村ガチャ渡す時に、ぐちゃぐちゃの袋にわざと入れて持っていったそう。そうすると、絶対突っ込んでくれるから、お土産渡した時に、後で説明させてくださいと話す。それだけふざけているのに、裏に本質的な部分があるから印象に残る。飲み会に板持っていったこともある。

思い返すと、自分も印象に残るプレゼンをできていたことは何度かあった。プロダクトデザインの授業で、バナナ型アイスのパッケージを作った時は、アイスを実際に作って持っていき、教授に食べてもらった。卒業制作では、雪をテーマにした設計で、雪国からオンラインで発表した。これもふざけてると思われるが、本質を捉えていたのだと思う。

ホームパーティ -気配りと傾聴力-

話を回す、話を作ることは全く求められていない。うんうんと聞いているだけでいい。点をただ吸収して自分の中だけで線を作る。相手がわざわざ線を話してくれるわけはない。つまらない質問に答えるのも面倒。

接待でご夫婦で来ている時に、態度に差が出てはいけない。どちらも均等に気を配る。

間に座ることがありえない。シェイプの話してすぐ端に捌けるべき。自分の役割を見極める。

とにかくグラスとお皿を見る。洗い物、飲み物のサーブの率先が全くできていない。としさんがやってるのがおかしいと客観的に映る。

話を聞いてる感が全くない。話してる人の方を見て、笑うところは笑う。話がわからなくても、聞いてる感でいい。

できる人はできるんで。20代前半は残念ながらこれしか求められていない。仕事の能力は大体みんな同じ。佳一郎はできないのはわかっていた。でも絶対経験になると思って連れていくことにした。夜の会でシェイプ生成プログラムの話をした時に連れて来なよって話になって呼んだ。残念ながら、20代は気配りと傾聴しか求められていない。逆にそれだけで目立てる。

さら

夜、サラに電話した。完全に落ち込んでいた自分を励ましてくれて、本当にいい友達を持った。何から何までお世話になりすぎている。

これまで大きな挫折がなかった分、社会人になる前のこのタイミングで折れられたのはむしろラッキーだと思う。もし今日もうまくいってたら、天狗になってさらにもっと大事な局面の時に失敗するかもしれないし、その時の挫折のショックはさらに大きくなる。パレットに一色増えてよかったじゃん。

社会人なる前にこの経験できたのはまじででかいけど、自分のスタート位置はここかって思い知らされた。こんな夜中に電話付き合ってくれてありがとう。

今日の一件は完全に失敗だったが、本当にいい経験で忘れられない学びになった。

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