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【要注意!】内窓を設置する際に気を付けるべき3つの項目【DIY/リフォーム】

防音・防犯・断熱・結露抑止など
多くのメリットをもたらしてくれる
「内窓」(二重窓)ですが、
今回はそんな内窓を設置する際に
注意すべき3つの項目のお話です。

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内窓の設置時に気を付けるべき3つの項目

早速ですが3つの項目とは以下になります。

1.クレセントが干渉しないか
2.枠の有効スペースが十分にあるか(70mm)
3.カーテンやブラインド等に干渉しないか

順番に詳しくみていきましょう。

1.クレセントが干渉しないか

こちらに関しては事前に確認しておかないと
取り付けた後に既存窓の鍵の施錠ができない…
なんてことにもなりかねないので注意が必要です。

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もちろんこのような状態では
せっかくの内窓が台無しです。
本来事前に干渉するかどうかは
ある程度わかりますが、
万が一確認不足で干渉してしまった
場合の解決策としましては
「クレセントを削る」
「枠を前に出してかわす」

以上の2点で対応できます。
今回は枠を前に出して対処させて頂きました。
とは言え前に出しすぎると壁から窓枠が
出っ張る形で不格好になりますので
見栄えとのバランスを加味する必要があります。
※今回のお客様は事前に干渉するリスク説明済でしたm(__)m

2.枠の有効スペースが十分にあるか(70mm)

LIXILやYKKapなど各メーカー
「内窓」の枠見込み(前後の幅)は
70mmとなりますので(*引き違い窓の場合)
有効の見込み幅が70mm以上あるかを確認します。

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こちらで有効幅が70mm確保できない場合は
ふかし枠という枠を付け足しての納まりとなります。
但し、ふかし枠をつけると室内に窓が
出っ張るような納まりとなりますので注意が必要です。
(下記はふかし枠納まりの写真)

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3.カーテンやブラインド等に干渉しないか

既存の窓にカーテンやロールスクリーンがある場合も
内窓の枠に干渉しますので、こちらも要注意です。
またふかし枠をつける場合、窓全体が室内に
出っ張ってきますので、カーテンレール自体は
干渉しなくともカーテン本体に枠が干渉する
ケースもあるので注意しましょう。

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まとめ

以上、内窓を取付する際の
3つの注意点を説明しました。
細かなことかもしれませんが
事前にこれらの項目を
クリアにしておくことで
余計な手間や費用が抑えられるので
是非、覚えてもらえると良いかと思います。

スペースがない等の環境的な問題で
内窓がどうしもて設置できない場合には
既存窓枠はそのままで、ガラスのみを
「リフォーム用ペアガラス」にする方法や
あまり知られていませんが
YKKapの見込み幅が40mmと浅い内窓
マドリモ Lite Uという商品もありますので
是非、そちらもご活用下さい。

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合わせて読みたい

内窓やペアガラス等「窓リフォーム」に
関してご興味のある方は
さらに深堀したこちらの記事も
是非ご覧ください。
窓リフォームの基礎知識や
結露、防音などの対処方など
まとめております。

今回も読んで頂きありがとうございました。
今後も住宅に関する有益な情報を
随時発信していこうと思いますので
よろしくお願いいたします。

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