ハエはお金になる、ハエを鶏のエサに変え生ゴミも同時に処理するBetter Originがシード3.2億円を調達

Better Originの製品は、「自律昆虫ミニファーム」である。同社のX1昆虫ミニファームは、現場に設置される。農場主は、近くの工場や農場から集めた生ゴミをホッパーに入れて、ブラック・ソルジャー(black soldier fly)と呼ばれるハエの幼虫に餌を与える。
農場主は、近くの工場や農場から集めた生ゴミをホッパーに入れて、ブラック・ソルジャー(black soldier fly)と呼ばれるハエの幼虫に餌を与える。

2週間後には、通常の大豆飼料の代わりに、この昆虫を飼料として直接鶏に与える。さらに使いやすさを高めるために、コンテナ内のすべてが自動化され、ケンブリッジにいるBetter Originのエンジニアによって遠隔制御されているという。

このプロセスには二重の効果がある。農業の副産物である食品廃棄物を処理するだけでなく、ブラジルのような国々で森林破壊や生息地の減少と関係している大豆の使用を抑制することもできるからだ。
さらに、パンデミックが世界的な食糧サプライチェーンの脆弱性を露呈していることを考えると、Better Originのソリューションは、食糧と飼料の生産を分散化し、食糧サプライチェーンと食糧安保を守る方法であると同社は述べている。

ビジネスモデルは、システムをリースするか、農場に販売するかのどちらかで、おそらくサブスクリプションモデルを使用することになるという。

<感じたこと>

・ムスカなどハエに着目している企業も出てきましたね
・メタン生成菌とはかまだビジネス化しにくいのかなぁ
・バイオテックは熱いけど、どれくらい産業を壊すのかよくわからない

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