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トランステックとは

「Transformative Technology(トランスフォーマティブ・テクノロジー)」とは、脳科学や生体科学、心理学と情報技術を組み合わせたサービスや製品を通し、心身の健康や精神の「幸せ」の追求を目的とする技術のこと。

もともとは、2007年心理学博士であり起業家、ジェフリー・マーティン氏が始めた研究が起点。彼自身のの起業家としての成功が、何ら幸せにつながらなかったのがきっかけだそう。

没頭すればするほど、強烈なむなしさが自分を襲うようになった彼は
自分自身が満たされないのは、我々が生きている「資本主義」に欠陥があるからではないかと考えた。

現在の資本主義において、多くの人間を仕事に駆り立てているのは、競争や恐怖であり
私たちは、アテンション(注目)キャピタリズムとも呼ばれるようなデータの洪水の中にいる

彼はグーグルでデザイン倫理を研究していたトリスタン・ハリス氏は
「ユーザーがYoutubeを見続けるためには、どうすればいいか」といったテーマを徹底的に研究し、動画を途切れることなく再生し続けたり、
画面の隅に色々なリンクを貼ったりして、ユーザーの注意を絶えず引きつける(アテンション)研究を続けていましたと述べテクノロジーのあり方に警鐘を鳴らしている。

実際、今のYoutubeは一度見始めたら、ずっと見続けるように仕向ける仕掛けが随所に盛り込まれている。

自分の人生をレコメンデーションデータによって決められている人が増えている中で、トランステックの意義は、アテンションに惑わされることなく、自分の意志に気づくことを目指すこと。


マズローは亡くなる直前に、さらにその上に「自己超越」欲求という概念を置いた。「自己を中心とした『自己実現』では幸せになれない。人としての成長は、自己というエゴを超えた存在、他者や社会に貢献する状態になることである」というもの。

これも四段階あり
一段階は、「大丈夫感」が基本的にある状態。ポジティブとネガティブな感情の両方がありますが、客観性があり、距離がおけ、ネガティブな感情が引き起こされたとしても、早くおさまりやすい状態。
二段階になると、「二元性を超えた概念」成功や失敗、良い/悪い、優・劣などを超えて、全ては一つという視点(ワンネス)を獲得。
三段階では「単一のポジティブ感情(普遍的な愛や喜び、慈愛などがあわさった感覚)」だけになる。そして四段階では、自我や感情が無くなる状態に至る。

この超越した欲求をより多くの人が獲得がトランステックの発展により期待される。

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