独断と偏見で選ぶハロプロ各グループ入門アルバム
はじめに
今年で25周年を迎えるハロー!プロジェクト。そのなかで現在活動しているグループのなかから入門として初めて聴くならこの辺りのアルバムかな〜という感じで個人の独断と偏見で選んでみたいと思います。
その基準としては現在活動中のグループで「ライブの定番曲が収録されているか」とか「現在も所属しているメンバーが多い作品」とかを念頭に置いて【今の活動を追うきっかけ】となるように選んでみたので割と新しめの作品が多くなるかもですが最後までよろしくお願いします。
モーニング娘。'23
「16th〜That's J-POP〜」(2021年3月31日発売)
モーニング娘。は歴史があまりにも長すぎるので15期加入後に発売された現状の最新アルバム「16th〜That's J-POP〜」が個人的におすすめ。
収録曲15曲のうち7曲が既発シングル曲ではあるもののアルバムとしてよくまとまっていてとても良い作品。
アイドルソングのアルバムのタイトルに“That's J-POP”なんてつけられるのはモーニング娘。ぐらいだと思う。
ただ、2023年8月30日に発売される「モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~」というベストアルバム的なニューアルバムが今後のおすすめになると思います。
前作のアルバム以降に発表されたシングル曲から完全新曲3曲、「LOVEマシーン」「恋愛レボリュ-ション21」「ザ☆ピ〜ス!」といった名曲たちから「One・Two・Three」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「What is LOVE?」といったライブの定番曲の再レコーディングバージョンが収録されているので「モーニング娘。はこれを聴いておけば間違いない!」って感じになるかと…!
アンジュルム
「輪廻転生〜ANGERME Past, Present & Future〜」(2019年5月15日発売)
アンジュルムとしては1枚目のオリジナルアルバム。ディスク3枚組で全44曲という大ボリュームで“最強アンジュルム”を存分に感じることができるアルバムだと思います。
スマイレージからアンジュルムへの改名後のシングル(「大器晩成/乙女の逆襲」)から和田彩花さんの卒業シングル(「恋はアッチャアッチャ/夢見た 15年」)までを収録。
「大器晩成」「46億年LOVE」「赤いイヤホン」のようなライブでの定番曲から「交差点」「友よ」という卒業コンサートでの定番曲も収録されています。
Juice=Juice
「terzo」(2022年4月20日発売)
Juice=Juiceはライブの定番曲や人気曲がいろんなアルバムにバラけているのでどれか1枚だけを選ぶのは非常に難しいけど強いてあげるなら去年(2022年)に発売された3枚目のアルバム「terzo」(テルツォ)を挙げます。
工藤由愛さん、松永里愛さん、井上玲音さん、有澤一華さん、入江里咲さん、江端妃咲さんといった多くのメンバーの加入後初となるアルバムなので今のJuice=Juiceをおさえたいならこの辺りですかね。
ここ近年のJuice=Juiceの代表曲として君臨していてライブでも披露される機会も多い「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」や、ライブでは披露されていたものの長らく音源化されていなかった「プラトニック・プラネット」をすでに卒業したメンバーのボーカルも入れて収録するなど盛りだくさんの内容。
また、オリコン週間アルバムランキングやBillboardのアルバムチャートなどでも1位を獲得していてセールス的にも成功を収めたアルバムとなりました。
つばきファクトリー
「first bloom」(2018年11月14日発売)
つばきファクトリーのアルバムで個人的に大好きなのは2枚目の「2nd STEP」なのですが、初めてつばきファクトリーに触れるならやはり1枚目の「first bloom」をおすすめしたい。
つばきファクトリーというグループのカラーの基礎となっている“切なさ”、“儚さ”、“憂い”といったものを表現している楽曲が多く収録されていてつばきファクトリーのスタンダードとなる曲を楽しめると思います。
上記のような要素があっていわゆるアイドルソングの王道とされるような曲が個性的な曲が多いハロー!プロジェクトというくくりの中ではわりと異色に感じてしまうのもなんかおもしろい。
BEYOOOOONDS
「BEYOOOOOND1St」(2019年11月27日発売)
ハロプロの令和デビュー第1号グループとしてその勢いのまま1年目に発売された1枚目のアルバムがこの「BEYOOOOOND1St」(ビヨーンズファースト)です。
このアルバムはデビューシングル「眼鏡の男の子」をメインストーリーとしてそこから派生して他の登場人物目線のスピンオフ楽曲が多数収録されるなどアイドルとしては珍しいコンセプトアルバムになっていてこのサブスク時代にアルバム単位で通して聴くことに意味がある作品となっています。
BEYOOOOONDSは【CHICA#TETSU】【雨ノ森 川海】【SeasoningS】の3つのユニットが合体したグループなのですがその各ユニットの楽曲もアルバムには収録されていてその個性の違いなんかも楽しめます!
OCHA NORMA
「恋のクラウチングスタート / お祭りデビューだぜ!」(2022年7月13日発売)
OCHA NORMAは去年デビューしたばかりのグループでまだアルバムが発売されていないのでデビューシングルの「恋のクラウチングスタート / お祭りデビューだぜ!」をおすすめしたいです。
毎週ハロプロのグループが登場し、パフォーマンスを披露して悩める人たちにエールを送るという一風変わったドラマ『真夜中にハロー!』のオープニングテーマとして使用されていたのが「恋のクラウチングスタート」です。
落ちサビで三拍子のワルツ調になったあとに転調して大サビに向かう展開や歌詞全編を通して描写されるコロナ禍の日常の中で恋する気持ちにグッとくる素晴らしいデビュー曲だと思います。
ハロプロ研修生
「3-STARS」(2021年9月29日発売)
番外編としてハロプロ研修生のアルバムからも一枚。
とは言っても研修生のアルバムはこの「3-STARS」しか聴いたことがないので比較とかはできなのですがとてもいいアルバムです。
グループに加入してデビューする前の橋迫鈴さん、為永幸音さん、平山遊季さん、松永里愛さん、有澤一華さん、江端妃咲さん、石山咲良さん、豫風瑠乃さんや現在のOCHA NORMAメンバーたちの歌声が聴けます。
研修生といえど、もちろん楽曲のクオリティはガチ。つんくさんを始め、中島卓偉さん、児玉雨子さん、星部ショウさん、山崎あおいさんのような今のハロプロで名曲を作り続けている作家の方々、元アンジュルム/スマイレージの福田花音さん(現:巫まろ(METAMUSE))がこのアルバムに参加しておりとても豪華なアルバムになっているところも注目ポイントです!
おわりに
ハロプロ楽曲はSpotifyやApple Musicのような大手サブスクで配信されていないということもあって聴き始めるハードルが現代においては高いし、それに加えて過去のアーカイブがありすぎて何を聴けばいいのか分からなくてとっつきにくいかと思います。
中古のCDとかTSUTAYAのレンタルなどでもいいのでとりあえずいろいろ曲を聴いてみてほしいです…!
ハロプロを好きになってまだ1年半ちょっとの自分ですべての曲を網羅できているわけではないのですが、これからハロプロに興味を持ち始める人たちの手助けになれば幸いです!
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